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選手名鑑号表紙の変遷から見える、各球団の強さと戦力構造(1999-2021)

毎年、選手名鑑の先陣を切る形で発売される『週刊ベースボール』の選手名鑑号が、今週発売されました。


今年も昨年同様、新型コロナウイルスの影響を受ける形となるシーズンとなりますが、それでも、この名鑑号が発売されると、「今年もいよいよプロ野球がスタートした」という気持ちになります(今季はシーズンオフが短かったため、すぐにプロ野球シーズンが始まるという感じもありますが)。


そんな選手名鑑号の表紙の変遷を追った記事を、昨年3月に書きました。

昨年の記事では、「来年はこんな選手が表紙を飾ってほしい」といったことも書いた(パ・リ―グ編セ・リーグ編)のですが、それから1年が経って、果たして誰が追加されたのか。


ということで、今回は、2021年の選手名鑑号を追加した更新版をアップ(対象となる年は、「1球団につき一人」掲載となった1999年から2021年まで)。


昨年は各リーグに分けて書きましたが、今年は全球団一気に行きます。

(括弧内は、前年の選手成績(太字はリーグ1位)。△はその年に移籍、□はその年に復帰した選手。※はMLBでの成績)



ダイエー/ソフトバンク

※2004年までダイエー、2005年からソフトバンク


1999 柴原 洋 (.314 2本 18盗塁)
2000 城島健司 (.306 17本 77打点)
2001 松中信彦 (.312 33本 106打点)
2002 寺原隼人 (新人団)
2003 寺原隼人 (6勝2敗1S 防3.59)
2004 城島健司 (.330 34本 119打点)
2005 松中信彦.358 44本 120打点
2006 杉内俊哉18勝4敗 防2.11
2007 斉藤和巳18勝5敗 防1.75
2008 川﨑宗則 (.329 4本 23盗塁)
2009 川﨑宗則 (.321 1本 19盗塁)
2010 杉内俊哉 (15勝5敗 防2.36)
2011 和田 毅17勝8敗 防3.14)
2012 内川聖一.338 12本 74打点)
2013 攝津 正17勝5敗 防1.91)
2014 内川聖一 (.316 19本 92打点)
2015 柳田悠岐 (.317 15本 70打点)
2016 柳田悠岐.363 34本 99打点 32盗塁)
2017 柳田悠岐 (.306 18本 73打点)
2018 柳田悠岐 (.310 31本 99打点)
2019 柳田悠岐.352 36本 102打点)
2020 柳田悠岐 (.289 7本 23打点)
2021 柳田悠岐 (.342 29本 86打点)


南海時代からの長期低迷期に、1998年に21年ぶりのAクラスでピリオド。以降は、23年間で9度の優勝、Bクラスは2回のみと、安定した強さを誇るホークス。
表紙にもタイトルホルダーが並びます。
さまざまな選手が掲載されているのは、それだけ多くの選手が高いレベルの成績を残していることの表れともいえます。
そうしたなか、2015年から2020年まで、6年連続で柳田が表紙。2015年にはトリプルスリーを達成、2015~18年は4年連続で出塁率1位と、チームだけでなくリーグを代表するバッターに。2020年の表紙については、前年に怪我でわずか38試合に終わったことを考えると、千賀でもよかったのではとも思いましたが、2020年、見事復活。ということで、2021年は文句なしで、7年連続の表紙に。
若手メンバーの現時点での成績を見ると、2022年の表紙も柳田で揺るがないようにも思いますが、果たして、その座を揺るがすようなインパクトのある活躍を見せる選手が出てくるでしょうか。



