さきの10/6にて、セ・リーグのペナント全日程が終了した。
横浜DeNAの最終結果は、71勝69敗3分けで、首位巨人と8ゲーム差の3位。
今永、バウアーという、リーグでも屈指の先発投手2人が抜けた状況、さらには、ブルペン陣の実績組の不振や故障があったなかで、Aクラスに滑り込んだという結果(広島の急激な落ち込みという状況はあったにせよ)は、よく戦ったという見方もできる。
ただ、優勝のラインが、例年に比べ低かったこともあり(2024年〔巨人)…勝率.566、77勝59敗7分け)、2023年〔阪神〕…勝率.616、85勝53敗5分け、2022年〔ヤクルト〕…勝率.576、80勝59敗4分け)、戦い方次第では、より優勝を争うようなポジションで戦えたのではないかという思いも残る。
細かい寸評は、後日また書こうと思っているが、今回は、ひとまず現時点で、今季の戦いについてざっくり感じたことを記していく。
大雑把な言い方をすれば、今季の横浜DeNAは、「リーグでも屈指の打撃陣が、先発・ブルペンとも弱い投手陣をカバーする」という形だったが、最終的には、カバーしきれなかった。厳しい言い方をすれば、この投手陣(全体)の成績で優勝できるほど、ペナントは甘くなかった、と言えるかと思う。
例年、「強力打線」と言わる割には、チーム全体の数字はそこまでではないことの多いDeNA打線だが、今季は、打率(.256)、得点(522点)・打点(508点)、OPS(.687)が、いずれもリーグトップ(また、犠打(85)はリーグ最少、三振(922)もリーグ最少)。
一方、防御率(3.07)、WHIP(1.26)、QS率(51.0%)は、いずれもリーグ5位(最下位は、いずれもヤクルト)。
前述したように、先発、ブルペンとも、「陣容を整える」段階まではいかず、「やりくりに終始」した1年だった。
打線に関して、個人名を挙げるならば、大きかったのは、オースティン、梶原、そして、山本の存在である。
昨年、一昨年と、ほとんど一軍の戦力となっていない状況(2022年…38打席、2023…54打席)から、今季、オースティンが、シーズンをほぼ完走したことは、チームにとって極めて大きい戦力アップとなった。
契約としては、来季(2025年)は球団がオプションを保有すると報道されており、球団の考え方によって残留するか否かが決まるが、なにせ、出場した年と出場していない年の貢献値の落差が激しすぎるので、果たして、球団がどういう決断をするか。
一方、
2月に書いたブログで、長年のDeNAの課題である「一番」としての可能性を秘めていると書いた梶原。
開幕戦でのスタメン起用では、3打席連続三振で途中交代。その後、4月下旬には登録抹消。レギュラー奪取のチャンスを逃したかに見えたが、5月末の再昇格後は、上位に定着し、それこそ、その欠場がチームの大きな戦力ダウンとなるまでの存在となった。
その高い身体能力に起因するのか、やや故障率が高いような部分も見受けられるが、今後、さらなるスケールアップの可能性も感じさせてくれる、非常に期待値の高い選手となった。
「期待値の高い」という部分では、山本祐大も、打撃において、非常に期待が持てる選手となった。
「捕手の打撃力」も、DeNAの長年の課題だったが、400打席以上立っての、打率.291、出塁率.340、37打点という数字は、今季は捕手陣の打撃が総じて低調だった他球団に対して、大きなアドバンテージとなった。
以前のブログで、捕手の打撃の基準ラインとして、
2013年の鶴岡の数字(主に、8番打者として、打率.250、出塁率.312、40打点)を挙げたことがあったが、打率は、その数字を大きく上回り、これまた、DeNAの課題である「宮﨑以降の打順の打撃力」という部分もフォローしたその活躍は、DeNAを3位に留まらせた大きな一因とも言えるだろう。
懸念を挙げるとするならば、今後、山本・松尾(どちらを起用していくか)問題を、どうするかという部分になろうか。
一方の投手陣。
まずは、先発陣を見ると、それこそ、東に頼りっ切り、といってもいいシーズンだった。
シーズン最終盤は、やや崩れたが、そこまでの活躍(昨年から32試合連続QS)を考えると責められない、というより、来季以降、「この2年間、エースとして投げ続けた疲労の影響が出なければいいが」という心配が先に立ってしまう。
続く2番手・ジャクソン、3番手・ケイについては、その存在が無ければ、優勝争いやAクラスに食い込むことはできなかったのは間違いないのだが、優勝を勝ち取るには、この2番手・3番手が、もう1ランク上の投球を見せる投手でなければ厳しい、という現実をつきつけられる結果ともなった。
