野球の厳しさを思い知らされた序盤戦
2006年 05月 09日
わが横浜は、ご存知のとおり、8勝20敗2分けと最下位に沈んでいます。
これまでのセ・リーグは、上位3チームと下位3チームとの差が開いていることもあって、4位の広島とはまだ4ゲーム差ですが、3位の阪神とは8.5ゲーム差という状況。
今シーズンを迎えるにあたって、阪神・中日・巨人といったところが優勝争いをするのではという声が多いなか、「いや、横浜も結構やるんじゃないか」と密かに期待していた横浜ファンは結構いたのではと思います(自分もその一人でした)。しかし、蓋を開けてみると、厳しい現実を見ることになってしまいました。
ここまで勝ち星を挙げられない原因は、いろいろあると思いますが、やはり一番に挙げられるのは、投手陣の悪さでしょう。
ここまでの防御率は6.10。実は今年のプロ野球は全体的に防御率がよく、セ・リーグ5位のヤクルトでも4.12という数字です。またパ・リーグも5球団が3点台で、最下位の楽天も今年は4.62で踏みとどまっています。
あの昨年の楽天の防御率でも、5.67だったということを考えると、ここまでの横浜の防御率は「投壊」といっても大袈裟ではない数字でしょう。
昨年は牛島監督のもと、三浦投手、門倉投手、クルーン投手ら多くの投手が、これまでのキャリアで最高の成績を挙げ、リーグ2位の3.68という防御率に終わりましたが、今年は、その陣容から、7勝を挙げたセドリック投手、序盤ローテーションを担っていた斎藤隆投手(16試合先発)、同じく前半戦ワンポイントとして活躍したホルツ投手(44試合登板)が抜けました。
上記の3投手が今年も在籍したとして昨年と同じ成績を残せたかどうかはわかりませんが、新たな投手の獲得は、高宮投手・三橋投手(ドラフト)、ベバリン投手、佐久本投手といった所にとどまりまり、正直「ちょっと補強が少ないのでは」という不安も感じました。でも「まあ何とかなるだろう」と思って迎えたペナントシリーズ。しかし、現実は甘くありませんでした。
「代名詞」ともいえるタメを作るフォームの修正を余儀なくされた三浦投手、昨年10勝を挙げたとはいえ、巨人と西武以外のチームでは成績を残せなかった土肥投手、同じく昨年二桁勝利+最多奪三振という成績を残したものの、これまでのキャリアの大半は防御率4点以上という門倉投手、毎年先発候補として名前が挙がるものの先発としてシーズン通して役目を果たしたのは森監督時代の2002年だけという吉見投手、そして故障で1年間登板していなかったベバリン投手という先発陣は、数試合を除き、試合を作ることもままならず。
先発が早い回で崩れた場合に重要となる2番手投手も、序盤は加藤投手が不調。ワンポイント候補として佐久本投手、急遽獲得したソニア投手も、相手の流れを止める役割を果たせませんでした。
さらには、木塚投手、川村投手、クルーン投手とすべてのセットアッパー・抑え陣が、満遍なく痛い目に遭いました(しかも1度だけではなく)。
ここまで登板した投手15人のうち、防御率3点台以下は、加藤投手と秦投手だけで、3番目にいいのがクルーン投手の4.50という数字には、「中途半端なボールで抑えられるほどプロの打者は甘くない」という現実をつきつけられた感があります(秦投手にしても、この前の阪神戦だけで評価するのは早いでしょう)。
木塚・加藤投手などはともかく、昨年がキャリアハイだった投手やここ数年実績を残せていない投手が多い陣容を考えると、昨年の好成績にあぐらを書いて補強を怠ったと言われても仕方ない今の現状です(財政上の問題があったのかもしれませんが)。数年前、シーズン中盤に、駆け込みでギャラード投手を補強した年もありましたが、ピッチングスタッフを揃えるという点で、横浜のフロントの対応は、かなり後手後手にまわっている感があります。先日、二軍でも成績を残せているとはいえない山北投手をトレードで獲得しましたが、今季に関しては、もう大幅な補強は望めないでしょう。
明日からは早くも交流戦が始まります。最初の相手は楽天ということで、多少戦いやすい面はあるかもしれませんが、その後は、日本ハム、ロッテと上位争いをしているチームとの対戦が続きます。楽天ファンの方には大変申し訳ないですが、楽天戦でたとえ抑えられたとしてもそれは今後のシーズンにむけての参考にならないでしょう。
今の横浜は、各投手が「自分の満足しているボールを投げられていない」状況で打たれ続け、にもかかわらず、その代わりになる投手もいないため、再びマウンドに登るという悪循環が続いています。たとえて言えば、昨年の巨人に近い状態といえます(しかも、今の横浜には上原投手にあたるようなピッチャーもいない)。
二軍に目を向けてみると、数字上は一軍に上がってもおかしくない投手が何人かいますが、果たして、牛島監督は何人かの入れ替えをするでしょうか?
現在、期待を裏切り続けている投手達は、なんとかもがいて、いい時のイメージ+ピッチングを取り戻してもらいたいと思います。
打線については、また次回書こうと思いますが、ここまで成績が出ないなかで、佐伯選手をこれ以上スタメンで使い続けるのは、チームのためにはならないと思います(とにかく戦い方を確立したかった昨年とは状況が違う)。
先日の阪神戦1戦目・3戦目では、終盤のバント失敗や勝ち越し点を取った後もう一つ押し切れなかったところが、敗戦につながってしまいました。
村田・内川・吉村選手、そして石井選手あたりは好調なので、何とかそのあたりを勝利につなげていってほしいですね。



























