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2024シーズン 「横浜優勝」実現のための3つのポイント

プロ野球のキャンプも、はや2週間以上が経過。

先週末からは、練習試合も始まった。

キャンプ・オープン戦は、シーズンを戦っていくうえで、いろいろなことを試行する時期。
横浜DeNAも、当然、様々な部分でクリアすべき課題があるが、そのなかでも、今季の大きなポイントは、下記の3つではないか。

1. 先発投手6枠で投げられる投手の確立
2. 出塁率.320以上見込める、一・二番の最適解
3. ショート

ということで、今回は、この3つについて見ていきたい。


1. 先発投手6枠で投げられる投手の確立

正直、今季の横浜DeNAのチーム成績への影響度は、このポイントが7割以上を占めると思う。

昨季の先発登板試合数は、東24、石田23、今永22、バウアー19、大貫13、濵口13、ガゼルマン13、平良11、坂本2、笠原2、上茶谷1。

このなかで、今季は今永とバウアーがいない(なお、バウアーについては、本人や三浦監督のコメントを聞く限り、残留の可能性はほぼゼロと考えた方がいいだろう)。
さらに、エース格だった2投手に加え、退団したガゼルマン、笠原の登板数も足すと、56試合。
果たして、これだけの数字をどう埋めていくか。

現時点で、先発陣に入ると思われるのは、下記の投手たち。

 東 大貫 ジャクソン 石田 濵口 平良 
 森唯 深沢 小園
 (上茶谷 松本凌 入江 ケイ?)

上段は、現状、6枠に入ってきそうな投手。
ただ、昨年飛躍を遂げた東、過去2度二桁勝利を挙げている大貫はともかく、NPB1年目となるジャクソン、規定投球回到達は1度のみの石田、昨年QS達成わずか5試合の濵口というラインアップは、かなり心許ない。
なお、平良に関しては、昨年終盤の安定度、また、故障明け2年目を迎えるということもあり、場合によっては東・大貫に次ぐ3番手となる活躍を期待している。

中段は、その他のローテ候補。
ただ、キャリア自体は申し分の無い森唯斗だが、先発で5イニング以上投げたのは、昨年の4試合のみ。
また、昨年オフから名前の挙がることの多い、深沢・小園の高卒3年目の投手2人も、二軍でまだ出色と言えるほどの成績を残してはいないことを考えると、過大な期待は早い。
(なお、小園は、際立った球種で抑えるというより、配球を含め、総合的な力で抑える投手だと思うので、一軍での活躍にはまだ時間がかかるのではと思われる)

そう考えると、「先発6枠を『埋める』ことすらできないのでは」という不安が募る。
上段・中段で挙げた投手の調子によっては、現時点の構想としては昨年のような先発が早いイニングでマウンドを降りたときに投げる役割を担うであろう上茶谷、適性的にはブルペンの方が合っているのではと思う松本凌人の先発起用。さらには、入江の先発再転向、当初中継ぎでの起用かと思われたケイの先発起用といったことも考えなければいけないかもしれない。

その意味では、昨年・一昨年のドラフトで獲得した、大学卒・社会人卒の徳山、三浦銀二、吉野といったところが、現在のところ、全く一軍の戦力になることができていないことも痛い。

いずれにしても、先発6枠をただ「埋める」のではなく、「奪い合う」ぐらいのレベルでないと、優勝は、夢のまた夢だろう。

なお、このブログで何度か紹介している、「優勝に必要な先発投手の勝利数:54勝」という数字(算出の根拠はこちら)。
これを、現陣容でシミュレーションしてみると、東…13勝、大貫…11勝、平良…7勝、石田…7勝、ジャクソン…6勝、濵口…4勝、その他の投手合計…6勝。
果たして、実際のシーズンで、各投手が、これらの数字をクリアすることはできるだろうか。


2. 出塁率.320以上見込める、一・二番の最適解

昨季、首位打者と打点王を擁しながら、リーグ4位の得点に終わった大きな原因の一つは、「七・八番より低い、一・二番の出塁率」。

七番が2割4分台、八番が2割3分台の打率なのに対し、なんと、一番が2割2分台、二番が2割1分台。
出塁率も、七番・八番が3割を超えているのに対し、一・二番は、いずれも3割に届かず、二番に至っては、2割6分台。

シーズン序盤に機能していた「一番・佐野、五番・桑原、六番・関根」の打順を、佐野の打撃等を考え、解体したこと自体は間違いとは言い切れないが、その後、主に一・二番に入った関根・桑原は、中軸を打っていたときより大きく数字を落とした。
両選手に共通するのは、四球を多く選ぶタイプの打者ではない、ということ(両選手とも規定打席に到達しているが、四球は30個未満)。
昨年、岡田監督が、四球への査定を球団に働きかけ、チームの四球数が大きく増えた(358→494)というケースもあるが、両選手が打撃スタイルを変更する可能性は低いと思われる。
その他、林や大田が、一・二番を務めたこともあったが、両選手とも、打率が低かったこともあり、機能としたとは言えなかった。