ただ、先発陣に関しては、何より、大貫、平良、石田、濵口といった中堅陣が、期待を大きく下回る成績に終わったことが痛かった。
この
ブログで、たびたび挙げている「
優勝に必要な先発勝利数:54勝(先発1・2番手…24勝、3~5(6)番手…24勝、その他…6勝)」という数字に対し、今季のDeNAの先発陣の数字は、下記のようになる。
●1・2番手 … 21勝(東13・ジャクソン8)
●3~6番手 … 18勝(ケイ6・大貫6・石田裕4・濵口2)
●その他 … 9勝(石田健2・吉野3・中川颯2・平良2)
合計 48勝
48勝という数字は、54勝に6勝足りないが、改めて、東にかかる比重が大きすぎるという状況が目を引く。
加えて、上記では、石田裕、濵口を3~6番手に入れたが、それぞれ登板数は12試合、11試合で、それこそ、故障離脱などもあった大貫も含め、「ローテを組む」こと自体に汲々とした1年だった。
一方、ブルペン陣については、
交流戦終了後のレビューでも書いたが、最終的には、一年を通じて一軍で投げ続けた投手は、森原のみ、というところに、今年の状況が集約しているようにも思える。
優勝を狙うには、勝ちパターンの7~9回を投げる投手に加え、その前のイニングを投げる投手についても、一定以上の安定度が求められるのだが、正直、イニングを埋めていくのに精一杯という状況は、ときに痛々しさすら感じ、実際、徳山、中川虎という前半戦のブルペンを支えた投手2人が、シーズン途中で、今季の登板は終了という状況を余儀なくされた。
シーズン終盤になっても、安定した勝ちパターンというものがなかなか見えない状況に歯がゆさを感じる反面、それぞれの投手が一杯一杯の所で投げていることも伝わり、これ以上を求めることへの躊躇いも感じたというのが正直なところである。
なお、セーブ・HP合計数のチーム内上位6名の成績は、下記の通り。
●森原 58試合 防2.41 2勝6敗29S11H
●伊勢 37試合 防3.62 2勝3敗18H
●ウェンデルケン 28試合 防1.71 1勝1敗16H
●山﨑 37試合 防3.28 3勝4敗4S11H
●坂本 48試合 防2.20 1勝1敗13H
●ウィック 43試合 防2.60 5勝1敗1S11H
※山﨑は、先発での1登板を除いた数字
上記の投手に加え、徳山、中川虎、佐々木、京山、そして、先発での登板(6試合)もあった中川颯などが、ブルペンを支えたが、時期によっては、リードした場面での7・8回の登板パターンも流動的な状況は、かなり厳しいものがあった。
最後に、さまざまな意見がある、三浦監督の野手起用について。
ファンの一意見としては、リードした試合での、固定パターンとも言える、守備固めの選手への交代策は、あまり賛同できなかった。
こうした起用は、前任のラミレス監督も行っていたし、それこそ、原監督などもよく使っていた交代策である。
ただ、ブルペン陣が強力とは言えない状況下で、もし追いつかれた場合に、交代策による打撃力ダウンにより一気に勝利の確率を減らすことにもなるこうした交代策は、性急に過ぎるのでは、と感じることも少なくなかった。
ただし、現在のプロ野球の選手起用、さらには作戦の選択は、必ずしも、監督自身の判断によるものではなく、作戦などを担当するコーチや、統計を取られたデータをかなり重視しての判断という可能性もある。
そうした内部の指揮系統的な部分についてはどうしても推測になってしまうので、具体的に「○○の○○がどうだったから」といった言及は、以前のプロ野球に比べて難しいところもある。実際、現場での選手交代・起用などのプロセスは、ファンから見えるものとは、また違う部分もあるかもしれない。
また、これは、監督に責任があるかどうかはわからないが、戦力ダウンを補う策として、多少、起用が不規則になったり登板過重となったりするところは仕方がないにしても、先発も含め、投手陣にここまで故障者が続出した原因は、チーム全体の問題として、今後に向けての予防策も含め、共有する必要がある事項だと思う。
今週土曜からは、阪神とのクライマックスファーストステージが始まる。
選手が、コーチが、監督が、果たして、この舞台に、どういった思いで臨むのか。
今季のペナントの結果に対してそれぞれの感情を抱えたファンは、注視して見ている。
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