西武


1999 松坂大輔 (新入団)
2000 松坂大輔16勝5敗 防2.60)
2001 松坂大輔14勝7敗1S 防3.97)
2002 松坂大輔 (15勝15敗 防3.60)
2003 カブレラ (.336 55本 115打点)
2004 松坂大輔 (16勝7敗 防2.83
2005 松坂大輔 (10勝6敗 防2.90
2006 松坂大輔 (14勝13敗 防2.30)
2007 涌井秀章 (12勝8敗 防3.24)
2008 涌井秀章17勝10敗 防2.79)
2009 中島裕之 (.331 21本 81打点)
2010 雄星 (新入団)
2011 中島裕之 (.314 20本 93打点)
2012 中村剛也 (.269 48本 116打点
2013 栗山 巧 (.289 2本 33打点)
2014 浅村栄斗 (.317 27本 110打点
2015 中村剛也 (.257 34本 90打点)
2016 秋山翔吾 (.359 14本 55打点)
2017 菊池雄星 (12勝7敗 防2.58)
2018 菊池雄星16勝6敗 防1.97
2019 山川穂高 (.281 47本 124打点)
2020 森 友哉.329 23本 105打点)
2021 源田壮亮 (.270 1本 18盗塁)


1999年から2000年中盤までは、ほぼ松坂が独占。なお、活躍時期がかぶる松井稼頭央は、今回のリストの対象より前となる98年に、西口と2人で掲載された1回のみ(97年は西口。その前の年になると清原に)。
2009年以降は、打てる野手を次々に輩出するチームカラーを象徴するように、各年、好成績を残した野手が表紙に掲載されています。
一方で、22年間で表紙に載った「投手」は、松坂・涌井・菊池(雄星)の3人のみ(野手は9人)。
そうしたなか、2021年の表紙は源田。自身としては盗塁も含めると4年間で最も成績を残せなかったにもかかわらず選出されたところに、昨年のチームの打撃の低調さが見て取れます。
2021シーズン、前年の借りを返すことができる選手、そして新たな若手は現れるでしょうか。



日本ハム


1999 ウィルソン (.255 33本 124打点
2000 正田 樹 (新入団)
2001 小笠原道大 (.329 31本 102打点)
2002 小笠原道大 (.339 32本 86打点)
2003 小笠原道大.340 32本 81打点)
2004 小笠原道大.360 31本 100打点)
2005 SHINJO (.298 24本 79打点)
2006 SHINJO (.239 20本 57打点)
2007 ダルビッシュ有 (12勝5敗 防2.89)
2008 ダルビッシュ有 (15勝5敗 防1.82)
2009 ダルビッシュ有 (16勝4敗 防1.88)
2010 ダルビッシュ有 (15勝5敗 防1.73
2011 斎藤佑樹 (新入団)
2012 斎藤佑樹 (6勝6敗 防2.69)
2013 大谷翔平 (新入団)
2014 中田 翔 (.305 28本 73打点)
2015 大谷翔平 (11勝4敗 / .274 10本)
2016 大谷翔平15勝5敗 /.202 5本)
2017 大谷翔平(10勝4敗 /.322 22本)
2018 清宮幸太郎 (新入団)
2019 吉田輝星 (新入団)
2020 有原航平15勝8敗 防2.46)
2021 中田 翔 (.239 31本 108打点


北海道の地で25年ぶりのリーグ優勝(2006年)を果たした翌年以降は、甲子園を沸かせた選手がズラリ。
「そこまで有名ではない選手たちを、確立された育成方針で育てていく」チームという印象がありますが、一方で、話題性も含めて「その年一番の選手を獲りに行く」球団の方針も見て取れます。
そんななか2021年は、前年に自身3度目の打点王を獲得した中田翔が、7年ぶりに表紙となりました。
来季以降、今度は話題性ではなく、プロでの成績で、清宮、吉田といった選手達が、この座を奪えるかどうかが、チームの将来を方向づけていくようにも思います。
なお、SHIINJO、小笠原らが表紙に載った時代からさらに遡ると、落合→金子誠→田中幸雄→広瀬→田村→金石→西崎と、懐かしい顔ぶれが並びます。



