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2022プロ野球開幕前夜 -横浜優勝へのポイント-

いよいよ、3月25日から、2022年のプロ野球シーズンが始まる。

昨年、2年連続最下位のヤクルト、オリックスがリーグ優勝を果たしたこともあり、今年の順位予想は、過去40年のなかでも最も難しいのではないか。
さらに、各球団の予想陣容を見てみると、主力の故障が多いこともあり、ルーキー含め一軍出場経験の少ない(無い)選手が、例年になく名を連ねている。

そんななか、昨年最下位(54勝73敗16分け)に終わった、横浜DeNAのシーズンのポイントは?
今回は、5つのポイントを見ていきたい。


1. ブルペン陣の安定

シーズン通してのブルペン陣の安定はもちろんだが、ここ数年のDeNAは、序盤戦の段階で、勝ちパターンの投手陣に綻びが出るシーズンが続いている。
2019年はパットン、2020年は山﨑、2021年は石田が打ち込まれ、勝利を逃した試合が数多くあった。
今季で言えば、勝ちパターンの投手のうち、オープン戦でエスコバーが打ち込まれているのが気になる。
シーズンに入っても同じ光景が続くようであれば、早い段階での起用策の変更も必要となるだろう。
その際、鍵を握る投手が、伊勢入江。いずれも、ストライクを取れる変化球と、空振りを取れる変化球の割合をどれぐらい増やせるかが安定を支えるポイントとなる。
なお、もし伊勢・入江がそこまで安定しない場合は、砂田に1イニング任せるような起用法もあるのではと思う(昨年の左右対戦被打率は、対右打者….178、対左打者….184)。

もちろん、三嶋山﨑の安定も優勝には必須。
できれば、この2投手のポジションを脅かす投手の台頭が望まれるところだったが、現時点ではおらず。
クリスキーが開幕には間に合わないこともあり、三嶋・山﨑には、昨年悪かった部分を修正しての投球を期待したいところ。

前回の投稿でも書いたが、勝ちパターンの4投手に関して言えば、ストッパー・セットアッパーは防御率2.50以下、それに次ぐ投手も防御率3点以下、さらにそれに次ぐ投手も3.50以下の数字を求めたい。

なお、勝ちパターンの投手をどうしてもそろえられないのであれば、先発でなかなか結果が出せないでいる京山の配置転換策もあることを、最後に付け加えたい。


2. 先発陣の勝利数

前回、(143試合制において)優勝するには、先発陣で54勝は挙げる必要があると書いた。
内訳としては、先発1・2番手で24勝、先発3~5(もしくは6)番手で24勝、その他の投手で6勝。

その後、今永が離脱、東が開幕投手ということで、それをふまえて、各投手、どれぐらいの勝利数が必要かをシュミレーションしてみると、下記のようになる。

【先発1・2番手】
東(12勝) 大貫(12勝)

【先発3~6番手】
ロメロ(7勝) 今永(7勝)
石田(6勝) 濵口(4勝)

【その他】
坂本(3勝) 上茶谷(2勝) 京山(1勝)

こうして見ると、やはり、東の12勝、大貫の12勝は、かなり高いハードルのように思える。
逆に、石田・濵口あたりは、好調時の投球を取り戻すことができれば、もう少し勝ち星を上積みできるような期待もあるが…。
いずれにしても、優勝するには、大型連敗をなるたけ少なくすることが大事で、その意味で、先発1・2番手には、単に勝ち星だけではなく、負けない投球が求められてくる。
今永の復帰時期が不透明ななか、文字通り、エースと言える投手が出てくるかが、今季の先発陣の大きなポイントと言えよう。


3.「得点力」のある打線の実現

投手陣において、今永が離脱した一方で、打線においても、オースティン、ソトが開幕に間に合わないという事態となった。
ファンとしては、より悪化することを避けての対応と思いたいところだが、3番がオースティン→楠本、7番がソト→大和(あるいは知野・関根・細川ら)となる打線は、長打力という点では、かなり落ちる面は否めない。

