ジャ BCFCEC-BCBA
濵口 C-EC-------B
中颯 E---B-FBEE-
ケイ -ECCABBABBB
小園 -F---------
石健 ----ACBACF-
森唯 ----------F
石裕 ----------CA
これを見ると、東が、もはや「特大」と言ってもいいぐらいの大黒柱として活躍。
5勝0敗と、自身の成績としては敗戦もない。
なお、勝敗がつかなかった試合が7試合あるが、この7試合のチームとしての成績は、3勝4敗。
東の成績と合わせると、8勝4敗。
東の投げる試合でできるだけ貯金をしたいチーム状況を考えると、できればあと2試合ぐらいは勝っておきたかったところでもある。
なお、開幕1週目は、東から始まり、平良・大貫・ジャクソン・濵口・中川颯のローテ。
なかでも、平良は、プロ初完封まであと一人というところまで迫るピッチング。
今季の活躍をおおいに期待したが、その1試合で、故障離脱。
(現在は、ファームの試合で投げ始めている)
代わりにローテに入ったのが、ケイ。
入団当初は、エスコバーに代わる中継ぎ左腕として起用される形かと思っていたが、徐々に先発としての調整にシフトし、2週目から先発で登板。
初めのうちは、「好投していても、中盤に…」という登板が続き、「替え時が難しい投手だな」という印象もあったが、徐々に安定感を見せ始め、直近では3連勝。
このところ7試合連続でQSを達成しており、開幕前の構想からすると、いい意味で予想が外れたといってもいい活躍を見せている。
一方、東に続く2番手、3番手としての活躍を期待した、大貫、ジャクソンは、ともに、ここまで満足できる成績とは言い難い。
大貫は、6イニングを投げられない試合も多く、「QS達成も敗戦投手」となる試合が続いたこともあり、ここまで7敗を喫している。
ジャクソンも、最初の6試合でQS達成は1度のみ。
ただ、その後、ここ4試合ではQSを3度達成(うち、一度はHQS)と、期待していた実力を見せ始めつつある。
なお、5週目からは、開幕からローテに入るも信頼に足るピッチングとまでは行かなかった濵口に代わり、石田健、そして、再び先発としての起用となった中川颯が、ローテに名を連ねた。
その後、5月中旬(7~9週目)には、10試合連続QS達成という時期(ただし、その間のチームの勝敗は、打線が低調だったこともあり5勝5敗)もあったが、10週目に、石田健、中川颯が、相次いで故障離脱。
「果たして、先発6枠をどうするか」というところで、一軍昇格した石田裕が2戦連続で快投、というのが今の状況である。
(
前回の投稿で、「正直、現在のファームで、一軍のローテで大きく活躍することが想像できる投手は、あまりいない」と書いたが、石田裕が、見事にチームのピンチを救う活躍を見せてくれた)
なお、直近の先発6人は、東・ケイ・ジャクソン・大貫・濵口・石田裕。
むこう1ヶ月を見ると、オールスターまでの4週中3週が週6試合(再開1週目が週5試合)となる。
石田裕、中川颯が故障離脱、ファームで投げ始めた平良もまだ1試合4イニングほどの登板ということを考えると、「先発ローテ6人をギリギリ確保している」という状況とも言える。
今後、オールスター明けから9/1まで週6試合が続くということを考えても、少なくとも「あと2人」は一軍で投げられる先発投手を確保しておきたいところである。
2. ブルペン陣
ブルペンの陣容というのは、どのチームもなかなか当初の予想どおり行かないものだが、それにしても、今季の横浜DeNAのブルペン陣は、開幕前に描いていた姿とは、大きく違うものとなった。
開幕時の陣容と現在の陣容は、まるで別のチームではというほどの変わりようである。
そうしたなか、開幕からここまでブルペン陣を支えてきた数少ない投手が、森原と徳山の2人。
●森原〔26試合 防2.13 15S・5HP・2敗〕
●徳山〔23試合 防1.90 7HP〕
森原については、オープン戦終盤のピッチングを見る限り、開幕直前の時点では、ストッパーはおろか、一軍も厳しいのではとすら思った。
開幕戦でストッパーを任されて以降は、2敗こそ喫したものの、総じて安定したピッチングを見せてくれている。
森原のストロングポイントは、2ストライクまでのカウントで、簡単にストレートでストライクをとれるところ。
その点では、四球数こそ少ないものの、ストライクをとるのに汲々としている山﨑とは対照的である。
