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横浜DeNA 2022シーズンレビュー -開幕前のポイントから振り返る-

73勝68敗2分けで、2位

これが、2022年の横浜DeNAのシーズンの結果だった。
首位ヤクルトとは8ゲーム差。3位阪神とは4ゲーム差。

前半戦は、最下位に終わった昨年ほどの低空飛行ではないまでも、勝ち星を積み重ねることができなかった。
6月26日には、借金が9にまでなる。
しかし、そこから急激に勝ち星を重ね始めた。
6月28日から7月20日までは、13勝4敗(2分け)。
オールスター前の阪神戦(7/22~24)は3タテをくらってしまったが、オールスター明けの8月2日から8月25日までで、16勝3敗。
この間、8連勝あり、また、6月28日から8月21日まで、実にホーム17連勝を記録した。
しかし、8月26日からのヤクルトとの首位・2位決戦で3連敗。
その後、優勝を狙う最後の踏ん張りどころである、9・10月は負け越し。
8月24日に11まで増えた貯金は、最終的に5にまで減った。

本ブログでは、開幕前に、「横浜優勝へのポイント」として、下記の5つを挙げた。

1. ブルペン陣の安定
2. 先発陣の勝利数
3.「得点力」のある打線の実現
4. 捕手の打撃力
5. 小園の育成

そこで、今回は、上記の1から4について、実際のシーズンはどうであったか振り返ってみる。
(なお、5に関しては、「2022年のポイント」というより「2023年以降のポイント」であるため、今回は触れないこととする)


1. ブルペン陣の安定

開幕前、ブルペン陣に関しては、主に下記をポイントとして挙げた。

●鍵を握る投手は、伊勢入江
三嶋山﨑の安定も必須
●勝ちパターンの4投手の防御率は、ストッパー・セットアッパー…2.50以下、それに次ぐ投手…3.00点以下、さらにそれに次ぐ投手…3.50以下に

結果、ポイントとして挙げていた伊勢と入江が、昨年から大きく成績を伸ばした。

伊勢
〔2021年〕39試合 0勝1敗6H 防2.80
〔2022年〕71試合 3勝3敗1S39H 防1.72

入江
〔2021年〕4試合 0勝4敗 防7.85 ※すべて先発
〔2022年〕57試合 5勝1敗10H 防3.00

三嶋が5月上旬に離脱(のちに「胸椎黄色靭帯骨化症」での手術が発表される)という厳しい状況のなか、伊勢の台頭がチームを救った。
また、今季からブルペン陣へ転向となった入江は、シーズン当初、先発投手が早い回で降りた試合での出番からスタート。徐々に安定度を身につけていき、夏場からはホールドのつく場面での登板も増えるなど、キャンプ開始時にはあまり想像していなかった飛躍を遂げた。

そして、何と言っても、山﨑康晃の復調。
一昨年の防御率は5.68(40試合・6S8H)、昨年も27Hこそ挙げたものの、防御率は3.27(60試合・HPは30)。
それが今季は、56試合で、防御率は1.33。2019年以来、シーズン通してストッパーの任を務め続け、37セーブ。
被打率も、昨年の.278から、.154と、劇的に改善した。

なお、開幕前、勝ちパターン4投手トータルの防御率を「勝ちブルペン力」と規定した。
計算方法は、下記のとおりだが、この「勝ちブルペン力」を2.75以下にする必要があると書いた。

----------------
●対象とするのは、各チーム4人の投手(ただし、35イニング以上の投手が対象)
(1)最多セーブ
(2)「ホールドポイント + セーブ」がチーム1番手((1)の投手をのぞく)
(3)「ホールドポイント + セーブ」がチーム2番手
(4)「ホールドポイント + セーブ」がチーム3番手
●上記の投手4人の防御率を下記の式にて計算
●〔(1)+(2)+(3)×0.7 +(4)×0.3〕÷3
----------------

過去3年間の横浜DeNAの勝ちブルペン力は、2019年…3.012020年…3.042021年…3.57
2019年はパットン、2020年は山﨑、2021年は石田と、毎年、勝ちパターンのなかに不安定な投手を抱えている状況だった。

