前回の投稿から間が空いてしまいましたが、いよいよ3月28日にNPBが開幕。
そこで、今回は、横浜DeNAのシーズンのポイントを4つ、そして、DeNAファンからの視点という部分を含めて、他の5球団の見立てを書いていきます。
(なお、昨年秋に予告的に書いた『「横浜・大洋・DeNA」35年史』の更新と、『プロ野球12球団 「育成力」「即戦力獲得力」ランキング』のリニューアルは、また書く時間がとれた時に……。その他、先日のボクシングの2大興行のレビューなども書きたいのですが、書く時間がなかなか取れません(^^))
まずは、横浜DeNAの今季のポイントについて。
1. 先発ローテの回し方
前回、キャンプからオープン戦までのポイントの一つとして、「先発5番手・6番手をめぐる争い」を挙げましたが、平良、石田裕がオープン戦で好投。平良に関しては、昨年、開幕カードで好投したものの、すぐ故障が発生し、結局一軍で投げたのは4試合のみということもあり、まだ安心はできませんが(^^)、それでも、大貫、小園、庄司らも含め、ある一定レベル以上の争いはできていると感じます。
となると、気になるのは、中4日で投げることが有力視されるバウアー含め、先発4本柱をどのように回していくのかということ。
この2年フル稼働している東は、ある程度疲労にも配慮した起用をするのではないかと思いますが、ジャクソン、ケイに関しては、どのような間隔で投げるのか。
中6日でまわす形ではないローテは、相手が中短期的な対策を立てにくい、というプラス面もありますが、各投手、登板間隔が一定ではない、という部分で、マイナスの要素が生じてしまう可能性もあります。
また、バウアーと、ケイ、ジャクソンとの関係性というのも気になるところ。
果たして、いかに、各投手が力を発揮できるローテとすることができるか。
起用のマネジメントに加え、各投手へのメンタルケアもかなり重要な要素となるかもしれません。
2. 一番打者
このオープン戦で、いま一つ、カチッとハマるものを見つけられなかったのが「一番打者」のように思います。
昨年中盤からは、梶原がそのポジションに入り(日本シリーズでは桑原が入り大活躍しましたが)、長年の懸案事項だった一番打者の問題がようやく解決したかと思われましたが、今年に入ると、また以前のような状態に逆戻り。
オープン戦では、梶原は一番に起用されず、蝦名を起用する試合が続きましたが、その蝦名も結果を残したとはいえず。
そして、開幕直前に、桑原が、デッドボールでの右手親指骨折で離脱。もう一人の一番候補・度会も、ようやく二軍で守備につき始めたところ。
オープン戦終盤の起用を見ると、「一番・蝦名」が濃厚な感じ(ただし、「一番・梶原」の可能性も無くはない?)ですが、そのあとに続く、牧・佐野・オースティン・宮﨑と並ぶラインアップも、この一番打者がカチッとはまらないと、その脅威は半減(逆に言えば、ハマれば倍増)してしまうと感じます。
打率の高い山本が下位打線に入ることもあり、イニングによっては「返す」役割も担う、一番打者。
他球団の脅威となり得る打線を構築する意味でも、DeNA打線にとって非常に大事なキーとなる部分だと思います。
3. 競り合い・リードした場面での7~9回の投手起用
森原が、やはり開幕には間に合わず(昨シーズン終盤は、回跨ぎ登板が数試合あったことも含め、かなり負担のかかる使われ方だったという印象。CSでベンチ登録を外れたこともあったことを考えると、キャンプでの二軍スタートという時点から、開幕に合わせるのは厳しいのかな、と思っていました)。
その他、昨年、勝ちパターンで投げていた、ウイック、坂本が不在。オープン戦では、ほぼ先発調整(最終的にはブルペンへ戻る形に)だった伊勢も、ここまで内容はあまりよくない、ということで、今季の一番の不安要素といってもいいのが、7~9回を投げる投手。
開幕一軍のメンバーを見ると、山﨑、篠木、そこに、伊勢、入江、中川虎、宮城あたりを入れ込む形、と推測しますが(颯、佐々木は、もう少し早いイニングでの登板と考えられる)、入江、中川は故障明け、山﨑も、オープン戦で失点を重ねた試合があったりと、まだまだ、完全に信頼できるという水準までには到達していないという印象。
特に、開幕2カード目の阪神戦(京セラ)は、終盤のブルペン勝負となる可能性があり、なるたけ早く、安定した勝ちパターンの投手起用を確立したいところではあります。
