2019年最後の野球談議
2019年 12月 31日
今年は、例年以上にやることが山積していて、秋以降に至っては、とてもPCの前に腰を落ち着けて座る時間などないという年でした。
気づけば、野球については7月以来、書いておらず。
Twitterでは、ちょくちょく気になる記事などをリツイートしたりはしているのですが、とにかく書く時間と余裕がなく…。
でき得るならば、野球好きの友だちと、3時間でも4時間でも飲みながら話し続けたいところですが(^^)。
そんな今年の最後に、こんなことを書きたかったなという10テーマについて、それぞれ少しだけ思うところを。
1. 野球の危機
今年になって、このテーマを取り上げるWeb記事や刊行物がかなり増えた。ということで、そろそろ、危機への共通認識を作る段階から、「では、どうするか」を考えるべき段階に来ていると思う。一番のポイントはやはり、子どもたちに、野球は「楽しい」スポーツだと思ってもらう「環境づくり」ではないか。
(cf.「筒香発言」の重み)
2. エクスパンション
野球のファン層拡大という点では、やはりこのテーマは避けて通れなくなってきているように思う。現在のプレーオフ制度の不公平感の打破という側面もある。地域的なことや球場を考えると、松山or香川、新潟、静岡、長野、宮﨑or熊本。さらには、沖縄、宇都宮、八王子、大宮、京都、岡山あたりも候補か。ただ、人口規模だけではない候補選定の視点も大事か。
3. プレミア12-五輪-WBC
今年の「プレミア12」で、第2回WBC以来10年ぶりの国際大会優勝を果たした、日本代表。次の目標はオリンピックとなるが、出場国はわずか6チーム。2021に年はWBCが開催予定だが、各チームのトップ選手がこぞって出る大会ではないという課題はおそらく残る。また、サッカーやラグビーのワールドカップは、日本代表の試合でなくてもスタジアムが盛況なのに比して、野球の場合、日本代表の試合以外は閑散としていることの意味を、考える必要があるようにも思う。
4. 日本人メジャーリーガー
筒香、秋山、山口俊が、新たにMLB行きを決めた今オフ。一方、菊池はMLBの交渉の遅れを鑑みて移籍を断念。さらに、有原、西川、山﨑康、石川など、来オフ以降のMLB移籍の意思を表明した選手も多数。現在のFA制度では、FAを待っての海外移籍は選手の“旬”を考えると遅い。長い目で見て、日本人メジャーリーガーが野球人気に“寄与”する影響、またポスティングシステムの活用度などを考えると、他制度との関連も含めて、FA制度の再見直しが必須だろう。
5. 野球の面白さ
野球人気の凋落や、野球の露出の減少がうたわれるなか、「なぜ、野球が面白いか」という、これまで、野球が取り上げられることが当たり前であったなか、顧みられなかった”原点”というべき部分を、改めてクローズアップさせることの大事さを思う。「野球しかなかったから野球人気があった」を、「面白いから野球人気がある」が、いかに超えられるか。
6. 元プロ野球選手の発信
高木豊、里崎など、OBによるYouTube情報発信が目立った今年。これまで“裏話”としてしか語られなかった、現役・OBの言葉を簡単に聞けるようになったのは、今までになかった動き。これらも「野球の面白さ」を“伝える”ことへ一役買っているといっていい。一方、そうした生の声が手軽に聞けるようになったことが、スポーツライターや記者の記事のブラッシュアップにつながるような好循環ができてくれば、なおいいと思う。
7. 語れるプロ野球選手の存在
本田・長谷部・長友・川島・香川らが、いちスポーツ選手という枠を超えて、“重み”を持った発言をしていたサッカー界に比して、“語れる”選手の少なさに、ある意味、野球界の“薄さ”を感じたここ10年。どのスポーツに限らず、ただその競技が上手いだけでなく、そのバックボーンとなるものを語れることも求められつつあるのが、今のスポーツ界。イチローの言葉だけに感心していた時代を過去のものにすることができるか。
8. 2019年のプロ野球
8つ目にして、今年のプロ野球のこととなるが(^^)、2019シーズンで感じたのは、「どのチームも苦しんだ」ということ。巨人も不完全なチーム状況下での優勝だったし、西武も然り。そして盤石と思われたソフトバンクのV逸。22年ぶりに2位に入った横浜DeNAも、4位とはわずか1ゲーム。「競った」という意味では面白いシーズンだったが、“しっかりした先発投手の減少”などの現象を見ると、“野球の変化”だけでなく、“レベルの低下”も少し危惧される。
9. 選手の引き際
以前はかなりウェット、あるいは「陰」な趣で語られることの多かった、プロ野球選手の引退だが、近年は、選択の幅が広がったから、必ずしもそうではない傾向がみられる。自身によるSNS発信などを含め、その動向がオープンになってきたこともあるだろうが、プロ野球選手も、ある意味「人生の選択」の一つという見方がされるようになってきたからもしれない。「プロ野球」という世界がとんでもなく高度な選手達の集まりという部分は変わらないだろうが、いい意味で、一般社会との壁が低くなってきたとも言えるか。
10. 横浜DeNA
前述したように、1997年以来の2位となった横浜。6月以降、その戦いぶりに関する記事は書けなかったが、今年の横浜を表す事柄を3つ挙げるとするならば、「71勝69敗」、「ソトとエスコバーの大活躍」、そして「『サード・筒香』という決断」。その選手起用に対し賛否が激しいラミレス監督だが、個人的には、賛同できる部分もあれば、違う形をとってほしい部分もある。いずれにせよ、筒香が抜ける来季は、やはり打撃重視のラインナップになるか。オースティン・ピープルズの新外国人2名、プルペン陣の再構築、二遊間の選手の選択…。来季も、賛否が分かれるポイントが数多ある。
ということで、駆け足で書いてきましたが、来年も、どうぞ本ブログをよろしくお願いします(また、訪問していただいた方々、ありがとうございました)。
更新が止まっている時でも、「書きたい!」という気持ちは常に持っているので、気長に更新を待っていただけると嬉しいです(^^)。



