ロッテ


1999 黒木知宏13勝9敗 防3.29)
2000 黒木知宏 (14勝10敗 防2.50)
2001 黒木知宏 (10勝12敗 防5.18)
2002 黒木知宏 (11勝4敗 防3.02)
2003 小林雅英 (2勝1敗 37S 防0.83)
2004 小林雅英 (0勝2敗 33S 防2.87)
2005 清水直行 (10勝11敗 防3.40)
2006 渡辺俊介 (15勝4敗 防2.17)
2007 TSUYOSHI (.282 4本 33盗塁
2008 西岡 剛 (.300 3本 27盗塁)
2009 西岡 剛 (.300 13本 18盗塁)
2010 西岡 剛 (.260 14本 26盗塁)
2011 井口資仁 (.294 17本 103打点)
2012 唐川侑己 (12勝6敗 防2.41)
2013 角中勝也.312 3本 61打点)
2014 鈴木大地 (.264 5本 50打点)
2015 鈴木大地 (.287 3本 43打点)
2016 涌井秀章15勝9敗 防3.39)
2017 涌井秀章 (10勝7敗 防3.01)
2018 鈴木大地 (.260 11本 52打点)
2019 藤原恭大 (新入団)
2020 佐々木朗希 (新入団)
2021 藤原恭大 (.260 3本 10打点)


90年代終盤から2000年代初めは黒木、2000年代後半は西岡が、球団の“顔”に。
その他の年も好選手が並びますが、他球団に比べると、少し地味めな印象も。
井口、涌井と、移籍選手が表紙を飾るのも、他球団にはあまり見られない傾向。
なお、福浦が一度も掲載されていないのは意外でした(2001年に首位打者、01~06年まで6年連続3割)。
そうしたなか、2020年は、ルーキー佐々木朗希が表紙。
そして、2021年は、期待も込めて、藤原が再び表紙。色々な意味で、今のロッテを表している選出に感じます。



オリックス


1999 イチロー.358 13本 71打点)
2000 イチロー.343 21本 68打点)
2001 谷 佳知 (.284 9本 73打点)
2002 谷 佳知 (.325 13本 79打点)
2003 谷 佳知 (.326 5本 41盗塁
2004 谷 佳知 (.350 21本 92打点)
2005 村松有人 (.320 6本 51打点)
2006 清原和博△ (.212 22本 52打点)
2007 平野佳寿 (7勝11敗 防3.81)
2008 北川博敏 (.280 9本 61打点)
2009 小松 聖 (15勝3敗 防2.51)
2010 坂口智隆 (.317 5本 50打点)
2011 T-岡田 (.284 33本 96打点)
2012 坂口智隆 (.297 3本 45打点)
2013 李 大浩 (.286 24本 91打点) 
2014 金子千尋 (15勝8敗 防2.01)
2015 金子千尋16勝5敗 防1.98
2016 西 勇輝 (10勝6敗 防2.38)
2017 西 勇輝 (10勝12敗 防4.14)
2018 金子千尋 (12勝8敗 防3.47)
2019 吉田正尚 (.321 26本 86打点)
2020 山本由伸 (8勝6敗 防1.95
2021 山本由伸 (8勝4敗 防2.20)


イチローが去った2001年以降は、21年間でAクラスがわずか2回と、低迷が続くオリックス。
イチロー移籍後は、しばらく谷が表紙に掲載。その谷が成績を落とした後は、毎年のように掲載選手が変わっているところに、軸が固まらないチーム状況が見て取れます(今回対象の23年間で、14人の掲載選手はリーグ最多)。
その後、リーグを代表する選手になった金子、また“若きエース”西が表紙を飾るも、現在はその二人もチームにおらず。
代わって、吉田正尚、山本由伸が、チームの”顔”に。二人とも、チームだけでなくリーグを代表する選手ではありますが、今後さらに、この2選手に迫る選手が出てくるでしょうか。



近鉄


1999 大塚晶文(3勝2敗 35S 防2.11)
2000 ローズ(.301 40本 101打点
2001 中村紀洋(.277 39本 110打点
2002 ローズ(.327 55本 131打点)
2003 中村紀洋(.294 42本 115打点)
2004 岩隈久志(15勝10敗 防3.45)


