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プロ野球 12球団 監督考(続き)【パ・リーグ編】

2ヶ月前に書いた、セ・リーグの監督考
4年前、「この人が監督をやったら、どうだろう」という視点で、各チーム3人ずつ候補を挙げた記事のフォロー記事でしたが、今回は、少し間をおいての、パ・リーグ編。


千葉ロッテ
(2014年 伊東勤 → 2018年 井口資仁)

90年代は監督が短いスパンで変わったが、99年に就任した山本功児監督以降は、比較的長く監督を務める傾向のあるロッテ。伊東監督も5年間指揮を執った(うち、3度はAクラス)が、昨シーズンは大きく負け越して辞任。その後を、現役引退からすぐに井口資仁監督が引き継ぐという展開は予想外だった。
前回候補に挙げた3人は、三者三様の野球人生。筒香の現在の活躍への道筋を作ったといってもいい大村巌は、2016年から指導者としては初の古巣復帰。松本尚樹は、2016年から、編成統括から球団本部長補佐兼編成部長と、よりチーム全体の強化を見る役割に。
そして、里崎智也は解説者として大活躍(^^)。今の状況を見ると、指導者としての復帰の可能性は薄くなっている感もあるが、栗山英樹氏のような例もあるだけに、こればかりはわからない。


北海道日本ハム
(2014年 栗山英樹 → 2018年 栗山英樹)

前回記事を書いた2014年から、12球団で唯一監督が変わっていないのが、日本ハム。当初は驚きを持って受け入られた栗山監督も、2018年で7シーズン目。選手獲得だけでなく選手起用の部分においても、かなり球団側の意向が反映されているといわれるチームだけに、他球団よりは監督の占める比重(見方を変えれば、負担)が少ないのかもしれないが、試合での表情などを見ていると、7年目の現在も、栗山監督自身、監督としての仕事への熱が変わっていないのが見て取れる。
一方、候補として挙げていた稲葉篤紀は、NPBの球団を飛び越えて、一気に日本代表の監督にまでなってしまった。
キャラクター的に日本ハムに合うのではと思っていた田口壮は、出身チームであるオリックスにて、2016年より二軍監督に就任。島田直也は、2015年から3年間、横浜DeNAの二軍投手コーチを務めた。


オリックス
(2014年 森脇浩司 → 2018年 福良淳一)

前回記事を書いた2014年は、森脇監督のもと、オリックスが2位へと躍進を遂げた年(しかも、首位とはゲーム差なし)。そこから半年ほどで、その森脇監督が休養に追い込まれるとは思ってもみなかった。後を受けたのは、候補にも挙げていた福良淳一ヘッドコーチ。その後の福良監督の評価はなんとも難しい。戦力はあるのにそれを生かしきれていないという見方がある一方で、「選手の人望は厚い」とするスポーツ新聞の記事もあったりする。今季は、序盤戦苦戦していたが、現在はソフトバンクと3位を争っている状況である。
なお、前回候補に挙げたときはオリックスの二軍打撃コーチだった北川博敏は、その後、オリックスでのフロントなどを経て、2017年からは、ヤクルトの二軍打撃コーチ。
一方、2014年時点ではNTT西日本野球部監督だった佐々木誠は、その後、ダイエーで三軍打撃コーチ・三軍監督を務めたあと、2018年からは、鹿児島城西高校野球部の監督に就任と、様々なカテゴリーで指導者人生を送っている。


東北楽天
(2014年 星野仙一 → 大久保博元 → 2018年 梨田昌孝)

