「野球」の力
2006年 08月 25日
近くで見ると思ったよりも小柄(といっても175cmぐらいはあるのですが)、横幅も、プロ野球選手に見られるような「背丈は低いけどガッチリ」という感じはしませんでした。
逆に、「この体であのピッチングをしたのかあ」と、改めてその凄さを感じました。
(ちなみに、表敬訪問の類をさんざん繰り返しているせいか、ナインはみんな無表情でした(^^))
今年の夏は、「久々に甲子園を見た」という人も多かったと思います。2連覇という「実績」では、駒大苫小牧が抜けているものの、各チームの力の差が比較的小さく、「群雄割拠」ともいえる様相。加えて、斎藤選手をはじめとして「見たい」と思わせる選手が数多くいたことが、その一因でしょう。
ちなみに、その例にもれず、僕も今年は久々に見てしまいました。
ただ、見方としては、「頑張っている高校生の姿は美しいなあ」という思いではなく、「こいつら、凄えなあ」という半ば感嘆の気持ちで試合を見ていました。
高校生で130km以上を投げるピッチング、それを見事に打ち返すバッティング、そしてピンチで難しい当たりが飛んできてもしっかりキャッチ、そしてしっかりスローイングをするレベルの高さには、改めて「この選手達は、15~18歳で、もの凄い次元での野球を突き詰め、そしてここまで勝ち上がってきたんだなあ」ということを思わせられます。
なお、早実が甲子園出場を決めた日大三高との西東京大会決勝戦も、甲子園の決勝に負けないぐらい、素晴らしい(そして野球のいろいろな要素が詰まった)試合でした。
さて、漫画家や小説家だったら恥ずかしくて書けないような結末(最後、斎藤投手と田中投手が対峙した場面なんてもう(^^))で終わった夏の高校野球ですが、これだけ盛り上がった底流には、「野球というスポーツの素晴らしさ」があると思います。
もちろん、連投にもかかわらずポーカーフェイスで投げ続けた斎藤投手(そして、湧き上がる弱気や体のキツさを振り切るかのように投げ続けた田中投手)らの存在が、これだけのフィーバーぶりを巻き起こしたことは事実だと思います。
ただ、野球というスポーツ自体が面白くなければ、これだけの熱気を呼び起こすことはなかったでしょう。
場面場面で、130km台と140km台のストレートを投げ分けていたといわれる斎藤投手の投球術(だからこそ、再試合でもあのピッチングをすることができたのかも。他に、試合後のアフターケア的な部分が昔より充実している、といった要素もあるようですが)、といった要素も含めて、改めて「野球」の持つ力に引き寄せられた夏でした(まだ終わってはいませんが)。



