2004年で球団の歴史に幕を閉じることとなった近鉄。最後に表紙に載る選手となったのは、当時まだ22歳の岩隈。
その前は、ローズ、中村紀洋が交互に登場。
2001年にリーグ優勝を果たした近鉄ですが、その前に優勝したのは1989年。その翌年は、阿波野とブライアントの2人が表紙。さらに翌1991年は、前年にルーキーとしてタイトルを総なめにした野茂と阿波野が表紙を飾りました(以降、3年連続で野茂が表紙に)。
その野茂退団後は、石井浩郎→頭角を現して来たばかりの中村紀→巨人から移籍してきた石毛(博史)→赤堀、と続きます。
球団消滅から17年経った2021年シーズン、近鉄のユニフォームを着たことのあるNPBの選手は、今はヤクルトのユニフォームを着る坂口ただ一人となりました。



楽天


2005 一場靖弘(新入団)
2006 岩隈久志(9勝15敗 防4.99)
2007 田中将大(新入団〕
2008 田中将大(11勝7敗 防3.82)
2009 岩隈久志21勝4敗 防1.87
2010 田中将大(15勝6敗1S 防2.33)
2011 田中将大(11勝6敗 防2.50)
2012 田中将大19勝5敗 防1.27
2013 田中将大(10勝4敗 防1.87)
2014 松井裕樹(新入団)
2015 安楽智大(新入団)
2016 則本昂大(10勝11敗 防2.91)
2017 則本昂大(11勝11敗 防2.91)
2018 則本昂大(15勝7敗 防2.57)
2019 則本昂大(10勝11敗 防3.69)
2020 鈴木大地△(.288 15本 68打点)
2021 田中将大□(3勝3敗 3.56)※


近鉄消滅と入れ替わる形で、50年ぶりとなる新球団として生まれた楽天。
その参入初年度の表紙は、岩隈かと思いきや、その後のスカウト活動を変える契機にもなった、ルーキー一場。
その後は、岩隈、そして日本球界のエースとなる田中将大、そして則本が名を連ねます。
顕著なのは、ほぼ投手が表紙だということ。野手が表紙に載ったのは、2020年の鈴木大地が初めて。山﨑武司という主軸はいたものの、生え抜きで長打が打てる野手がなかなか出てこないチーム事情を表しているとも言えます。
生え抜きの選手が二桁本塁打を放ったのは、球団創設13年目となる2017年の、茂木・島内が初めて。以降も、2018年の田中の18本が最多で、20本を超えた選手はまだいません。
そして2021年。前年の成績を考えると、浅村、鈴木大地、涌井が表紙候補かと思いましたが、8年ぶりの電撃復帰で、文句なしに田中が表紙に。



巨人


1999 松井秀喜 (.292 34本 100打点
2000 上原浩治20勝4敗 防2.09
2001 松井秀喜 (.316 42本 108打点
2002 松井秀喜.333 36本 104打点)
2003 上原浩治17勝5敗 防2.60)
2004 上原浩治 (16勝5敗 防3.17)
2005 小久保裕紀 (.314 41本 96打点)
2006 小久保裕紀 (.281 34本 87打点)
2007 阿部慎之助 (.294 10本 56打点)
2008 小笠原道大 (.313 31本 88打点)
2009 大田泰示 (新入団)
2010 坂本勇人 (.306 18本 62打点)
2011 坂本勇人 (.281 31本 85打点)
2012 長野久義.316 17本 69打点)
2013 坂本勇人 (.311 14本 69打点)
2014 村田修一 (.316 25本 87打点)
2015 菅野智之 (12勝5敗 防2.33
2016 坂本勇人 (.269 12本 68打点)
2017 坂本勇人.344 23本 75打点)
2018 菅野智之17勝5敗 防1.59
2019 菅野智之15勝8敗 防2.14
2020 坂本勇人 (.312 40本 94打点)
2021 坂本勇人 (.289 19本 65打点)


