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9つのポイントで振り返る、横浜DeNAベイスターズ2016総括

2016年のNPBの公式戦も、10月29日で終了。

その2016年は、横浜DeNAベイスターズにとって、11年ぶりのAクラス、そして、初のクライマックスシリーズ出場、さらには主催試合の観客動員数も過去最高(193万9,146人・1試合平均2万6,933人)と、久しