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2025シーズン 横浜DeNA 5月上旬の現在地

2025シーズンも、5月2週のカードまでが終わった。
シーズン全体からすると、4分の1弱が終わったところで、横浜DeNAの成績は、16勝16敗2分け(5/11現在)。
首位阪神(20勝14敗1分け)からは3ゲーム差という位置にいる。

4月上旬の広島戦3連敗から4月下旬の阪神戦3連敗までは、かなり負けが込む状況(4/4~4/24は、2勝11敗2分け)で、かなり苦しかったが、その後は、ほとんどのカードで勝ち越したこともあり(4/25以降は連敗がなく、10勝4敗)、星を五分まで戻した。

ここまでの戦いをざっと振り返ると、開幕前の予想より打線がかなり低調。ただ、先発4本柱が総じて安定しているため、打線の低調さを補っている形。リリーフ陣で、一部、当初期待していた成績を残せていない投手がいるため、競り合いを落とす試合もあるが、入江、宮城という昨年は一軍メンバーでなかった投手2人の活躍もあり、リードを守り切る形での勝利も多い、といったところだろうか。

今回は、ここまでの戦いぶりについての雑感と、現時点で挙げられる、今後のシーズンにおけるポイントを書いていきたい(なお、それぞれの数字は5/11現在)。


【ここまでの雑感】

1. 打撃陣

現時点で、ファンにとって最も予想外だったのが、打撃陣が、総じて数字が上がっていないことではないか。

シーズンに入る前は、スタメンはおろか一軍の座にいることすら難しいほど層が厚いと思っていた外野陣だったが、筒香が全く打てず(打率.115)。
さらに、シーズン早々にオースティンが怪我で離脱したため、佐野がファーストに回る形に。
その守備力を買われてか、積極的に起用されている蝦名も、4月下旬まで打率1割台と、打撃面では戦力になっているとは言えず。
外野陣のなかでは、比較的数字を残していた梶原も、4月下旬からヒットが出なくなり、桑原の一軍復帰と入れ替えで、抹消。
開幕3戦目以降はほぼスタメンを張っている佐野も、打率.261、本塁打0、二塁打3(打点は14)という数字は、主力としては、物足りない数字に感じる。
なお、開幕戦では、梶原・蝦名・筒香だったスタメンは、直近のカードでは、桑原・度会・佐野と、全員入れ替わった。

さらに、オースティンの故障離脱はある程度予想していたものの、宮﨑がここまで不振となる状況は予想外。
宮﨑にしては珍しく三振数も多く(例年、シーズン通して20~40台だが、今季は81打席で早くも12三振)、打撃内容も悪かった。

また、昨年のストロングポイントだった下位打線の7番・8番の打率も、今季は、山本の打率が上がらず(打率.205)、森敬斗もレギュラーに定着できず、ということで、7番 .292→.161、8番 .240→.165と、大きく数字を下げている。
主力に関しては、牧が孤軍奮闘といってもいい状況で、そこに、様々な局面でその役割を果たしている三森の働きや、このところ、得点機での打点が目立つ佐野、はたまた先日サヨナラ打を放った林のような脇役の働きで、勝ちを拾っていっている状態。

桑原、オースティンが復帰したことで、厚みをやや取り戻した感もあるが、オースティンに関しては、今後再び離脱する可能性を想定しておく必要もあるだろう。
宮﨑の復調、梶原・森の再度の台頭も待たれるが、とにかく、2割5分以上打てる選手が、もう1~2人、スタメンに名を連ねてほしいところ。
場合によっては、シーズン中盤以降、打撃での存在感が増している(捕手としてもだが)松尾の野手起用という策もあるか。

なお、今季のプロ野球は、昨年に比べて、得点数が低い印象があるが、実際のセ・リーグ数字を調べてみると、昨年の3.22点に対し、今年は3.00点。

もちろん試合にもよるが、この得点数から考えると、「3点取ればいい勝負に。4点取ると勝利の確率がぐっと高まる」(なお、ここまでDeNAが負けた16試合で、もし4得点を挙げることができていたならば、7勝3分け6敗となる)。
そうした野球のやり方が可能かはわからないが、「9イニングを通じて、いかに4得点まで持っていくか」という考え方も、勝利を勝ち取る一つの道かもしれない。


2. 投手陣

まずは、先発陣。ここまでの主な先発投手の数字は、下記の通り(左から2番目の数字は投球回)。

東     6試合 40.1 防1.79 4勝1敗
ジャクソン 6試合 37.0 防1.46 3勝1敗 
バウアー  6試合 43.0 防2.93 2勝3敗
ケイ    5試合 35.0 防1.03 3勝1敗
平良    5試合 24.0 防3.38 1勝2敗
大貫    4試合 23.1 防3.47 0勝2敗

やはり、先発4本柱の安定度が光る。
東が、昨年ほどにはイニングを投げられていない感はあるが、開幕から3連敗スタートだったバウアーが、ここに来て調子を上げてきた。

優勝を勝ち取るには、5番手以降の投手に、もう1段、2段高いところを求めたいところだが、全体的には、現状では及第点以上。
なお、今後、二軍での成績、また、ローテの状況によっては、石田裕の再昇格、小園の今季初登板なども見られるだろうか。