2000年代初めは、松井と上原が表紙を分け合う形(なお、松井は94年からずっと表紙に掲載)。
松井が2003年にMLBへ移籍し、チームとしてもしばらく優勝できない年が続いたときは、移籍組ながら主将となった小久保、そしてその後、主将を継いだ阿部が表紙に。
その後、2010年からは坂本、2015年からは菅野が表紙に掲載される回数が増え、2015年以降は両選手が分け合う形。
そして2021年は坂本。前年の成績を考えると菅野でも、と思いましたが、今後の移籍の可能性、そして坂本の2000本安打達成に敬意を表しての選出だったかもしれません(今回対象の23年間で、坂本の7回掲載は、柳田と並んで12球団最多)。
なお、投手が掲載されたのは、上原と菅野の2人のみ。途中、内海がエースだった時代はありましたが、優勝した年でも、ローテの主力は移籍選手や外国人選手ということが多く、実は生え抜きの先発投手が育ってない実状も見て取れます。



中日


1999 福留孝介 (新入団)
2000 野口茂樹 (19勝7敗 防2.65)
2001 川崎憲次郎△ (8勝10敗 防3.55)
2002 野口茂樹 (12勝9敗 防2.46
2003 福留孝介.343 19本 65打点)
2004 井端弘和 (.267 5本 27打点)
2005 川上憲伸17勝7敗 防3.32)
2006 井端弘和 (323 6本 63打点)
2007 福留孝介.351 31本 104打点)
2008 岩瀬仁紀 (2勝4敗 43S 3H 防2.44)
2009 山本 昌 (11勝7敗 防3.16)
2010 吉見一起16勝7敗 防2.00)
2011 浅尾拓也 (12勝3敗1S 47H 防1.68)
2012 浅尾拓也 (7勝2敗10S 45H 防0.41)
2013 吉見一起 (13勝4敗 防1.75)
2014 谷繁元信 (.216 6本 34打点)
2015 山本 昌 (1勝1敗 防4.50)
2016 平田良介 (.283 13本 53打点)
2017 柳 裕也 (新入団)
2018 京田陽太 (.264 4本 23盗塁)
2019 根尾 昂 (新入団)
2020 大島洋平 (.312 3本 30盗塁)
2021 大野雄大 (11勝6敗 防1.82


2000年代から2010年代初めにかけては、ほぼ毎年上位。しかし、2013年からは7年連続Bクラスと、全く正反対の姿を見せている中日。
強かった時期でも、一人二人の選手に偏らず色々な選手が表紙に掲載されているのは、当時のチームのバランスの良さと言えるでしょうか。
Bクラスが続くようになってからは、リーグ内で上位の成績を残した選手というよりも、監督兼任となった谷繁、50歳にして現役の山本昌、ルーキーの根尾や柳など、トピックを持った選手が掲載されているところに、チーム状況の苦しさが。
そんななか、2021年は、大野がプロ10年目で初めて表紙を飾ることに。チームとしても上昇気流にあるなか、今後もさらに投手陣を牽引し続ける存在となっていけるでしょうか。



阪神


1999 坪井智哉 (.327 2本 21打点)
2000 星野伸之△ (11勝7敗 防3.85)
2001 藤田太陽 (新入団)
2002 赤星憲広 (.292 1本 39盗塁
2003 井川 慶 (14勝9敗1S 防2.49)
2004 井川 慶20勝5敗 防2.80
2005 今岡 誠 (.306 28本 83打点)
2006 今岡 誠 (.279 29本 147打点
2007 藤川球児 (5勝 17S 30H 防0.68)
2008 藤川球児 (5勝5敗 46S 6H 防1.63)
2009 藤川球児 (8勝1敗 38S 5H 防0.67)
2010 城島健司△ (.247 9本 22打点)
2011 藤川球児 (3勝4敗 28S 5H 防2.01)
2012 藤川球児 (3勝3敗 41S 5H 防1.24)
2013 藤浪晋太郎 (新入団)
2014 藤浪晋太郎 (10勝6敗 防2.75)
2015 鳥谷 敬 (.313 8本 73打点)
2016 藤浪晋太郎 (14勝7敗 防2.40)
2017 藤浪晋太郎 (7勝11敗 防3.25)
2018 鳥谷 敬 (.293 4本 41打点)
2019 西 勇輝△ (10勝13敗 防3.60)
2020 近本光司 (.271 9本 36盗塁
2021 大山悠輔 (.288 28本 85打点)


