2025年シーズンも、間もなく折り返し地点。
交流戦も終了し、27日からリーグ戦が再開する。
その交流戦、横浜DeNAは、7勝11敗。
昨年、一昨年は、いずれも11勝7敗と勝ち越したが、今年は、貯金を減らす結果となった。
例年になく、パ・リーグがセ・リーグを圧倒したため、幸いにも、首位の阪神をはじめ他チームから離されることにはならなかったが、現時点でのチームの課題が顕在化した結果という見方もできる。
前回の記事では、簡単な交流戦プレビューを書いたが、今回は、簡単な振り返りを。
【6/3~5 vs 楽天(楽天モバイル2試合+郡山1試合)】
2戦目は内に抑えられ敗れたが、初戦のヤフーレ、3戦目の瀧中と、DeNAがそこまで苦手にしないタイプの投手が先発だったこともあり、2勝1敗と勝ち越し。
幸先のよいスタートといっていい、最初のカードとなった。
先発した東、ジャクソン、ケイの3人全員が7イニングを投げ切ったのも大きかった(東、ジャクソンは3失点。ケイは無失点)。
【6/6~8 vs 日本ハム(浜スタ)】
交流戦前半のポイントだと思っていた、リーグ首位の日本ハムとの対戦。
ここを勝ち越したのは大きかった。
しかも、伊藤大海、金村相手の試合で勝利。
3戦目は、代走での盗塁成功、そしてサヨナラ打を放った三森の存在が光った。
また、9回での同点劇、ウィックの回跨ぎ登板など、「優勝するにはこういった試合を取ることが必要」という試合でもあった。
2カード連続勝ち越しと、いいスタートを切った交流戦の風向きが変わり始めたのが、このオリックス戦だった。
初戦は九里、3戦目はエスピノーザに抑えられ、敗戦。
初見(あるいは対戦回数が少ない状況)では攻略が難しいと思われる宮城、曽谷の左腕2人が、ローテ的に投げてこないことを考えると、いずれかの試合は取りたかった(なお、2戦目は、攻略したとまでは言い切れないが、田嶋相手に、ジャクソンの好投〔7回無失点〕もあって勝利)。
3試合で放ったヒットは、わずか15本。以降のカードで続いていく「得点はおろか、ヒット自体が出ない」状況の端緒となるカードともなってしまった。
【6/13~15 vs ソフトバンク(みずほD)】
初戦のモイネロの攻略は難しかった(
前回のプレビュー記事で「DeNA戦登板の可能性は低い」と書いたが、1つ前のヤクルト戦が中8日での登板となり、リーグ戦とは違う曜日での登板に)として、ポイントは2戦目の上沢を攻略できなかったことか。
3戦目は、試合終盤まで接戦に持ち込んだが、前週の日本ハム戦に続き回跨ぎとなったウィックが失点を喫し、避けたかった3タテを喫する形となった。
指名打者には3戦すべて違う打者(松尾、筒香、戸柱)を起用したが、11打数0安打と全く機能せず。
昨年の日本シリーズの借りを返される形ともなった。
【6/17~19 vs 西武(浜スタ)】
両チームの先発陣を考えると、他の交流戦のカード以上にロースコアの展開が予想されたが、やはりそうした展開に。
初戦は、いまやNPBナンバーワンといってもいい今井に、17奪三振の完封を喫する。
2戦目は、これまた攻略が難しいと思われた隅田から3点を奪い、1勝1敗のタイに。
3戦目は、DeNAファン・西武ファン入り混じる形で楽しく現地観戦したのだが、結果的には、桑原の「逆転打か」という当たりを背走してつかんだ西川の好守が勝敗を分けた。
これで、3カード連続負け越し。交流戦通じての借金も3まで増えた。
【6/20~22 vs ロッテ(浜スタ)】
交流戦最後は、今季、リーグ戦では苦戦している、ロッテとの対戦。
しかし、初戦、打線はわずか1安打。投手陣も、楽天戦まで9試合のうち8試合でHQSを達成していたケイが、前戦に続き6回4失点で、完敗。
これで、4カード連続で初戦を落とすことに。
2戦目は、プロ初登板となる廣池に対し、牧、筒香、戸柱の3連続ホームラン。投げては、ここまでほぼ6イニング登板だった大貫が、もう少しでマダックス達成という完封。
そして迎えた3戦目は、初回から大荒れの展開に。初回のバウアー5失点から接戦に持ち込んだこと自体は、プラスにとらえてもよいかもしれないが、6回以降は、セ・リーグにはあまりいないタイプの横山はじめ、ようやく態勢が整えられつつあるロッテリリーフ陣に抑えられ、敗戦。
これで、バウアーは3連敗。
ということで、DeNAにとっては、厳しい結果となった交流戦。
ここから、3週間半、オールスターまでリーグ戦が続くが、これからポイントとなってくるであろう点を3つほど。
1. バウアーの起用法
開幕から3連敗のあと、4連勝(その間、4試合勝敗無しの登板あり)したバウアーだったが、ここに来て、また敗戦を立て続けに喫している。
先日のロッテ戦の序盤KOにより、一度抹消するかとも思ったが、抹消の気配は無し。
