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「関根大気の2017年」の行く末

今季の開幕前、横浜DeNAのポイントとして一番最初に挙げたのが、関根大気だった。

筒香・梶谷・桑原とレギュラーがほぼ固定されている外野陣。しかも全員が20代。
それでも、そこに何とか割って入ろうと奮闘する21歳が、どんなシーズンを送るのか。
そこに注目してみたいと思った。

オープン戦、5割近い打率を残しても、それはレギュラーへのパスポートにはならない。
筒香がWBCから復帰し、故障が心配された梶谷も開幕スタメンに名を連ねたことで、外野スタメンの3つの枠は埋まる。
ただし、そのことは想定内。試合終盤、いつ訪れるかもしれないチャンスを逃すまいと、ベンチに控える日々が続く。

そうしたなか、4月14日のヤクルト戦。ついに、自分の存在をアピールする時がやってくる。延長10回裏、先頭バッターでセーフティバント。これが見事に決まり、出塁。さらに三塁まで進んだあと、白崎の内野ゴロでホームに突入し、間一髪セーフ。まさに、関根がもぎとった“1点”でチームに勝利をもたらした。
続く15日は、チーム13試合目で初のスタメン。しかし、4打数ノーヒット2三振に終わる。翌日からは、またベンチからスタートする日々に戻る。

その後は、打席が少ないとはいえ、時折与えられる打席で、結果が出ない試合が続く。出場13試合、12打数2安打という成績で、5月5日、登録抹消となった(代わりに選手登録されたのは嶺井)。

それから1ヶ月以上過ぎた6月13日、二軍でも決して成績を挙げられているとはいえないなか、再び一軍昇格となる(代わりに抹消となったのは佐野)。
6月14日には、今季2度目のスタメン。しかし、3打数ノーヒットと、ここでも結果を残せなかった。
そして、6月23日のヤクルト戦。延長10回表、勝ち越しのランナーとなる重要な代走としての出場だったにもかかわらず、石山の牽制に逆を突かれ、牽制死。その裏、チームは勝ち越し点を許し、サヨナラ負けとなった。試合展開のなかで、相手キャッチャーの井野がかなり走れる状態だったがゆえ、“とにかく早くスタートを切りたい”という思いが前面に出すぎての失敗。
6月26日、関根は再び登録抹消となった(代わりに昇格したのは荒波)。

打撃に関しては、オリックス戦でのレフト前タイムリーこそあったものの、ここまで、ボールに対して、バットをうまくコンタクトできていない打席が目立つ。また、求められる役割を考えると、四球が少ないのもマイナスポイントととられるかもしれない(今季はまだ1)。
ここまで二度のチャンスを生かせなかったことを考えると、次回の昇格は、二軍で、ある程度の打率を残していることが前提になる可能性もある。

ドラフト5位入団ながら、入団前から、アマチュア野球を見ている人たちからは評価が高い選手ではあった。
1年目、二軍で観たときは、身長の割に、下半身をはじめ、結構体ががっちりしていることに少し驚いた。二軍の選手によくみられる“ひ弱さ”みたいなものは1年目からすでになかった。この年、高卒1年目ながらファームで残した打率.271(6本塁打・12盗塁)という数字は、十分、その後の活躍を期待させるものだった。
2年目の開幕戦で澤村から放ったホームランの弾道も、将来の飛躍を予感させるものだった。
その開幕弾から2年。今日6月27日のファームの試合に、関根は、「9番・センター」で出場した(3打数1安打)。

おそらく、関根は、横浜ファンのなかでも、現状の成績以上に人気のある選手だと思う。
しかし、それは、今後の彼の野球人生を保障するものではない。
自分も注目はしているが、決して、「応援したから活躍する」といった幻想はもっていない。

ただ、「今年(レギュラーを奪わないと)、僕は終わってしまう」というコメントを残したとされる、一人の才能に溢れた選手が、幾多の経験をしながら、2017シーズンが終わったときに、どういったプロ野球選手になっているか。
それを見ていきたい。


by momiageyokohama | 2017-06-28 01:11 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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