そのなかで、ポイントとなるのは、ルーキー篠木の存在、そしてやはり、「今年こそは」とファンも本人も思っているであろう山﨑のピッチングでしょうか。
山﨑は、この2年の森原のように、楽にカウントを作れる(バッターが見逃しやすいストライク球、ファールを打たせやすいボール)状況をいかに作れるか。
篠木はまずは、自分のボールを信じて、投げ込んでほしいところ。
なお、盤石とはいえない、今の一軍の陣容を考えると、坂本、ウイックの復帰、また、オープン戦では結構チャンスをもらっていた松本凌らの台頭なども待たれるところです。
4. ショート
「また今年もか…」というのが、オープン戦までを見ての、多くのDeNAファンのショートに対する思いではないでしょうか。
今年こそレギュラーを確固たるものに、と期待された森ですが、オープン戦の打率は、1割にも満たず。
オープン戦終盤は、故障で出遅れていた林がスタメンで起用される試合が多かったことを考えると、開幕のショートは林となる可能性が大きいと思われます(それとも、森を起用する可能性も無くはない?)。
また、ショートのレギュラー候補という意味では、キャンプ序盤は、ルーキーの加藤響が目立っていました。ただ、その後、オープン戦では結果を残せず、ファームへ。
結局、林と森の争い(京田も少しだけショートを守っていましたが)という形となりましたが、前述の一番打者同様、できれば、このキャンプからオープン戦で、森には、ショートのレギュラーを確固たるものにしてほしかったところです。
現状のDeNA打線だと、八番に入ることの多いショートを守る選手ですが、昨年のCSを見てもわかるように、ここに入る選手が、どれだけ打力のポテンシャルを持っているかは、打線の厚みに大きく影響するところ。
「やはり、ショートが…」という声が聞こえなくなるシーズンになれば、優勝の可能性が大きく開けてくる。そう言ってもいいほど、今季のDeNAにとって、重要な意味を持つポジションだと思います。
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さて、ここからは、DeNAファン視点からの、他の5球団についての、シーズン前雑感を。
【読売ジャイアンツ】
解説者の順位予想では、最も優勝予想が多い印象のある巨人。
昨年15勝3敗の成績を残した菅野の不在は、結構大きいと思いますが、それを他の先発陣がどれだけ埋められるか。
プラスの要素では、やはり、甲斐の加入は、肩に加え、そのリード力を考えても大きいと思われます。
一方、打線は、丸が開幕不在ということで、キャベッジが打つかどうかが、大きな意味を持つ形に。
そのキャベッジ、そしてライデル・マルティネスの加入の影響で、ケラーを二軍に落とさざるを得ない、というところは、地味にチームにとって痛いのではとも思われます。
阿部監督の、若手野手への厳しい発言は、今年も健在。
絶えず優勝を求められるチームであるがゆえの厳しさと考えることもでき、それがプラスの方向に働けば、チームにとっても大きな意味を持つとも思います。
DeNAとすると、昨年、最も負け越したチーム(8勝16敗1分け)。苦手としている山﨑伊織の攻略、吉川を打線のなかで有効化させないこと、さらに大勢につながれる前のプルペン陣でいかに点を取れるか(特に高梨の攻略は必要)が、ポイントとなると思います。
【阪神タイガース】
新加入のデュブランティエ、台頭の兆しのある門別、育成入団から支配下となったルーキー工藤、といった面々を見ても、今年もピッチャー陣の層が厚いなという印象。
打線も、オープン戦のチーム打率は12球団トップで、総合力を考えると、優勝候補として挙げられるのもわかります。
シーズンに入れば、藤川監督の投手・野手起用にも、注目していきたいところ。
懸念点を挙げるするならば、レギュラーポジションがほぼ固定(ショート・キャッチャーは2人の争いですが)という状況のなか、その選手が不調(あるいは故障離脱)となったときの、控え野手との差が、結構大きいこと。
昨年、優勝を逃した原因の一つは、二遊間のレギュラー野手が、大きく打率を落としたこと。
この二遊間は、ここ2年、レギュラー格の3人(中野・木浪・小幡)しか守っていないので、今年も打撃不調にあえぐようだと、得点力もかなり落ちると思われます。
DeNAからすると、やはり阪神のブルペン陣はいいので、できればブルペン勝負の展開には持っていきたくないところ。