2000年代初めまでの暗黒時代。その後、二度のリーグ優勝を果たすなど毎年優勝争いをするチームとなった2000年代。そして、プレーオフを制しての日本シリーズ出場はあるものの、再び優勝から遠ざかった2010年代と、さまざまな時代を辿ってきた、ここ20年の阪神。
そのなかで、藤川の掲載回数5回は、対象期間内のチーム最多。その藤川に続くのが、掲載4回の藤浪。
一方、野手では、優勝した2005年打ちまくった今岡や、文字通りチームの顔だった鳥谷の名があるものの、その他で、チームの主軸を打つような野手は選ばれていませんでした。
巨人と同じく、一時期はFAでの補強に主軸が置かれていた阪神。実際、各シーズンの主力を見てみると、クリーンアップ3人中2人はFA獲得選手と外国人選手というシーズンがほとんど。甲子園がホームというチーム状況はあるにせよ、2006年の濱中(20本)以降、2019年までで、20本塁打以上を打った生え抜きの選手は、2009年の鳥谷と2017年の中谷のみ(ともに20本)でした。
そうしたなか、2020年、プロ4年目となった大山が28本塁打・85打点と覚醒。長年の課題が解消されたようにも見えますが、今後も表紙を飾る選手で居続けることができるか。その真価が問われるシーズンが続きます。



ヤクルト


1999 古田敦也 (.275 9本 63打点)
2000 古田敦也 (.302 13本 71打点)
2001 古田敦也 (.278 14本 64打点)
2002 ペタジーニ (.322 39本 127打点
2003 岩村明憲 (.320 23本 71打点)
2004 古田敦也 (.287 23本 75打点)
2005 古田敦也 (.306 24本 79打点)
2006 青木宣親.344 3本 29盗塁)
2007 青木宣親 (.321 13本 41盗塁
2008 青木宣親.346 20本 17盗塁)
2009 青木宣親 (.347 14本 31盗塁)
2010 由規 (5勝10敗 防3.50)
2011 青木宣親.358 14本 19盗塁)
2012 宮本慎也 (.302 2本 35打点)
2013 館山昌平 (12勝8敗 防2.25)
2014 小川泰弘16勝4敗 防2.93)
2015 山田哲人 (.324 29本 89打点)
2016 山田哲人.329 38本 100打点 34盗塁
2017 山田哲人 (.304 38本 102打点 30盗塁
2018 山田哲人 (.247 24本 78打点)
2019 山田哲人 (.315 34本 89打点 33盗塁
2020 奥川恭伸 (新入団)
2021 村上宗隆 (.307 28本 86打点)


2000年代前半までは古田。2000年代中盤からは青木。そして2010年代は山田哲人と、チームの“顔”の傾向が、わかりやすい形で表紙に出ています。
そんななか、2021年の表紙は村上。長打力の部分で大きなインパクトを残した前年から、さらに確実性も身に着けてきたその打撃には、今後、ヤクルトのみならず、日本を代表するバッターとなる可能性を感じます。
なお、今回の対象期間で、投手の掲載は4人なのですが、全員1年のみの掲載。そのため、22年間中、投手が表紙に載ったのは4シーズンのみ。この間、石川が先発ローテを守り続けてはいるものの、表紙に掲載された由規、館山をはじめ、伝統的に故障が多いチーム体質を表しているとも言えます。



広島


1999 前田智徳 (.335 24本 80打点)
2000 緒方孝市 (.305 36本 69打点)
2001 金本知憲 (.315 30本 90打点 30盗塁)
2002 金本知憲 (.314 25本 93打点)
2003 新井貴浩 (.287 28本 75打点)
2004 黒田博樹 (13勝9敗 防3.11)
2005 嶋 重宣.337 32本 84打点)
2006 黒田博樹15勝12敗 防3.17)
2007 黒田博樹 (13勝6敗1S 防1.85
2008 栗原健太 (.310 25本 92打点) 
2009 前田健太 (9勝2敗 防3.20)
2010 栗原健太 (.257 23本 79打点)
2011 前田健太15勝8敗 防2.21
2012 前田健太 (10勝12敗 防2.46)
2013 堂林翔太 (.242 14本 45打点)
2014 前田健太 (15勝7敗 防2.10
2015 菊池涼介 (.325 11本 58打点)
2016 黒田博樹 (11勝8敗 防2.55)
2017 新井貴浩 (.300 19本 101打点)
2018 丸 佳浩 (.308 23本 92打点)
2019 鈴木誠也 (.320 30本 94打点)
2020 鈴木誠也.335 28本 87打点)
2021 森下暢仁 (10勝3敗 防1.91)

