田尾監督解任。
2005年 09月 27日
日曜日、東北楽天球団から、来季は田尾監督との契約を結ばない旨の発表がありました。
当初は、「三木谷オーナーは残留を希望したのだが、現場フロントサイドが、田尾監督の解任を決断した」との報道がされましたが、その後の報道では「実は三木谷オーナー主導の解任だった」との報道も。
後者の方が信憑性があるとは思いますが、いずれにせよ、楽天ファンの中にもやもや(あるいはショック)を残す解任劇だったのは間違いないと思います。
正直、今回のことで、少なくないファンが、楽天に対してかなり厳しい、あるいは懐疑的な眼を向けると思われ、今後、そうした見方を払拭していくには、冷徹一本槍ではない球団経営が求められるでしょう。
さて、野球自体の話に戻って、では実際に田尾監督の采配はどうだったところに目を移すと、正直、「絶対的な戦力不足」を考えると判断がしづらいところがあります(楽天の戦力を論じる時に一番忘れてならないのは、近鉄とオリックス(前年の5位と6位)のチームの中から、力のある選手をごそっとオリックスにとられて、その残り(←本来は、こういう言い方は好きではないのですが)の戦力をあてがわれた、という事実です)。
ただ、監督の采配を問わず、今年、楽天の戦いぶりで目についたところを箇条書きに挙げていくと、下記のような所が印象に残ります。
●「打」の中で、一番期待された磯部選手が、開幕から不振。その後、一時期調子を挙げたものの、結局シーズンを通して期待されたほどの成績を挙げることはできなかった感が(現在.263)。
●シーズン中盤からは、山﨑・吉岡選手がクリーンアップに定着。2人とも、それなりに成績を残したと思うのだが(.267・24本塁打、.283・10本塁打)、年齢を考えると、このことが来年につながるのかどうかとも言えず…。
●もしかしたら唯一、他球団と同じスタートラインで勝負できたかもしれなかった外国人選手の補強だったが、一番打ったロペスでさえ.224(12本塁打)という惨憺たる結果に(「投」でも、ラス・ホッジスともに6点台の防御率)。この部分のマイナスは相当大きかったのでは(人数だけはかなり獲ったが)。
●投手陣の層が薄いため、少しその投手の調子がいいと連投をさせるなどしわ寄せが来て、結局その投手も打たれるという悪循環が起こる(福盛投手、一時の金田投手・小山投手etc)
●結局、岩隈投手がシーズン通して、昨年までのような投球を見せることができず。
●キャッチャー不足(シーズン通して、主戦は藤井選手。2番手の中村武志選手の打率は.180)。
●数少ない光った選手は、有銘投手、沖原選手(後半戦)、高須選手(前半戦)。そして前述の山﨑選手、福盛投手あたりか(ほんの一瞬だけであれば、渡邉投手・飯田選手あたりも)。
●一昨年、16試合出場、昨年は一軍出場なしの酒井選手が103試合に出場(288打席に立ち、.247)。
年齢的には一番期待されていたといってもいい中堅どころの鷹野選手の成績が.217、7本塁打。同じく川口選手が.260、0本塁打。
40イニング以上投げた11投手のうち、防御率3点台は2人だけ。辛うじて5点台を下回っているのが2投手(岩隈投手・有銘投手で2人とも4.9点台)、あとは5点台3人、6点台3人。
上記のような所が、今年の楽天の現実です。
ただ、もう一つ忘れてはいけないのが、こうした成績だったにもかかわらず、フルキャスト(宮城)スタジアムには、毎試合、多くのファンの人がかけつけたという事実です(ホーム最終戦は17479人)。
この2つの現実から、(東北)楽天のフロントが何を感じるか。
今後の楽天の動きに注目したいと思います。



