それが、2022年は、1.84と大きく数字を上げた(内訳は(1)山﨑…1.33、(2)伊勢…1.72、(3)エスコバー…2.42、(4)田中…2.63)。
なお、ヤクルトの「勝ちブルペン力」は、1.76((1)マクガフ…2.35、(2)清水…1.16、(3)田口…1.25、(4)梅野…3.00)なので、ほぼ同等の数字。
このように、過去3年に比べて、ブルペン陣が大きく安定したことが、2位という順位につながったと言っていいだろう。

ただし、球界全体として、先発投手のイニング数が減少し、継投の投手数が増えているという状況、また今年のヤクルトの戦い方などを見ていると、勝ちパターンで起用される投手が、4人からさらに増えている傾向も見てとれる。

そこで、新たに、対象投手を6人とする「新・勝ちブルペン力」を規定してみた。

----------------
●対象とするのは、各チーム、救援の6投手
(1)最多セーブ
(2)「ホールドポイント + セーブ」がチーム1番手((1)をのぞく)
(3)「ホールドポイント + セーブ」がチーム2番手
(4)救援で最もイニング数が多かった投手((1)~(3)の投手をのぞく)
(5)「ホールドポイント + セーブ」がチーム3番手
(6)「ホールドポイント + セーブ」がチーム4番手
●上記の投手4人の防御率を下記の式にて計算
●〔(1)+(2)+(3)×0.7 +(4)×0.5 +(5)×0.4 +(6)×0.4〕÷4
----------------
なお、(4)の投手を、この位置に入れたのは、先発が早い回で降板した試合などで、1イニング以上投げてくれる投手の存在を重視してのこと。

この6投手での「勝ちブルペン力」を、DeNA・ヤクルトの両ブルペン陣に当てはめると、下記のようになる。
DeNA…2.25
((1)山﨑 1.33、(2)伊勢 1.72、(3)エスコバー 2.42、(4)入江 3.00、(5)田中 2.63、(6)平田 4.29)
ヤクルト…1.94
((1)マクガフ 2.35、(2)清水 1.16、(3)田口 1.25、(4)木澤 2.94、(5)梅野 3.00、(6)石山 1.75)

4投手の「勝ちブルペン力」に比べ、少し差が広がった。
なお、3位・阪神の「新・勝ブルペン力」も、2.00とDeNAを上回っている。
((1)岩崎 1.96、(2)湯浅 1.09、(3)浜地 1.14、(4)岩貞 2.57、(5)アルカンタラ 4.70、(6)渡邉 2.45)

近年のプロ野球は、ストッパーやセットアッパーだけでなく、上記の(5)(6)に入る投手が安定していることの重要性も増していると言える。
今季のDeNAで言えば、田中、そして平田。
平田については、今季、キャリアハイのHP数を挙げるなど、安定度が増し(特に四球数が激減)、9月初めまでは、シーズンの防御率も3点台前半をキープしていた。
ただ、時折、大量失点を喫する試合があったこともあり、シーズン通しての防御率は4点台。
優勝に手をかけるには、ブルペン陣5~6番手で投げ続ける投手でもあっても、さらなる安定度が求められる。
また、シーズン通しての安定が難しい場合には、今季のオリックスの宇田川、山﨑颯のように、夏場、あるいは9月から、勝ちパターンに加わることができる投手を準備しておける素地を作っておくことも必要となってくるだろう。


2. 先発陣の勝利数

今季のキャンプスタート時、近年のセ・リーグの優勝チームの数字から、チーム勝利数の目標値と、優勝に必要な先発勝利数を下記のように算出した。

●143試合 80勝60敗3分け .571
●80勝の67.5%にあたる「54勝」を先発で
●内訳は、1・2番手で「24勝」、3〜5・6番手で「24勝」、その他の先発投手で「6勝」

