2023シーズンのセ・リーグも、この週末で、一回りの対戦を終えた。
横浜DeNAは、広島とはこの週末が初対戦、巨人、阪神とはすでに2カード対戦という状況だが、ここまで,10勝7敗。
開幕4連敗したときは、どうなることかと思ったが、5戦目で、トミー・ジョン手術を経ての2年ぶりの登板となった平良が、6回無失点と、チームを救う投球。
翌日も、復活を期す東が、7回無失点の好投で、巨人に連勝。
その後、相性のいい中日にも連勝。
ヤクルトとの1勝1敗を経て、開幕カードで3連敗を喫した阪神に連勝(1試合雨で中止)→ 巨人との九州シリーズ1勝1敗 → 広島戦勝ち越しと、開幕カード後は、カード負け越し無し、という戦いが続いている。
三浦監督の3年間のなかでは、初めて、序盤戦をいい状態で迎えたといってもいいシーズンだが、
開幕前に挙げたポイントにも触れつつ、簡単な振り返りを。
1. 不安を抱えたスタートの先発投手陣
→ 平良の復帰・東の復調で安定した陣容に
大貫・今永が開幕には間に合わず、かつ、その代わりを務める投手が台頭しているとは言い難い状況を考えると、開幕時、非常に不安だった先発陣。
実際、開幕から3試合連続で先発が5回持たず、という状況に、ますますその不安は強まった。
そこを救ったのが、平良・東の好投。
さらに、今永・大貫も復帰し、現在二軍で調整中のバウアーも入れると、先発である程度の投球が期待できる投手が8名いる状態となる。
(今永・石田・平良・東・大貫・ガゼルマン・濵口・バウアー)
ただし、このうち、濵口は、3試合とも4失点以上で、現在は調整もかねて二軍。ガゼルマンも防御率4点台と、まだ信頼に足る投球とは言い難い。
また、平良、東は、故障歴も考えて、登板間隔に配慮した起用となるため。多くても、シーズン19試合程度の登板に留まるのではないか。
そうなると、上記の8投手に次ぐ先発投手の台頭が望まれるが、現時点での二軍での成績を見ると、それには、まだ時間がかかる模様。
先発陣が不足したときは、まずは、現在中継ぎに回っている上茶谷、坂本が、その座に入る形となるかもしれない。
なお、平良・東の起用方針もあり、登板曜日が決まった先発起用でないことは、相手チームが、事前の対策をとるのが難しいという利点があるかもしれないが、一方で、各投手の調整能力や、コーチ陣を含めたコンディション作りの力も重要となっていく。
2. 勝ちパターン以外でも投げるブルペン投手の安定
→ 現状は、総じて安定
昨年の2位から一つ順位を上げて優勝を勝ち取るためには、昨年から上積みが必要ということで、開幕前に挙げた、このポイント。
まだ、そこまでシビアに、これらの投手の安定が求められる状況にはなっていないが、シーズンが進むにつれ、より大事になってくるポジションでもある。
現状では、三嶋、森原、ウェンデルケンといったところが、その役割を担っているが、総じて安定している。
なお、勝ちパターンの一角を担うエスコバーの調子が上がっていないので、これらの投手たちのポジションが一つずつ、繰り上がっていく可能性もある。
そうなると、現在、二軍にいる田中や櫻井はじめ、新たな投手の力も必要となってくるだろう。
3.「形」が見えなかった打線
→ 模索の結果、見えてきた新たな「形」
オープン戦で試されていた「1番・佐野」「2番・宮﨑」という打線に、不安を覚えていたファンは少なくなかったように思う。
青柳対策ということで、宮﨑・ソトをスタメンから外した開幕戦の打順は不発に終わり、その後も、もう一つ収まりが悪い打順の試合が続いたが、開幕5戦目から採用した「3番・宮﨑」「5番・桑原」「6番・関根」という打順が機能し始めたことで、チームの勝利も増えてきた。
この打順の機能化を支えている一因は、宮﨑は言わずもがなだが、ここまで3割超の打率を残している、関根の存在も大きい。
関根に関しては、6年前に、応援の思いも込めた
記事を書いたが、その後、一軍出場無しに終わったシーズンや、メキシコのウインターリーグ参加などの経験を経て、ようやく、一軍での輝きを見せつつある。
応援している一ファンとしては嬉しいが、まだ、シーズンは始まったばかり。本当の真価が問われるのは、これからだろう。さらに輝く姿を期待しつつ、そのプレーを見ていきたい。
なお、形が見えてきた打線だが、2番と7番は、試合や選手の調子によって、まだ試行錯誤中といったところ(試合によっては「7番・キャッチャー」も)。