2016年から3連覇を果たし、強い姿を見せた広島ですが、1998年から2012年までは15年連続Bクラスと、長期にわたって低迷。
その一因とも言える投手陣の不振を象徴するかのように、1999年から2020年までで表紙に選ばれた投手は2人のみ。ただし、その2人は黒田博樹と前田健太と、共にチームだけでなく球界を代表する投手です。
そうしたなか、2021年の表紙に選ばれたのは森下。今後、黒田・前田のように、日本を代表する投手となっていけるでしょうか。
なお、野手のメンバーを見ると、その時代時代の主力選手が表紙に掲載されていますが、嶋、堂林といった名前には、当時のチームの感じも思い出されます(堂林は、今のカープ人気が始まった頃の別冊カドカワの表紙にも掲載)。
久々にAクラスに入った2013年の翌年以降は、色々な選手が表紙に掲載されていますが、そのなかで黒田は9年ぶり、そして新井は14年ぶりの表紙。チームの”歴史”を感じる選出でもあります。



横浜/DeNA

※2012年からDeNA


1999 佐々木主浩 (1勝1敗 45S 防0.64)
2000 ローズ.369 37本 153打点
2001 金城龍彦.346 3本 36打点)
2002 石井琢朗 (.295 8本 26盗塁)
2003 古木克明 (.320 9本 22打点)
2004 ウッズ (.273 40本 87打点)
2005 多村 仁 (.305 40本 100打点)
2006 三浦大輔 (12勝9敗 防2.52
2007 村田修一(.266 34本 114打点)
2008 村田修一(.287 36本 101打点)
2009 内川聖一.378 14本 67打点)
2010 清水直行△(6勝7敗 防4.42)
2011 森本稀哲△(.272 2本 30打点)
2012 三浦大輔 (5勝6敗 防2.91)
2013 荒波 翔 (.268 1本 24盗塁)
2014 梶谷隆幸 (.346 16本 44打点)
2015 筒香嘉智 (.300 22本 77打点)
2016 筒香嘉智 (.317 24本 93打点)
2017 筒香嘉智 (.322 44本 110打点
2018 筒香嘉智 (.284 28本 94打点)
2019 山﨑康晃 (2勝4敗 37S 3H 防2.72) 
2020 今永昇太 (13勝7敗 防2.91)
2021 佐野恵太.328 20本 69打点)


広島から、やや遅れて、長きにわたる低迷を抜けた横浜(DeNA)。
2002年からDeNA初年度の2012年までの、最下位9度(その他、4位が1度・3位1度)という11年間は、あの暗黒時代の阪神より弱かったといっていいかもしれません。
99年・00年は、まだ98年の優勝の余韻が残る佐々木・ローズという顔ぶれ。
しかし、最下位に転落した2001年の翌年以降は、出場34試合で9本塁打というシーズン終盤の爆発に希望を託した古木に始まり、他球団の選手と比べると、前年そこまでの成績を残したとは言えない選手の選出も見られます(村田や内川といったタイトルホルダーもいますが)。
なお、対象期間内での、18人という選出数は、12球団最多。FAでの他球団移籍などもあり、チームの顔が固定されなかった表れともとれますが、2015年からは筒香がチームの顔に。
その筒香が去っての2021年、表紙を飾ったのは佐野でした。新たなチームの”顔”の選出に、ファンとして嬉しい思いもありますが、一方で、冷静に個々の選手の成績を見てみると、他の選出候補がいないという現実も。
2022年の名鑑号において、誰を表紙に選んでいいか迷うほど各選手が活躍する。そんな2021シーズンを期待したいところです。


by momiageyokohama | 2021-02-12 01:45 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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