結果的に、優勝したヤクルトの成績は、80勝59敗4分け。
横浜DeNAは、前述したように、73勝68敗2分けに終わった。

そして、DeNAの先発勝利数。
結果は「48勝」。目標として算出した54勝に、6勝足りなかった。
その内訳は、下記の通りである。

1 大貫 11勝8敗 防2.77 24試合(136.2)
2 今永 11勝4敗 防2.26 21試合(143.2)
ーーーーーーー
3 濵口 8勝7敗 防3.36 19試合(112.1)
4 石田 7勝4敗 防2.95 15試合(82.1)
5 ロメロ 5勝8敗 防4.95 13試合(87.1)
ーーーーーーー
6 上茶谷 3勝6敗 防4.59 11試合(64.2)
7 東 1勝5敗 防4.75 9試合(47.1)
8 京山 1勝2敗 防3.59 9試合(42.0)
9 坂本 0勝5敗 防6.46 9試合(39.0)
10 ガゼルマン 1勝1敗 防0.93 3試合(19.1)
※その他、阪口・有吉・石川が各1試合先発登板(勝利は無し)
※数字は先発登板のみの成績。括弧内はイニング数

なお、開幕前に書いた記事では、54勝を達成するには、各投手、だいたい下記の数字を達成する必要があると想定した。

【先発1・2番手】
今永(13勝) 大貫(11勝)

【先発3~6番手】
ロメロ(7勝)(6勝) 濵口(6勝) 京山(5勝)

【その他】
徳山(2勝) 坂本(3勝) 石田(1勝)

実際の勝利数と比較すると、今永(-2)、大貫(±0)、ロメロ(-2)、濵口(+2)は、ほぼ予想と変わらず。
東(-5)、京山(-4)、坂本(-3)が、予想を大きく下回り、代わりに、先発再転向となった石田(+6)が、予想よりかなり多く勝利を挙げた。

なお、勝利数を、先発の番手で分けてみた数字は、下記のとおり。

●先発1・2番手(大貫・今永) 22勝(-2)
●先発3~5番手(濵口・石田・ロメロ) 20勝(-4)
●その他の投手 6勝(±0)
※括弧内は、目標値との差

先発1・2番手は目標値(24勝)より2勝マイナス、先発3~5番手は目標値(24勝)より4勝マイナス。
この数字を見ると、濵口・石田が、新型コロナウイルス感染症の影響で、復帰が6月までズレこんだことによる影響も大きいが、その分、ロメロ(シーズン当初は3番手、中盤からは5番手)が、もう少し、勝ち星を挙げるようなピッチングを見せてくれれば、という思いが残る。
また、三浦監督は大きな期待を寄せてはいたが、手術の影響もあり、今季での完全復活は難しいと思っていた東、そして上茶谷あたりが、もう少し勝ち星を挙げないと、優勝は難しかったという部分も見て取れる。

結果的に、大貫・今永・濵口・石田までは、安定した投球を見せていたが、これらの投手は、中堅といえる投手たち。将来的には、今永がMLBへ移籍する可能性もある。そう考えると、そろそろ、20代中盤以下の先発投手の台頭が欲しい。
来季の陣容を見ると、今オフのドラフトで獲得した吉野は、1年目からのローテ入りを期待したいところである。


3.「得点力」のある打線の実現

2022年、各球団でチームの打撃を目に見える形で挙げてきた石井琢朗コーチが、14年ぶりに横浜復帰。
ファンの期待はいやが上にも高まったが、実際の2021年・2022年のチーム打撃成績は下記の通り。
(数値は、打率・打点・本塁打・四球・三振・出塁率)

【2021年】
打.258 点546 本136 四407 三1028 出.320
【2022年】
打.251 点477 本117 四351 三932 出.308


記録上では、三振を除いて数字が下がった。
ただし、2021年と2022年での大きな違いとして、オースティンの存在がある。
2021年には、107試合で、打率.303、28本塁打・74打点を挙げたが、2022年は、故障の影響で、先発出場ゼロ、1本塁打・3打点という結果に終わった。
オースティン不在による、チームの打撃成績への影響を、もう少し詳しく見てみる。
下記に、桑原・佐野以外の外野手で、110打席以上経った各選手の数字、および合計の数字を出してみた。

【2021年】
オースティン(439打席)
打.303 点74 本28 四60 三111 出.405
関根(139打席)
打.226 点4 本1 四9 三27 出.284
楠本 (127席)
打.254 点18 本2 四10 三23 出.323
神里(118打席)
打.191 点15 本4 四6 三49 出.231

【2022年】
楠本(327打席)
打.252 点26 本6 四23 三55 出.322
関根(225打席)
打.254 点13 本1 四9 三31 出.293
蝦名(181打席)
打.247 点8 本3 四10 三43 出.316
大田(153打席)
打.278 点18 本5 四6 三33 出.309

