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2週間遅れの日本シリーズレビュー

日本シリーズから2週間あまり。
書きたいことは色々あったのですが、何から書いていいかわからず、迷っていたまま、2週間経ってしまいました。

日本シリーズの感想は、一言で言えば「ロッテ、強かった」。
素直に、そう思ったシリーズでしたね。

多くの媒体・評論家が挙げているように、ロッテ・スコアラー陣の阪神分析能力阪神打線の試合勘の遅れというものが影響したシリーズだったという指摘はそうだと思いますが、やはり、実際に勝利に結びつくプレーをした選手達の素晴らしさは大きくたたえられるべきものだと思います。

これだけはっきりした結果に終わったシリーズだけに、全てのことが4タテの要因に結びつくとおもいますが、その中で比較的言われていないものを挙げるとすれば、ロッテ先発陣(清水直・渡辺俊・小林宏・セラフィニ投手)と阪神先発陣(井川・安藤・下柳・杉山)の制球力and 失投の打たれにくさの差(ただし、安藤・下柳投手は調子が良ければもう少しいいピッチングが出来たと思いますが)。福浦選手のキャッチング(特にショートバウンドの捕球)。塀内・渡辺正選手を、最大限かつその欠点が目立たないように起用した、バレンタイン監督の采配、といったところだと思います。

さて、前述のとおり、様々な要因が4タテの理由にされた日本シリーズ。結果が結果だけに、その全てに「確かにそうだった」と言ってしまいそうですが、あえて、その中のいくつかに反論したいと思います(まあ、半分「反論の為の反論」ですが(^^))。

第1戦・1回表 ノーアウト1塁 バッター・鳥谷選手という場面
カウント1-1から、ファーストランナー赤星選手が抜群のスタートを切ったにもかかわらず、鳥谷選手が打ってしまい、ランナーをスコアリングポジションに送ることができなかったことに対し→あそこは、盗塁をさせる為に、鳥谷選手は打つべきではなかったという指摘

(↑)確かに、鳥谷選手が打っていなければ、赤星選手は盗塁できたかもしれませんが、もしストライクを見送ったらカウントは2-1(実際はファウルになったので、やはり2-1になりましたが)。初対戦のピッチャーに対して、「追い込まれたくない」というバッター心理を考えれば、鳥谷選手が打ちにいった気持ちもわかります。長年コンビを組んでいる1・2番(ex・荒木・井端選手)、しかも相手のウイニングショットがある程度わかるペナントシーズンであれば、1-1からも見送ることができるでしょうが、あの場面で見送るというのは、そんなに簡単な選択ではないと思いました。

下柳投手を第1戦に使った方がよかったのでは?

(↑)本人が「千葉マリンでは投げたくない(甲子園で投げたい)」と言っていたようなので、おそらく第1戦・2戦で投げたとしても、いい結果はが出なかった可能性は大きかったと思います。「本人の投げたい甲子園で投げさせることによって、確実にその試合は獲る」という戦略自体は間違っていたとは思いません。
第1戦に井川投手というのは、岡田監督のこだわりでしょう。ただ阪神からすれば、井川投手が打たれることも予想された第1戦よりも、第2戦で安藤投手の調子が良くなかったことの方が誤算だったのではと思います(調子は悪くなかったという批評もありましたが、安藤投手の出来は、シーズン好調時からすればかなり下の方だったと思います)。

●第4戦・4回表 杉山投手から能見投手への継投に対して → もう後がないのだから、あそこはウィリアムス投手を出すべきだったのでは、という指摘

(↑)確かに、結果的には能見投手が打たれてしまったので、継投は失敗だったかもしれません。ただ、いくら後はないとはいえ、4回表からウイリアムス投手を出すという継投をしてしまうと、その後の7~9回をどう戦うんだ、という問題は残ります(しかもDH制ではないので、投手に打順が回る)。
その場しのぎではなく、その後の勝負(第5戦以降も含めて)を捨ててないからこその岡田監督の継投、といったら、庇いすぎでしょうか。


最後に、プレーオフという真剣勝負を戦ってきたロッテと、優勝が決まってから間隔が空いた阪神とのコンディションの差について。

確かに、阪神が試合勘を取り戻せなかった、ということはあると思います。
ただ、厳しい言い方をすれば、阪神は、そうした事を見越したうえでの対策をとるべきだったのかもしれません(一方で、ロッテも主力の故障というマイナス要因を背負いましたが、バレンタイン監督の選手起用が、それを覆い隠してしまいました)。
今回の結果を受けて、両リーグの相違点をなくさなければいけない、といった論議もありましたが、現実的には、来季の日程は、既にあらかた決まっているようです(あれだけ「長過ぎる」という批判のあった交流戦が、また来季も同じ日程(5・6月に集中)というのには、正直あきれますが…)。
少なくとも、来季のセ・リーグの優勝チームは、今年とあまり変わらない状況で、日本シリーズを迎えることが予想されます。過去2年を見る限り、「試合勘を取り戻せない」という問題は来季も残ると思うので、ひとまず、来年に関しては、そのための方策を自分達で考えることが、日本一への必須条件になるのではないでしょうか。


追記:以前、ブログで「横浜のことについて…」と書いたのですが、まだ書いていません。
現時点での、ベイスターズについての個人的な考えを一言で言うと、「このまま行けば、来年、横浜ベイスターズがなくなっても、何の不思議もない」です。
それについては、次回こそ書きたいと思います。
by momiageyokohama | 2005-11-10 01:25 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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