横浜の存在価値
2008年 04月 01日
と思ったら、横浜は、敵地のファンの盛り上がりを見事に助ける3連敗。
どのチームに負けるのも悔しいですが、とかく阪神に負けるのが嫌な自分としては、最低勝ち越して球場の98%は占めているであろう阪神ファンを黙らせてほしかったのですが……。
明日からは、横スタでヤクルトと3連戦です(その後は、広島に移動して広島と3連戦)。
さて、表題の件ですが、別に横浜が開幕3連敗したから、このようなタイトルにしたのではありません。
前々からずっと思っていたことですが、近隣に住む人口の多さ、そして球場のアクセスの良さにもかかわらず、なぜ横スタには客が入らないのか?
「昨年(2007年)は、前年に比べて12.9%も観客動員が上がったじゃないか」という声もあるかもしれませんが、動員数がアップしたのは前の年が悪すぎた(12球団中10位)ということが大きいです。
また、楽天などは観客数こそ多くないものの、それは球場のキャパ上、絶対数が多くないだけで、客席の埋まっている「率」は横浜と比べてだいぶ高いのではないでしょうか。
平日の夜、スポーツニュースを見る度に目につくオレンジのシート。熱戦を繰り広げて、選手たちがお立ち台から呼びかけても、それに応える観客の数は決して多いとはいえず。
正直、自分もファンでありながら球場に行けない一人なのであまり大きなことは言えません(実際のところ、平日の横スタのナイターに行くのは、仕事が終わる時間を考えるとかなり厳しい)が、それにしても、阪神、日本ハム、楽天、さらにロッテなどのスタジアムの盛り上がりを見ると、「横浜の選手がかわいそうだな」という気持ちになってしまいます。
あまり悲観的なことは書きたくないですが、おそらく、明日のホーム開幕戦もオレンジのシートが目立つでしょう。
(同じく「客の入らない首都圏球団」という共通項を持つヤクルトが相手だけになおさら)
今シーズン、横浜がどのような順位になるかはわかりません。ただ、現在のような観客動員が続くようでは、大げさではなく、球団の存続(少なくとも、TBSの継続保有)問題にまで発展するのではないかと思っています。
巨人戦の開幕戦の視聴率が過去最低だったそうですが、もはや巨人戦の放映権料頼みの球団経営を考えていては、経営そのものが成り立たないでしょう。
そのためにも、安定した観客動員(特に、平日に観客を入れる工夫)が非常に大切になってくると思うのですが、発言などを聞いていると、そのあたりの危機感が横浜のフロントにあるようには見えません。
思い起こせば、3年前の“近鉄消滅“問題。
最終的には12球団という数は維持されたことで、「ファンの勝利、球団経営陣の敗北」といった結果に落ち着いたかにも見えますが、結局「なぜ、近鉄が消滅するにいたったか」の根元ともいえる二つの問題にはほとんどメスが入ることなく、その後も改善が見られません。
一つは、「少ない観客動員に対して、その当該球団フロントが有効な策を打てていない現状」。もう一つは「単独(あるいは少数)企業での球団保有の危険性」。
近鉄ファンだった方にはちょっと厳しい言い方になりますが、「近鉄が消滅した原因は決して球団経営陣のエゴだけではない」と思います。
「なぜ近鉄をなくすんだ!」と強く出れるほどの観客数だったか?
また、どんなに新たに球団を保有したいと思う企業があっても、1社で加盟料60億(当時)という膨大な出費に耐え得る企業を見つけることができたか?
もちろん、野球は「文化」だから、必ずしも生産性の問題だけでとらえてはいけないという意見も一理あると思います。しかし一方で、「少ない観客動員でも球団を保有し続けられるほど甘い時代ではない」というのも現実でしょう。
ニュースとしてはまだ表面に出てはきませんが、日本ハム・楽天など地方の球団、さらには阪神・中日などの老舗球団の地元が盛り上がっている一方で、横浜、そしてヤクルト、西武、オリックス…この都市圏4球団は、実は今、球団が生き残れるかどうかの岐路に立たされているのではないでしょうか。
次回また、このあたりのことについてもう少し詳しく書いていきたいと思います。
いずれにせよ、ベイスターズ、とにかく明日は勝ってくれ(^^)。



























