2月にして、今年、初投稿です。
いよいよ、プロ野球もキャンプがスタート。
見に行ける人が羨まし過ぎますが(^^)、キャンプを見るうえでの大きなポイントの一つは、新外国人選手でしょうか。
投手の場合、なかなか近くで、ブルペンの「リリースからキャッチャーの捕球まで」を見ることはできませんが、野手の場合、バックネット裏から打撃練習を見ることができます。
かなり前ですが、中日のキャンプを見に行ったとき(※
当時のレビュー)、新外国人だったルナとクラークの打撃練習をバックネット裏で見ていて、ルナが広角かつ的確に捕えているのに対して、クラークの飛距離は出るものの打ち損じの多い打撃内容が気になりました。
実際に、シーズンに入ると、キャンプで感じた印象通りの結果となり、「フリーバッティングの内容は、(打撃投手のボールという条件ではあるものの)かなり参考になる」という思いを持ちました。
さて、いよいよ本格始動し、いち野球ファンとして、心躍る気持ちがありますが、そうしたなか、今回は、プロ野球に関して最近何となく思っている2つのことを書いていきたいと思います。
一つ目は、データとアナログ感覚のバランスという部分。
「見る野球」だけでなく「プレーする野球」についても、データの占める割合が著しく伸長している、現在のプロ野球。
今まで「感覚」だけで語られてきたことが、明確な数値によって表されることが技術の伸長に寄与している部分は明らかにあると思います。
ただ一方で、技術をつかむ感覚をデータに依存し過ぎると、技術をつかむ「感度」が落ちてくる可能性も頭に入れておく必要もあるのではないでしょうか。
昨今のデータに重きをおいた野球(プロ野球に限らず)については、イチローがたびたびコメントを発していますが、個人的にハッと思わされたのが、昨年末に放送されていた『球辞苑』(NHK-BS)の
「インロー」の回 でした。
いつものように、選手たちのインタビューを交えての深掘り、データに見られる傾向の紹介などで番組が進んでいきましたが、最後に出てきたのが、元ダイエー・巨人の吉永幸一郎。
入団当時は全くインローを打てなかったということですが、それを見た門田博光が「インコースを狙ったら打てないよ。ずっとアウトコースを狙いなさい」というアドバイスをしたとのこと。
(この話については、以前に読んだ、同じく吉永を取り上げた『プロ野球 いぶし銀のベストナイン』(澤宮優著)を読み返したところ、「右投手のインコースのスライダーが打てないんです」という吉永に対し、門田が「それは狙っているから打てないんだよ。外のシュートを狙っておけ」と言ったという記述がありました)
その後、試行錯誤を経て、内角打ちに関して、プロのなかでも一流といっていい技術を身につけた吉永。
もちろん、現在の野球でも、データによって表された数値や要素を自分の技術としていくには、それを自らの感覚に落とし込む作業が必要になると思いますが(その部分が最も秀でている野球選手の一人がダルビッシュかもしれません)、データに頼りすぎることによって、「思考」や「体の感覚(あるいは無意識)」の部分を研ぐことをおろそかにする選手が増えてしまうようだと、見ている人の心を動かすような選手は減っていってしまうように思います。
なお、「見る野球」「分析する野球」についても、データ偏重の潮流に、多少の違和感を感じます。
もちろん、セイバーメトリクスをはじめとする今までと違う角度からの野球の分析というのは、野球の新たな見方を提示しているという点でプラスの側面があると思います。
ただ、データではすくえないものというものがある、ということへの認識は必要だと思います。
現状、提示されているメジャーなデータに共通する部分で言えば、データの欠点は、多くが「個人」を対象にした要素であるため、「選手同士の繋がり」によって生まれる要素(プラス面、マイナス面とも)を表すことが難しいところでしょうか。
ただし、その部分も、遠くない将来、メジャーなデータとして明確化されていく可能性もあるかもしれません。
それこそ、試合中継中に、打順や投手の力量(疲労具合)から、そのイニングの得点確率が画面右下に表示される……なんてことも。
ただ、そうなってくると「果たしてすべてがデータ化された野球が面白いか?」という思いもわきます。
これは、野球の話にとどまらず、今後、社会全体が問われていく課題になるかもしれませんが、AIが当たり前になっていく社会が果たして面白いか?という部分にも通じるかもしれません。
それこそ、Google Mapsを見ながら運転することが当たり前の日常のなか、以前のような「運転する面白さ」を感じることが凄く減ったような感覚も…。
ちょっと話が広がり過ぎてしまいましたが、野球の話に戻って、データの活用自体は、現在のプロ野球にとって大事な要素かもしれませんが、ときに、それが「野球をより面白く」という部分を損ねてはいないか、という問いは、絶えずあって然るべきだと思います。
データに限らずですが、やはり「野球を面白く」という部分が、最も大事にするべきこと。
ただ潮流に流されるのではなく、時代が移り変わっても、その大もとの部分は、野球関係者、野球ファンが心に留めておくべきことではないかと思います。
と、ここまで、思ったよりだいぶ長く書いてしまったので、二つ目の「プロ野球に思うこと」については、また次回に書こうと思います。
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