2014年限りで星野監督が退任。
その後、大久保博元(当時・二軍監督)が監督に就任するが、クライマックスシリーズ進出を逃し、1年で退任(最終順位は最下位)。
近鉄、日本ハムと、監督を務めた2チームで、いずれも優勝を果たしている梨田昌孝が就任。1年目は、5位に終わるものの、就任2年目には、前半戦、首位を独走。最終的に失速して3位に終わったものの、2018年は星野氏の逝去ということもあり、今度こそ優勝を狙っていくシーズになると思われた。
というところでの、開幕からの敗戦続き、そして梨田監督辞任という流れには、プロ野球の難しさを思わせられる。
なお、候補として挙げていた工藤公康(2014年時点では、解説者)は、2015年から、ソフトバンクの監督に就任。また、アンドリュー・ジョーンズは、2017年のWBCでオランダ代表のコーチを務めた。
二十数年後の監督候補として挙げた(赤見内)銀次だが、性格的には監督向きではないという話も。そんななか、選手としては成績を残せなかった平石洋介ヘッドコーチが、30代にして、梨田監督に代わって当面の指揮を執ることに。その発言を聞く機会は少ないが、PL学園・同志社大学で主将を務めたその人となりは、「松坂世代」(矢崎良一 著(単行本は、平石がトヨタ自動車時代の2003年の刊行))でのコメントなどから伺い知ることができる。


埼玉西武
(2014年 伊原春樹 →(田邊徳雄)→ 2018年 辻発彦)

前回記事を書いた2014年は、11年ぶりに復帰した伊原春樹監督が、6月に休養。急きょ、式を執ることになった田邊徳雄・一軍打撃コーチが、監督代行となり、翌2015年からは、正式に監督に就任した。しかし、チームとして、大事なところでのミスが目立つ試合も多く、Aクラス入りを果たせず2016年をもって退団。
2017年からは、黄金時代の主力選手である辻発彦が監督に就任。長年、中日などでコーチを務めていたが、実は、西武で指導者を務めるのは初めて。22年ぶりの古巣復帰となったが、その指導者としての方向性が、現在の西武のチームの色にあったのか、初年度から2位に(源田の加入という、非常に大きい要素もあったが)。渡辺久信の初年度となる2008年以降、優勝から遠ざかっている西武。再び、「強い西武」が復活することを望んでいるファンも多いと思う。
なお、前回記事を書いた時点では西武の一軍守備走塁コーチだった奈良原浩は、現在は中日の守備走塁コーチに。
金森栄治は、金沢学院高校、ノースアジア大学野球部での指導を経た後、2018年から、ロッテに6年ぶりに、コーチとして復帰。
石井一久は相変わらず、解説者として独特の存在感を発揮しているが、実は、その指導を見てみたい人物でもある。


福岡ソフトバンク
(2014年 秋山幸二 → 2018年 工藤公康)

2014年、日本一を果たすも、秋山幸二監督が退任。その後を継いだのは、おそらく、他球団からも候補として挙がっていたであろう、工藤公康。初年度から、日本一を果たしたが、2年目は日本ハムにまくられて、チームとしての3年連続日本一を逃す。ヘッドコーチを置くことにした2017年は、再び日本一を取り返した。
前回、名前を挙げた加藤伸一は、2016年でソフトバンクコーチを退任。解説者を務めるかたわら、2017年には、九州三菱自動車の投手コーチに就任。
新庄剛志は、バリ島に移住するかたわら、時折、テレビのバラエティ番組でも目にする。
そして、川﨑宗則。昨年の電撃復帰には驚いたが、今季開幕直前の退団にも驚いた。
故障により自身の理想とするプレーができないという側面が大きいのかもしれないが、自律神経系の病気も「野球から距離を置く」原因であるとのこと。
グラウンドで溌剌とプレーし、試合後のコメントなどでも、元気と笑いを周りに分け与える姿からは、その苦しみは想像できにくいところではあるが、やはり、川﨑が野球に携わることを望んでいる人は多いと思う。そのカテゴリーは、必ずしもプロ野球でなくてもいいだろう。
もし、子どもたちに野球の「楽しさ」を伝えるその姿を、再び見ることができるのであれば、野球ファンとしては、凄く嬉しい。


by momiageyokohama | 2018-06-18 01:28 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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