《合計》
【2021年】(計823打席)
打.265 点111 本35 四85 三210 出.348
【2022年】(計886打席)
打.256 点65 本15 四48 三162 出.311

各選手、代打での出場も含んだ数字ではあるが、打点にして46打点、出塁率も3分以上の差がある。
今季、オースティンの穴を埋めようと、大田を含め、昨年までのレギュラー格ではなかった選手が奮闘した印象はあるが、数字を見る限り、オースティンが抜けた分だけ、全体の数字が下がったと言ってもいいだろう。

なお、「打点」に特化してみると、他の主力選手の2021年と2022年の比較は、下記の通りである。

●佐野 72打点 → 72打点
●牧 71打点 → 87打点
●宮﨑 73打点 → 50打点
●ソト 62打点 → 49打点
●桑原 43打点 → 39打点

牧が数字を伸ばす一方、宮﨑が、打席数を80打席以上減らしたこともあり減少。また、ソトも、打率が上がった(.234 → .266)にもかかわらず、数字を下げた。

いずれにしても、「得点力」のある打線を期待した2022年だったが、得点という形での目に見える成果を残すことはできなかった。

なお、個人的に、チームの得点力として、ラミレス監督時代から注目している数値がある。
ラミレス監督時代の打撃は、「好球必打」をテーマとしていたからか、ホームランによる得点の割合が非常に高い印象があった。
そこで、今回、2019年からの本塁打による得点割合を出してみた。
(得点の数値は、総得点/本塁打による得点。続く数字は、総得点に対する本塁打による得点の割合。なお、四球の後の括弧は、リーグ平均との差)

●2019年(ラミレス監督)
得 596/267 44.8% 本163 四449(-23)

●2020年(ラミレス監督)
得516/215 41.7% 本135 四337(-50)

●2021年(三浦監督)※シーズン120試合
得559/220 39.4% 本136 四407(-7)

●2022年(三浦監督)
得497/168 33.8% 本117 四351(-20)

2019年は筒香が在籍しておりロペスも30本塁打以上、また、2021年→2022年の変化も、オースティンの不在が大きく関係している可能性があり、一概に「本塁打に頼らない得点パターンが増えてきた」とまでは言えないが、数値としては、本塁打による得点の割合は年々減っており、特に、2021年→2022年は、大きく減った。
なお、開幕前、一つの注目ポイントとして挙げていた四球数は、前述の数値にあるように、2022年に関してはそこまで増えなかった。
また、参考までに、犠打の2019年からの推移を見てみると、下記のようになっている(括弧は、リーグ平均との差)。

 2019年 81(-14)
 2020年 51(-16)
 2021年 81(+1)
 2022年 102(-1)

ところで、四球数とともに、もう一点、石井コーチの就任で注目していたのが、「『2番』と『6番』に誰を置くか」だった。
シーズン前、自身が出演したYouTubeで、「6番に中村を置く」ヤクルトの打線を、一つの理想形と話していた石井コーチ。
実際は、オースティンの不在により、当初の構想とは違う形になったと思われるが、2番には、主に楠本・大田・関根などライトに入る選手を(一時期は佐野・桑原)、そして6番には、シーズン序盤は大和、中盤以降は、主にソトが入った。
この「打順のポイント」については、次に挙げる「捕手の打撃力」とも関わってくるので、そこで述べていくこととする。


4. 捕手の打撃力(+遊撃手の打撃力)

このポイントについては、毎年、同じようなことを書いているのだが、捕手でも打率.250以上が当たり前の近年のセ・リーグでは、捕手の打撃力の弱さは、そのまま、チームの打撃力の弱さに直結する。
2021年、非常に弱かった捕手の打撃力を、どこまで上げることができるか。
一つの目標値として、少し古い例になるが、2013年、8番打者で、打率.250、出塁率.312、40打点を挙げた鶴岡(318打席、OPS.658)に近い成績を挙げることができれば、打線の底上げができるのではないかと、シーズン前に書いた。

実際の2021年→2022年の捕手陣の成績は、下記の通りだった。
(括弧内は打席数。以下、打率・打点・出塁率・OPS。なお、合計のOPSは算出せず)

