2025年のセ・リーグのペナントは、阪神が優勝。
優勝が決まった9月7日時点で、横浜DeNAと阪神の差は、17ゲーム。
2年前、同じく阪神が優勝した2023年も
同じような記事を書いたが、この時も、阪神の優勝決定時点での横浜とのゲーム差は、今年とほぼ同じの16ゲーム。
しかし、今季は、7月上旬まで追いすがった2023年よりさらに早い6月下旬の時点で、阪神の背中は遠のいた。
今季の阪神の強さ(78勝45敗3分け、チーム防御率:2.12、得点:437、失点:296、得失点差:141)を考えると、他チームの優勝は難しかったかもしれないが、今年も「『優勝争い』すらできなかった」という事実は大きい。
今季、勝ち星を思うように積み重ねられなかった(9月7日現在で58勝62敗5分け)原因は、主に、下記の2つだと思う。
1. シーズン中盤の打線の低迷
ストロングポイントであるはずの打線が、6月から7月にかけて、長い低迷状態に陥った。
6月のチーム打率は.203。22試合で56得点。
7月は、チーム打率が.234と多少上昇を見せたものの、22試合で60得点。
2ヶ月連続で、1試合あたり3得点以下。
6/27~29の巨人戦では、3試合連続完封負け。
オールスター前後の7/21~30にも、5試合連続1得点以下(勝敗は1勝4敗)という時期があった。
6月は8勝14敗と大きく負け越し、7月も9勝11敗(2分け)と負け越し。
阪神が、6月こそ交流戦で苦しんだこともあり11勝11敗だったものの、7月に17勝5敗と驚異的なペースで勝ち星を重ねたため、この2ヶ月で10ゲームの差をつけられた。
オースティンの不在や宮﨑の不振という、目に見える要因はあったが、それだけでなく、ごく一部選手をのぞき、ほぼ全員が不振という状況だった。
正直なところ、低迷の原因については、外部からはわからないところが多い。
要因として、昨年からの打撃コーチ陣体制の変更、データ重視路線の弊害(あるいは、活用の仕方の誤り)、(横浜だけではないが)頻繁に入れ替えられる打順の影響……などいったことも考えられるが、憶測で語ることは、ここでは避けたいと思う。
ただ、チーム内部で、今回の不振の原因を明確につかんでおく必要があるだろう(8月以降、チーム打率も上がり得点も増えたことが、果たして、6・7月の教訓を生かしたことに起因するものなのか、それとも、単に投手陣が全体的に落ちてくる夏場であるからなどの要因であるものなのかといった分析も)。
2. バウアーの不振
昨年3位に入ったものの、優勝をするには先発投手が明らかに足りなかった横浜にとって、最重要課題は、計算できる先発投手の獲得、あるいは台頭だった。
しかし、現状をみると、日本人投手で、そこに割って入ってくる若手投手は見当たらず。
そうした状況でのバウアー獲得は、まさに、「横浜優勝」を実現させるための大きなピースだった。
しかし、ストレート系のボールの被打率は3割以上。もはやナックルカーブに「頼るしかない」というピッチングは、2年前とは違った。
2023年:10勝4敗 防御率 2.76
2025年:4勝10敗 防御率 4.34
結果は、残酷なまでに、数字に表れた。
残念ながら、バウアーは優勝の切り札にはなれなかった。
ただし、結果を見ると、優勝の切り札という役割をバウアー一人に託さざるを得なかったチームの状況自体に、「優勝争い」にすら加われなかった原因があるといってもいいだろう。
大貫、平良は、バウアーの中4日登板の影響で登板が不規則だったという事情を考慮しても、故障もあり、年間通して先発ローテを任せ得る存在にはなれなかった。
石田裕、そして竹田の存在に光は感じるものの、125試合中62試合の先発が外国人投手という状況は、長年課題だった外国人先発投手の成功度の向上という意味では評価できるものの、日本人先発投手の育成・獲得ペースの遅れの表れとも言える。
2018年ドラフト(3位)の大貫以降、先発ローテに定着した日本人投手は出ていない。
来季、各外国人投手の契約内容次第では、現在の先発ローテから大きく戦力ダウンする可能性もあることを考えると、現状の先発投手の土台は、かなり不安定だといえる(唯一の日本人ローテ投手である東も、かなり無理をしての投球に見える試合も見受けられる)。
藤浪の獲得も、先発ローテを「埋める」役割は期待できても、先発ローテの強化とまでは、現時点では、まだいえない。
DeNAになって以降、チームの課題を一つ一つクリアしてきた横浜だが、先発投手育成システムの確立は、まだ成しえていない、数少ない、しかし最も重要な課題であると思う。
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今季の阪神戦、5月までは、4勝5敗2分けと、ほぼ五分に戦っていた。
しかし、7月の5試合は全敗。8月の1勝2敗と合わせ、7月以降は1勝7敗で、トータル5勝12敗と大きく負け越している。
明日からは、敵地で優勝の瞬間を見せつけられるかもしれなかった、甲子園での3連戦。
昨年、日本シリーズ制覇を成し遂げた後、「来年こそはリーグ優勝を」と口にした選手たちは、何を思って試合に臨むか。
2025年のペナントは、あと18試合。
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