この部分が、さらに強固になってくれば、さらなる得点力も生まれていくだろう。
また、ゆくゆくは、佐野の中軸への移動という形もあるかもしれない。
4. ショートのレギュラー争い
→ 森→ 林→ 京田と起用
開幕前は、森でしばらくは行くのかと思っていたが、開幕3試合目でスタメン落ちと、思ったより見切りは早かった。
その後、しばらくは、ルーキーの林が起用されていたが、こちらも、打撃では結果が出ず、4月半ばからは京田が起用されている(この日曜の試合では、大和がスタメン起用)。
その京田も、打撃において飛び抜けた成績を残しているわけではないので、他の選手に、まだチャンスが無いわけではない。
なお、森は、この月曜に登録抹消。早速、二軍戦で「9番・ショート」で出場していたが、次は、ある程度数字を残してからの一軍登録となるか。
京田の年齢(29歳)を考えると、もし、今季、レギュラーのチャンスを逃すと、ショートでのレギュラー獲得は、かなり遠のくかもしれない。
高卒4年目とはいえ、実はがけっぷちの状況にある、ということを、どこまで認識してプロ生活をおくれるか。
また、ここまで出番が限られている、大和、柴田の動向も気になるところではある。
5. キャッチャー陣の打撃
→ 現状、及第点か
ここまで、戸柱-打率.286・出塁率.400、山本-打率.400、出塁率.500、伊藤-.118、出塁率-.167。
トータルすると、打率.226、出塁率.314。
伊藤の成績が低調ということもあり、高い数字とはいえないが、印象的な一打もあり、ここまでは、嶺井の抜けた穴はそこまで感じないと言ってもいいかもしれない。
なお、時折、期待値の高い記事も見る、松尾は、現在、ファームで打率.286(49打数14安打)である。
セ・リーグの他球団を見ると、ここまで、巨人・大城、中日・木下が及第点以上の成績を残している一方、他の3球団のキャッチャーは苦労している感じだが、キャッチャーが、打率.250、出塁率.305以上を残すと、打線のまわりも、かなりよくなるので、今後、その数値以上を目指してほしいところ。
6. バウアーの存在
二軍戦で、2試合を消化したバウアー。
ニュース記事では「剛腕」と評されることも多いバウアーだが、どちらかというと「投球術」の方が目に付く。
二軍戦では、数字・内容ともいい結果を残しているが、一軍の主力打者と対峙したとき、どこまでのピッチングを見せられるか。
実績は申し分ないが、公式戦での登板からは遠ざかっていること、日本の打者との対戦が初めてであることを考えると、一軍登板では、さらなる、自身の感覚の調整が必要となってくるだろう。
「頭」と「体」の同期という部分への意識が高い投手だけに、他の投手へもたらす影響も気になるところ。
一軍デビューは、かなりのフィーバーも予想されるが、重要なのは、シーズントータルでの成績。
バウアーにとっても、球団にとっても、実りある結果となることを期待したい。
7. 三浦監督の采配
開幕戦のオーダーは不発に終わったが、開幕5戦目を境に、ある程度の「形」と、臨機応変さを兼ね備えた、選手起用をしている印象がある。
投手起用に関しては、勝ちパターンに入ったときに、不調の投手がいたときの投手交代(あるいは続投)、攻撃に関しては終盤の代打起用というところが、見えやすい采配のポイントだが、前者は的確な起用をしている感があるし、後者は、楠本はじめ、おしなべて代打成功率は高い。
ベンチでの表情を見ていても、1年目・2年目と比べると、ずいぶん余裕が出てきたように見える。
もちろん、その裏には、コーチ陣への信頼であったり、選手の力の把握力の向上といった要因もあるだろうが、監督力というものが、一朝一夕では身につかないということも感じる。
今後、シーズンが進むにつれ、その表情がどう変わっていくか(あるいは、変わらないか)、というところにも注目して、シーズンを見ていきたい。
ということで、各ポイントを見てきたが、一時期、4強2弱の構図になりつつあったセ・リーグも、この週末は、巨人・中日が、ヤクルト・阪神に勝ち越すなど、今後、さらなる混戦になっていく可能性も高い。
そうしたなかで、どこまで、安定した戦いを続けていけるか。
5月末までのセ・リーグとの戦い。そして、5月末からの交流戦と、1試合1試合、そして1プレー1プレーに、心動かされる日々が続く。
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