【2021年】
伊藤(192).213 13点 出.294 O.582
戸柱(135).220 14点 出.250 O.596
山本(111).131 4点 出.173 O.355
嶺井(80).189 7点 出.250 O.493
計(518).193 38点 出.250 

【2022年】
嶺井(262).205 30点 出.237 O.532
戸柱(151).264 16点 出.280 O.662
伊藤(103).277 8点 出.340 O.691
計(516).237 54点 出.271

上記のように、総計でみると、2021年から2022年にかけての数字は大きく上がった。
特に、嶺井は、貴重なところでの打点もあり、シーズンで30打点。ただ、勝負所の9月が、打率.103、1打点(16試合出場)と、打撃面では、ほぼ力になることができなかった。
全体を見ても、打点は16点のプラスとなったが、出塁率に関しては3割に届かず、優勝を狙うということを考えれば、さらなる数字の向上が求められる。

なお、参考までに、他のチームの捕手陣の成績も見てみる。

●中村(ヤ).263 28点 出.334 O.695
●内山(ヤ).232 19点 出.299 O.661
●梅野(神).228 25点 出.298 O.581
●坂本(神).189 6点 出.285 O.497
●大城(巨).266 43点 出.339 O.755
●曾澤(広).207 33点 出.347 O.548
●磯村(広).237 15点 出.293 O.652
●木下(中).246 48点 出.289 O.630

チーム全体でも打撃陣が振るわなかった阪神を除くと、総じてDeNA捕手陣の総計を上回る数字が並ぶ。広島の場合、今季は坂倉(打率.288/68打点)が主にサードとして出場したが、来季は捕手に専念するとのことで、捕手の打撃力という点でいうと、さらに大きく水を開けられる可能性がある。

嶺井の移籍により、来季は、戸柱、伊藤がレギュラー格となることが予想されるDeNAだが、戸柱が出場数を増やしたときに、今季と同じ、あるいはさらに上の数字を挙げることができるか。
また、故障による離脱の多い伊藤が、シーズン通して一軍に居続けることができるか。

さて、ここから、捕手の打撃力の話から少し離れ、チーム全体の打撃に話を戻したい。
3のポイントで触れた「「『2番』と『6番』に誰を置くか」。
これは「7番にも打撃力のある選手を置きたい」、今のDeNAの場合、具体的には「ソトを7番に置く」ということと繋がる。
ソトを7番に置くには、6番に、一定上の打撃力を有する選手を置くことが必要となる。
チーム陣容を考えると、6番、そして2番の候補となるのは、ライト、ショート、キャッチャーの選手。
ライトに入る選手は、オースティンが不在だったとしても、今季の成績を見る限り、打率2割5分、OPS 6割を超える選手は入れることができそう。
そうなると、問題は、ショートとキャッチャーとなる。
今季、ショートを守った選手の打撃成績は下記となるが、6番に入るには、非常に心もとない数字となっている。

大和 .247 18点 出.277 O.586
 .234 6点 出.293 O.586
柴田 .195 1点 出.284 O.521

今季、ショートの選手が7・8番に入ることが多かったことを考えると、キャッチャー・ピッチャーと合わせて7~9番での打点の可能性が非常に低かった打線と言うこともできる。
なお、優勝したヤクルトの場合、キャッチャーの中村・内山が二人ともOPS6割超え。主に8番に入ったショート・長岡が、打率こそ.241だったものの、48打点、.OPS.610と、8番としては及第点以上の数字を残している。
村上にばかり目が行きがちだが、この点も、DeNA打線との差といっていいだろう。
来季は、京田が加入するが、ショート・キャッチャーいずれかのポジションの選手が打撃での戦力となれるか否かが、実は、得点力向上の大きなポイントではないかと思っている。

-------

2022年もあとわずかという時期になってしまったが、優勝の可能性をわずかながら垣間見た、2022シーズンを振り返ってみた。
今回書き足りなかった部分もあるが、2023年、果たして、真の「横浜優勝」を果たすことができるか。

その期待を持つことができることに幸せを感じつつ、新たなシーズンに思いを馳せたい。

by momiageyokohama | 2022-12-30 03:05 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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