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開幕前夜。「横浜頂戦」のポイント。

一足先に、北海道日本ハム-東北楽天が行われた、2023年のNPBだが、31日からは、他の10チームも開幕。

横浜DeNAは、京セラドームで阪神戦。
その後は、浜スタで巨人戦、中日戦と続く。

そこで、今シーズンのポイントをじっくり……と行きたいところだが、時間も無いので、今回は、現時点で思っていることをざっと。
なお、今年の年頭に書いた「2022シーズンをふまえての、2023シーズン『横浜優勝』のポイント」は、こちらから。


1. 不安を抱えたスタートの、先発投手陣

今年の年頭、優勝するには「今永・大貫・濵口・石田以外の、先発投手の勝利数」が大事と書いたが、今永はWBCの影響、大貫は故障による一時離脱により、開幕は両投手が不在(大貫は、早期復帰の可能性もあるが)。
開幕してしばらくは、先発6人をどうやってやりくりしていくか、という状況となる。
1月にキーマンとして挙げた吉野のローテ入りは、まだまだ厳しそうだが、東・平良という故障からの復活を期する2人が、どこまでのピッチングを見せられるか。移籍してきた笠原。バウアーの加入でうかうかしていられなくなったガゼルマンも然り。
なお、開幕では、上茶谷、坂本は、中継ぎとして待機とのこと。
先発陣が厳しい間は、先発が早い回でつかまるような場合は、第二先発を早めに登板させる、といった戦略も取って行くかもしれない。

2. 層が厚くなってきたリリーフ陣

心配が多い先発と比べると、森原の好調、三嶋の復帰もあり、昨年より、やや陣容が厚くなった印象もある。
心配な点をあげるとすると、田中が開幕に間に合わないということもあり、左で実績のあるブルペン陣がエスコバーのみというところだが(他では、前述の坂本に加え、石川が開幕メンバーに)、「左対左」にこだわならければ、そこまで問題にはならないかもしれない。
もちろん、山﨑の昨年に引き続いての安定も期待したいが、もし不振でも、伊勢、入江など、それに取って代わろうかという投手が控えているのは心強い。

3. バウアーの存在

まさに「寝耳にバウアー」だった、トレバー・バウアー入団のニュース。
実績は文句無し。年齢的にも、脂の乗り切った年齢といえ、それだけを考えれば、とてつもない成績を残すのではとも思える。
ただ、1年半の長期ブランク。先日、右肩の張りを訴えたというニュースもあり、フルシーズン、故障もなく通して投げられる、とは考えない方がいいかもしれない。
MLBとはスタイルが違う日本のバッターたちを相手にするということも考えると、うまく適応したとして、17試合、8勝4敗といったところが、まずは期待し得る数字ではないか(もちろん、この数字を上回れば、言うことはないが)。
また、いきなりの環境の変化ということで、球団としてのフォロー体制、また、チーム内でのコミュニケーションというところも重要だろう。
なお、バウアーについては、MLBで長期出場停止になった理由が非常にセンシティブなことなので、それについての問題視という部分は避けて通れないだろう。
本人は、そのことも含めて、自身のYouTubeチャンネルで、過去の過ちについて反省の色を示した、という記事もあったが、自身の行為によって、長期出場停止という大きな代償を払った一人の選手が、どういった形で、そのキャリアをリスタートさせていくか(野球人というだけでなく、一人の人間としても)。
なお、MLBでも、ある意味異質な存在ともいえた投手だけに、今まで日本の野球ファンが見てこなかったものを見られる選手になるかもしれない。

4. 打「線」の実現

オープン戦は、とにかく打てなかった。チーム打率.208は、12球団最下位。19試合で47得点、ということで、1試合3得点以下。
いくら牧が不在だったとはいえ、シーズンにおおいに不安を残したまま終わった、DeNA打線。
佐野、宮﨑、そして、ぶっつけ本番で開幕を迎える牧をのぞくと、一体どんなスタメンになるのかと案じる状況だが、各選手が、それぞれのポテンシャルを高めていくことに期待するしかない。
いずれにせよ、開幕してしばらくは、その時の選手の調子、また相手チーム(投手)との相性によって、いろいろと、打順・スタメンが変わっていくことになりそう。
オープン戦で数少ない好調な選手だった林をどのように起用するかも注目されるが、先発陣に不安を抱えるだけに、オープン戦での貧打線のままであれば、優勝は、遥か彼方にかすむものとなる。
「4月中旬での実践復帰も」とのニュースがあったオースティンも、スローイングのことを考えると、復帰したとしてフルで出られるかは50/50で考えておいた方がよく、昨年以上に「打線のつながり」が求められる状況といえる。