そうしたなか、今季、一・二番の候補として挙がるのが、度会、そして梶原となるだろうか。

度会に関しては、その打撃を見る限り、プロでもある程度の成績を残せるのではと思われる。
四球を選ぶタイプではないようにも見受けられるので、将来的には、三番などの方が適性があるかもしれないが、打率.275以上を残せるようであれば、チームに勢いを与える役割を担うという意味も含め、一番起用もいいと思う。

より一番での活躍の可能性を秘めているのは、どちらかというと、梶原の方かもしれない。
二軍とはいえ、昨年の打率.338、7本塁打、15盗塁(73試合)は、魅力を感じる数字。ルーキーイヤー、4月の一軍デビュー戦での初本塁打含む4安打もインパクトがあったが、人数としては一軍レベルの選手が多いDeNA外野陣のなかでも、「使ってみたい」と思わせるものを持っている。
昨年は、「これから」という時に故障での離脱を余儀なくされたが、首脳陣が「使いたい」と思ううちに、レギュラーに手をかけたいところ。

なお、個人的には、昨年10年目にして、初めてレギュラー格で出場する1年となった関根にも、まだまだ上を目指してほしい(これまで「『関根大気の2017年』の行く末」「『関根大気の2023年』の行き先」という2つの記事も書いたが)。
NPB終了後に参加したメキシコ・ウインターリーグでは首位打者を獲得。打撃のさらなる進化により、一・二番で躍動する姿も期待したいが、ことレギュラーを掴めるかのポイントの一つは、目立たない部分ではあるが、内野への送球の意識を高めることだと思う。

いずれにしても、どの選手が努めるにせよ、優勝を狙うのであれば、一・二番には、最低ラインとして出塁率.310、できれば.320以上を求めたい。


3. ショート

DeNAファンの立場から見ても、他球団のファンからの目線で見ても、そして、おそらくDeNAのチーム内部から見ても、現在のDeNAのウイークポイントは「ショート」ということになるだろう。

現在、レギュラー候補として名前が挙がるのは、林、森、石上、京田……といったあたり。
いずれの選手にもチャンスがある。ただ、矛盾するかもしれないが、一方でいずれの選手も「崖っぷち」の立場に置かれていると言ってもいいのではないか。
(なお、大和は、少し上記の選手たちと、置かれている立場、求められている役割が異なるように思う)

思えば、昨年のキャンプの時点では、4年目を迎える森への期待度が非常に高かった。
しかし、1年経った今年、森は奄美でのキャンプを送っている。
入団当初から「内野よりも外野の方が」という声もあった森だが、その外野陣も、中堅・若手が多数名をつらね、年々入る隙は少なくなっている。

一方、昨シーズンの終盤、スタメン・ショートでの出場が多かった林。ただ、打率.206という数字は、レギュラーとして到底満足できる数字ではない(なお、8月以降の成績は、打率.253)。

昨季、最もショートでの出場機会が多かった京田。しかし、打率の低さ(.227)もあり、9月初めに抹消。
以降、一軍での出場機会はなかった。
四球率については、これまでのキャリアのなかでも格段に高かった昨シーズンだが、30歳という年齢もあり、置かれている立場は厳しい。

また、キャンプ序盤で注目を浴びた石上だが、年齢的には、林、森とほとんど変わらず。ということは、林、あるいは森のレギュラー奪取は、自身のプロキャリアでのレギュラー奪取が大きく遠のくことを意味する。

さらに言えば、今オフのドラフトでは、先日、侍JAPANの日本代表にも選ばれた宗山(明治大学)が控える。
もし、DeNAが獲得を表明し、そして実際に獲得した場合、上記の選手たちの一軍での居場所は、かなり狭まることになるだろう。

「ショートのレギュラー決めの苦悩」というと、他球団だが、中島裕之が抜けたあとの西武が思い出される。
中島退団後、ショートがなかなか固定できず、チーム自体も、2014年から3年連続Bクラスに終わった。
しかし、2017年、ルーキーの源田がレギュラーを奪うとチームも2位に(なお、その3年前、大学選手権で見た源田(当時は愛知学院大)のプレーには衝撃を受けた)。
さらに、2018年・2019年と連続してリーグ優勝。
高いレベルの選手がショートに固定されることの影響力を、まざまざと見せつけられた。

現在のDeNA内野陣で、唯一といってもいい、まだレギュラーでない選手がレギュラーを獲れる可能性があるポジションといってい、ショート。
それを奪うに足る選手が出てきたとき、ようやく、優勝争いの土俵に立てる、といっても過言ではないように思う。


来週末からは、オープン戦も始まる。
シーズン開幕までの日数も、あと40日あまり(3/29 対広島:浜スタ。その後、京セラでの阪神戦、東京ドームでの巨人戦と続く)。

「優勝」を勝ち取れる力があるのかを問われる日々は、刻々と迫っている。

by momiageyokohama | 2024-02-17 00:34 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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