ただ、どうしても、甲子園での試合は、ロースコアの試合となることが多いので、守備面において、1プレー1プレーの正確さがより求められるところ。
伝統的に阪神を苦手としているDeNA(横浜・大洋時代含め)ですが、三浦監督になってからの4年間は対戦成績はほぼ五分ということで、以前のような苦手意識はありません。
巨人と同じく、優勝を勝ち取るには、必ず倒さなければいけない相手だけに、直接対決で勝ち越して(昨年は11勝13敗1分け)、ペナントを優位に進めたいところです。
【広島東洋カープ】
昨シーズンは、9月に大失速し、首位から一気に4位にまで落ちた広島。
ポイントは、昨年と同じく、新加入の外国人野手2名ということになるでしょう(今年はモンテロ、ファビアン)。
昨年もそうでしたが、チーム内に、実績のある外国人野手がいるところへの加入ではなく、2名とも新加入であるため、結果が出なかったときにアドバイスできる外国人野手の不在という部分で、少しリスクをはらんだ状況ではあると思います(ヤクルトのオスナ、サンタナというケース〔2021年にそろって加入〕もありますが)。
今季は、現状、二俣に大きな期待がかかっている模様(ドラフト1位の佐々木は、オープン戦で故障離脱)。
昨年は、期待された田村が思うように伸びませんでしたが、外野陣や菊池の年齢を考えると、もう2名ぐらいは、若手野手の台頭が待たれるところ。
開幕前の順位予想では、4位に挙げる解説者が多い印象でしたが、外国人野手1名以上+若手野手1名の台頭(レギュラーの奪取)があれば、十分、優勝争いに食い込んでくると思います。
DeNAとしては、各先発投手に対しての攻略の見立てを確立しておきたいところ。加えて、森下は、一打者として抑える方法の確立も必須に。
【東京ヤクルトスワローズ】
個人的には、開幕前の評判ほど弱くはないと思っていますが、村上、そして、塩見の不在は、やはり痛い(復帰してきた山田哲人も開幕のメンバーには入らず)。
代わりに、茂木、赤羽らが入るとしても、どこまで(いつまで)それらの穴を埋められるか。
オスナ、サンタナ、長岡というラインナップは、他球団にとってもマークすべき陣容ですが、レギュラー陣3名を欠くなか、高津監督が、どういう野手起用をしてくるか。
故障者が戻れば強力な打線に比して、投手陣、特に先発投手陣は、やはり層の薄さを感じます(特に4番手以降)。
守護神と期待していたバウマンの不在もあり、ブルペン陣のマネジメントも、開幕から、いろいろな形を試しながら、最適解を見つける形となるでしょうか。
DeNAにとって、ヤクルトは、シーズンによって、その勝敗に大きなバラつきがあるチーム(昨年は、15勝10敗と勝ち越し)。
ときに、打撃戦での接戦という試合もあったりしますが、その意味では、試合中盤、差をつけられる展開となっても、相手投手の攻略の糸口をつかみ、1勝でも多く勝利を積み重ねたいところ。
【中日ドラゴンズ】
監督が代わり、新たな風が吹き込まれた印象もありますが、選手の陣容はそこまで変わらず。野手では、ずっと期待され続けている石川、投手陣では、先発のベテラン陣の復調を期待する、という状況は、正直、そこまでの目新しさは感じません。また、福永の長期離脱はかなりチームにとって痛手で、新外国人野手ボスラーも故障で開幕は不在。
落合監督の後、立浪監督まで5人の監督が指揮を執りましたが、いまだ低迷している状況を抜け出せていません。
チーム構築の問題点もあるでしょうが、ナゴヤドーム(バンテリンドーム)での戦い方の正解、さらには他の球場との差への対応策というものを、いまだ見つけきれていない感もあります。
明るい材料としては、評価の高い新外国人投手マラーが、どこまで活躍するか。そして、金丸の一軍デビューはいつになるかといったところでしょうか。
DeNAにとっては、セ・リーグのなかでは相性がいい中日(昨年までの10年間で、9度勝ち越し)。
ただし、マルティネスが抜けたとはいえ、ブルペン陣にはいい投手が揃っているので、試合中盤までに優位な展開を作っておきたいところ。
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ということで、日付変わって、今日、NPB開幕。
横浜にとって、本当の意味での「横浜優勝」をつかみとるためのシーズンが始まります。
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