5. ショート・森

オープン戦30打席連続無安打で終わった森を、果たして、ショートで使い続けるか。
近年のプロ野球では珍しい「打てなくても出し続ける」ここまでの森の起用だが、「内野のスタメン定着を期待したがかなわず→外野転向」ということを幾度となく繰り返してきた(梶谷、筒香、桑原)横浜だけに、森をショートから外さなかったことには、賭けの要素と、腹を括った様が感じられる。
森としても、今は期待されているが、結果を出さずとも出してもらえる時期は、そう長くはない。「将来が約束された立場」から「次の選手へチャンスのバトンが渡された状態」になる前に、ポジションをつかみ取れるか否か。

6. キャッチャー陣の現在とこれから

1月の展望で、ショートと並んで、その打撃がポイントだと書いた、キャッチャー。
当面は、戸柱・伊藤・山本という陣容で行きそう。
この3人だと、打撃面では、伊藤に一日の長があるが、故障離脱が多い選手でもあり、フルシーズンでの活躍を期待するのは難しいだろう。
そうなってくると、松尾が、どのタイミングで一軍の戦力となることができるか。
高卒1年目のキャッチャーというと、ロッテの松川の名前が出てくるが、打撃も含めた戦力化ということを考えると、ヤクルトの内山の方が、今後を予想する参考になるかもしれない。
アマチュア野球はそこまで見ていない自分だが、星稜時代の内山を見て、小柄ながら引っ張り切れるバッティング、また、テレビのドキュメント番組でのインタヒューで垣間見られたキャプテンシーに、大きな可能性を感じた(余談ながら、ヤクルトは近い将来、中村・内山問題が出てくると思っている〔この数年で飛躍的にリード力が伸び、かつ、打撃も勝負強い、今、日本で一番と言っていい中村悠平と、パンチ力のある打撃、かつ、若いながらキャプテンシーも兼ね備え、非常に大きな可能性を持つ内山壮真のどちらを起用するか問題〕)。
キャッチャーは、もちろんリード力やキャッチングも大事だが、他の選手に差をつけられるのは、実はバッティングだったりする。
バッティングでの評価が高く、かつ、俊足も併せ持つ選手だけに、今シーズンでのスタメンデビューの可能性も無くはない。
前述の森とともに、将来のチームの要となることへの期待は、球団も、そしてファンも大きいだろう。

7. 3年目を迎えた三浦監督体制

最後に、監督について。
そのインタビュー、またテレビの取材などからも、人柄の良さは伝わってくる。
ただ、そのコメントを聞いていると、総体的、かつ抽象的な内容が多く、物足りなさを感じていたのも事実である。
そんな三浦監督も3シーズン目。
以前に比べて、コメントにおいて、具体的な数字を口にすることも増えてきた。
泰然自若とまではいかないが、その表情からは、随分と落ち着いてきた様子もうかがえる。
昨年、石井琢朗、齋藤隆、鈴木尚典といった、元先輩のコーチが復帰してきたことも大きいのだろうか。
今季は、青山コーチがヘッドを外れ(巡回コーチに)、相川コーチが、チーフ作戦兼バッテリーコーチを担うとのこと。
また、ファンからは見えないところで、作戦や選手起用において、データ班による分析の占める割合も多いと思われる。
現時点でのチームの戦力状況、また、混戦が予想されるセ・リーグということを考えると、昨年の2位は、今季の上位進出を確約するものではない。
ただ、この2年での経験、さらには、今季重ねていく1試合1試合が、その監督としての力を高めていくことになるか。
自身もその一員だった1998年の優勝から25年。
その後一度も果たせなかった「優勝」を果たして、宙を舞う姿が見たい。

by momiageyokohama | 2023-03-31 00:40 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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