一方のリリーフ陣。
一昨年の中盤からストッパーを務めた森原が、開幕には間に合わず。さらに、昨年、勝ちパターンで投げていたウイック、坂本も、開幕メンバーには入らず。
山﨑も、オープン戦の内容を見ると、もう一つ信頼感が乏しく、不安を抱えたまま開幕した今シーズン。
そうした状況のなか、ここまでのプルペンを大きく支えているのが、宮城と入江の存在であろう。
両投手とも、昨年は、不振、そして手術による長期離脱で、一軍の戦力とはならず。
しかし、今季は、開幕時、黄信号が灯っていたといってもいい、DeNAブルペン陣を見事に支えている。
また、開幕こそ出遅れたが、ウイックの早い時期での一軍復帰、また、好調も大きい。
中継ぎに戻った伊勢も、要所要所を締める働きを見せている。

ただ、勝ちパターンの前、あるいは、1~2点のリードを許す展開で投げる投手が、いま一つ不安定であるところが、今後のシーズンの課題となってくると思われる。
実績のある山﨑や森原がそのポジションで投げた試合もあったが、得点を許し、より苦しい展開を招いた。
昨年は、目立たない役割ながら、防御率1点台と安定した投球を見せた佐々木も、今季は、ここまで安定度を欠き、登録抹消となった。

5/11現在、DeNAの全投手合計のホールドポイントは25で、セ・リーグ最小。
阪神の38、巨人の47、広島の37と比べ、かなり少ない。
それだけ先発投手が長い回を投げているともいえるが、ここまで、勝ちパターンの継投が試されるケースが少ないことの表れともとれる。

シーズンが進み、優勝を左右する勝負所では、7~9回のリリーフ陣の安定は必須、さらには、その前のリリーフ陣の安定も求められる。
プロ入り2戦目にして悔しい思いを味わった篠木、再昇格を果たした中川虎ら、その座を埋める投手が一人でも多く台頭してくることが待たれる。


【今後のポイント】

いろいろ書きたいポイントはあるが、今回は3点にとどめる。


1. ショート

開幕スタメンに森敬斗が名を連ねたことで、ショート問題は、一応の決着を見たとも思った。

しかし、森の打撃の調子は上がらず、4月下旬に抹消(打率は.175)。

その後は、林、石上、京田の3人がスタメンとして起用されたが、それぞれ、打率は1割台から2割台前半と、レギュラーとして常時起用しようと思わせる数字は残せていない。
なお、森敬斗は、二軍で4割超の打率を残してはいるが、首脳陣は、一軍再昇格の基準をどこにおくか。
いずれにしても、「ショートがウイークポイント」であるチームが優勝を勝ち取ることは、かなり難しい。

前述のように、下位打線で2割5分以上打てる選手がいることは、他球団へのアドバンテージにもなるだけに、勝負どころに入ってくるシーズン中盤までには、このピースを埋めたい。


2. 対巨人戦

昨年、8勝16敗1分けと、大きく負け越した巨人戦。
今季はここまで、2勝4敗1分け。
シーズン前の予想通り、大勢-マルティネスから、得点を取ることは難しい。
ロースコアの試合が多いことが予想されるなか、その前に投げるリリーフ投手をいかに攻略するかがカギ。
また、先発から、直接、大勢-マルティネスへのリレーをさせないために、何とか、先発投手を6回までに降ろす方策も必要。

その先発陣に関して言えば、チームとして苦手にしている山﨑が絶好調ではあるが、この投手を攻略しなければ、優勝は無いといってもいい。
続く赤星、井上、グリフィンにも、今季抑えられている。
それぞれタイプが違う投手だが、それぞれの投手に対して、どういった攻略策を講じるか。

なお、交流戦開始前の3週間のリーグ戦中、巨人との対戦は無し。
次に対戦するのは、6/27からの、東京ドームでの3連戦。7月も3試合のみ。
そして、8月に、9試合が組まれている(9月は2試合。また、5/2の中止分が、どこかに組まれる予定)。この頃には、岡本も復帰しているかもしれない。
この8月に、果たして、巨人との痺れる試合ができる位置にいることができるか。


3. 対中日戦

どのチームとの対戦も大事ではあるが、今回は、さきの巨人戦と、この中日戦を挙げることとした。
DeNAにとって、中日戦は、ここ数年は、大きく勝ち越しているカード(2024年…15勝9敗1分け、2023年…16勝8敗1分け、2022年…18勝6敗1分け)。
優勝するには、分のいいカードを作ることは重要で、中日戦は、その一つとなり得るカードだが、ここまでの対戦は4勝4敗。
スコアを見ると、初戦、5-0で勝った試合を除くと、すべて、両チーム3得点以内という、超ロースコアといっていい状況(初戦をのぞく7試合合計で、得点・失点ともに、わずか10)。
そのなかで、2勝を献上しているのが、松葉。
今季の松葉は、防御率1.38と、他のカードでも好投を見せているが、とにかく、苦手となりつつあるこの投手の攻略は、中日戦で勝ち星を増やすにあたっての、大きなカギになる。
また、中日は、巨人以上に、勝ちパターンのリリーフ陣の安定度が高い(清水、齋藤、松山、マルテら)。
ここまで中日に勝った4試合は、すべて先行逃げ切りということが示すように、6回までには必ずリードする展開にもっていきたい。
なお、打者に関しては、細川が故障で離脱したなか、一番にマークすべきはやはり上林、次いで岡林、ということになるだろう。


明日5/13から、3週間ほど、セ・リーグとの試合が続き、その後、6/3からは交流戦。
「横浜奪首」への道のりが続く。

by momiageyokohama | 2025-05-13 03:05 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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