打力だけに頼らない得点力の向上を期待されて就任した石井琢朗野手総合コーチだが、開幕から、いきなりそれが実現できるかが問われることとなる。
なお、ラミレス監督の下で激減した四球数だが、昨年はリーグ3位と、他のチームと同じぐらいの数となってきている。
「打力だけに頼らない得点力の向上」というのは、なかなか数字として評価しづらい部分ではあるが、石井コーチが、広島・ヤクルト・巨人でのコーチ時代、四球数を大幅に増やした(それに伴い、得点も増加させた)ことを考えると、今季の得点力を見る意味で、四球数は一つのポイントとなるだろう。

また、昨年のDeNAは、ヤクルトに、6勝17敗2分けと大きく負け越した。スコアを見ると、安打数はDeNAが上回っているにもかかわらず、負けた試合も多かった。
その昨年のヤクルト打線の象徴的だった選手起用が、序盤戦の「2番・中村」、そしてオスナとサンタナの間の「6番・中村」。
石井コーチ自身、昨年のヤクルト打線が一つの理想形ということも口にしており、シーズンが進んでいくにつれ、開幕とは違った打順での選手起用が見られるかもしれない。

いずれにせよ、Aクラスに常時入っていたラミレス監督時代でもあまり見られなかった、終盤欲しいところでの1点を取る野球も含め、打線の変化が見られることを期待したい。


4. 捕手の打撃力

このポイントは、1~3のポイントと比べると、少しポイントとしての大きさは小さいかもしれない。
ただ、昨年のシーズン前も全く同じことを書いたが、ここ数年のセ・リーグは、捕手でも打率.250以上が当たり前の時代に入っている。
昨年でいうと、ヤクルト・中村が .279、中日・木下が.270。昨年は .225と成績を落とした阪神・梅野だが、その前の3シーズンはいずれも2割5分から2割6分台。
広島は、他ポジションとの併用ではあるが、坂倉が.315とリーグ2位の打率。打撃に定評のある曾澤も、5年連続で2割5分以上の打率を残している。
また、巨人・大城は、昨年、打率こそ.231だったが、本塁打を11本放っている(その前は、3年連続で2割6分以上)。

そんななか、昨年の横浜DeNAの捕手陣の打率は、伊藤….213(192打席)、戸柱….220(135打席)、山本….131(111打席)。
ちなみに、出塁率は、伊藤….294、戸柱….250、山本….173。

これも、昨年と全く同じことを書くが、セ・リーグの場合、キャッチャーが低打率だと、8・9番と、2人続けてアウトを計算できる選手が続くことになり、打線にとって、大きなウイークポイントとなる。
坂倉や中村までの成績は望まないとしても、一つのモデルケースとして、2013年シーズン、8番打者として、打率.250、出塁率.312、40打点を挙げた鶴岡一成に近い活躍ができれば、より、打線全体の底上げができるのではないか。


5. 小園の育成

最後のポイントは、2022年というより、2023年以降の「横浜優勝」のポイントと言えるかもしれない。
昨年、ドラフトでの抽選の末、DeNAが獲得した、小園健太。
2008年、高校生と大学・社会人のドラフトが再び一本化されて以降、横浜(DeNA)が、高校生投手を1位・2位で獲得したのは、2011年の北方のみ。
それこそ、「超高校級」という評価で入団したのは、初めてと言ってもいい。

昨年(一昨年)は、ロッテ・佐々木朗希、ヤクルト・奥川恭伸の育成の仕方が注目されたが、キャンプで公開された、キャッチャー後ろから見た小園のボールは、将来の可能性を多いに感じさせてくれるものだった。

将来の横浜DeNAのエースのみならず、もしかしたら、球界を代表するエースとなる可能性を秘めたこの投手を、一体どのように育てていくか。
来年、再来年も含め、横浜DeNAの育成力が問われる。
(なお、次回の投稿では、各球団の「育成力」にスポットを当てた記事を書く予定です)


ということで、あと1日に迫った、2022シーズンの開幕。

本当の意味での「横浜優勝」を実現してほしい。

by momiageyokohama | 2022-03-24 23:53 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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