バッターがいとも簡単に、1ストライク目、2ストライク目を見逃している姿を見ると、実際にバッターボックスに入ると、無意識のうちに、始動が遅れてしまう部分があるのかもしれない。
徳山は、ドラフト2位で入団するも、一軍登板無しで迎えた3年目のシーズンだった。
ここまで、さまざまな場面での起用となっているが、開幕から8試合連続無失点、チーム2位の登板数で防御率1点台と、ほぼ総入れ替えといってもいいブルペン陣を、開幕から支え続けている。
では、他の投手たちはどうだったか。
下記、開幕~5月まで、そして6月に入ってからの主なブルペンの陣容を記してみる。
【開幕~5月】
●山﨑〔19試合 防2.55 8HP・3S・2敗〕▼6/7抹消
●ウェンデルケン〔4試合 防2.25 4HP〕▼4/12抹消
●伊勢〔16試合 防5.79 10HP・2敗〕▼5/31抹消
●上茶谷〔12試合 防4.30 2HP・1敗〕 ▼4/29抹消 △5/26登録 ▼6/8抹消
●石川〔15試合 防1.93 2HP〕▼5/26抹消
●松本凌〔8試合 防2.89 1HP〕▼5/6抹消
【6月】
●ウィック〔6試合 防1.50 3HP・1S〕△5/31登録(※1)
●坂本〔16試合 防0.59 4HP〕△5/8登録
●佐々木〔5試合 防2.70 1HP〕△5/26登録
●京山〔4試合 防0.00 3HP〕△6/2登録(※2)
●中川虎〔14試合 防1.88 2HP〕△4/28登録
※1 ウィックは4/10に一度抹消。上記成績は、5/31登録以降の数字
※2 京山は5/12に一度登録されたが、登板の機会なく、5/22に抹消
開幕時点では、勝ちパターンの継投は、伊勢-ウェンデルケン-山﨑-森原というイメージがあったと思う。
しかし、ウェンデルケンが、4試合投げたところで、右肘の炎症ということで抹消。
伊勢は、5月中旬まで、13試合中11試合で無失点という投球をしていたが、5月下旬、2試合続けて3失点という登板があり、5月末に抹消。
山﨑は、4/24の阪神戦で大逆転負けをくらったということはあったものの、5/24まででみると、その阪神戦以外の13試合はすべて無失点と、数字上は安定した投球を見せた。
ただ、数字ほどの安定感は感じられず、5/11以降に登板した10試合中9試合で安打を許している。6/6の試合で2敗目を喫した後、抹消となった。
石川、松本凌という若手投手2人も、防御率だけ見ると及第点の成績に見えるが、石川は被打率が.288、松本凌は9.1イニングで四球5・死球2、また左打者の被打率が.333(対右打者は.000)と課題が見え、2人とも5月に抹消された。
そうしたなか、昨年までとは違う投球を見せたのが、坂本。
昨年までと比べ、チェンジアップでストライクをとれる割合が増え、ここまで登板した16試合中、失点を喫したのは1試合のみ。
また、4月初めに一度抹消されたウィックも、5月末の再登録以降は、間隔を開けた登板とはなっているものの、6試合中5試合が無失点と、チームの勝利に貢献している。
また、ファームでずっと安定した投球を続けていた佐々木(防御率0.89)、一方、ファームでの成績は必ずしもいいとは言えなかった京山(防御率6.00)の2人も、6月に入り、ブルペンの戦力となっている。
ただし、中川虎も含め、各投手、HPを記録する登板はまだあまり無いことに見られるように、現在のブルペンの陣容は、「勝ちパターンが固まった」と言えるまでの状態ではない。
今後、現在ファームにいる投手たちの復調がなければ、優勝を狙えるブルペン陣にはならないだろう。
なお、DeNAとしては、投手の育成力が長年の課題(それこそ、砂田以降、チームで育てたと言えるような投手が出てきていないなか〔cf.
12球団の「育成力」「即戦力獲得力〕)、今季、徳山・坂本が大きく成績を上げた状況に、ここまで名前を挙げなかった投手も含め、投手陣の底上げへの期待も感じている。
今シーズンのセ・リーグは、現況を見る限り、最後まで混戦になる可能性がある。
さらに言えば、例年にも増して、投高打低の様相があり、互いに3~4得点以内の接戦をいかに取れるかが、優勝できるかどうかの分かれ目になるだろう。
(ちなみに、交流戦での「両チーム4得点以内、かつ、2点差以内という試合」のDeNAの勝敗は、4勝2敗だった)
まずは、明日からの甲子園での阪神戦、そして新潟・浜スタでの巨人との2戦。
相手に「今年のDeNAは強い」と思わせる試合をしていきたいところである。