しかし、今季の打たれ方や投球内容を見ていると、今後の投球にも不安が残る。
頼れる球種が、ほぼナックルカーブのみ。ストレートの被打率は3割を超え、空振り率も2年前の来日時と比べて落ちている。
さらに、投球内容以上に心配なのが、果たして首脳陣がバウアーをコントロールしきれているのか、ということ。
中4日での登板は、なかなか揃えることができない先発陣のやりくりを楽にすると考えれば、チームにプラスの影響をもたらすかもしれない。
しかし、このままの投球内容が続くと、登板するほど敗戦の確率を上げてしまう、というマイナスのスパイラルに陥る可能性もある。
中4日ということ自体はまだいいとして、中4日かつ120球以上投げることもあるという、現在のバウアーの投球を見ていると、バウアーを抑える術が、現在のチーム内にあるのか、不安を感じる。
そうしたときに、監督の存在というのは大きいものだと思うが、果たして、三浦監督、あるいは首脳陣などが、バウアーの調子を見極めて、断を下す必要があるときには、しっかりそれをバウアー本人に伝えることができるか。
シーズン終盤を見据えての故障の予防という意味でも、チームにとって、ポイントとなる部分であると思う。
2. 7番・8番の打率向上
今季、ここまで、DeNA打線が思うように得点を上げられない原因の一つに、昨年(とくにシーズン終盤)のストロングポイントだった、下位打線の打率の高さという部分が全くないということがある。
昨年と今年の、7番・8番の打率・出塁率は、下記のようになっている。
(左が2024年、右が2025年)
〔7番〕
打率 .292 → .192
出塁率 .345 → .275
〔8番〕
打率 .240 → .175
出塁率 .299 → .234
7番は主に山本、あるいは佐野・筒香以外の外野手、8番はショートを守る選手が入ることが多いが、今季は、7番・8番の打率が1割台。
投高打低の傾向が強い今季のNPBだが、7番・8番いずれも打率が1割台なのは、セ・リーグのなかでDeNAのみ。
この状況を打開するには、山本の打撃復調、そして、いまだ打率2割前後の争いとなっているショートのなかで一歩抜け出す選手が出てくるかどうか。
今季は、一番打者にも苦労(打率:.229、出塁率:.285)しているが、この下位打線から一番打者のラインでも得点の可能性を感じさせてくれる打線が確立できれば、試合の勝敗に関してかなり先発投手の比重が大きい現在のチーム状況を変えていくことができるのではないかと思う。
3. 勝ちパターンにもう一人
今季のDeNAの勝ちパターンのブルペン陣はほぼ、入江、ウィック、伊勢、宮城の4人でまわしているといってもいい。
さらに言えば、ホールドポイントを見ると、ウィック・伊勢の16に対し、宮城はまだ5。
そう考えると、極端に言えば、入江、ウィック、伊勢の3人でまわしているといってもいい状況である。
これは、先発4本柱がかなり長いイニングを投げてくれる、というところもあるが、それだけ勝ちパターンで安心して登板をさせられる投手がいないことの表れでもある(他球団の中継ぎ陣のホールドポイントを見ると、DeNAの状況はかなり特殊である)。
そのことが、交流戦だけでウィックが回跨ぎ3試合という状況にも表れている。
しかし、これまでのような、先発陣がイニングをかなり投げてくれる状況が、夏場に入っても続くとは限らない。
そして、終盤へと続く優勝争いを考えると、勝ちパターンの投手が4人のみという状況は、あまりにも手薄である。
ただし、そこに加わってくる投手は、と考えたときに、すぐに名前が挙がる選手がいない、という現実もある。
山﨑、森原の実績組が現在ファームにいるが、圧倒するとまでの投球を見せてはいない現状、その復活を期待するのはまだ早いようにも思う。
一方、起用ペースを見ていると、期待値の高さを感じさせる篠木や松本凌といったところも、現在のファームの成績や投球内容を見る限りでは、そこに加わってくる可能性をおおいに感じられるとは言えず。
そうした状況を、フロントはどうとらえているのか。果たして、7/31までに新たな動きはあるのか。
27日からのリーグ戦再開初戦は、DeNAとわずか1ゲーム差の位置にいる巨人、しかも、苦手としている山﨑伊織が相手。
その後、来週は、中日、阪神との浜スタでの試合となる。
昨年と同じく、4チーム(シーズンの展開によっては中日も含めて5チーム)での優勝争いとなりそうな、2025年のシリーズ。
夏場に入るとはいえ、まだしばらくはロースコアでの試合が続きそうななか、「奪首」への道のりは続く。
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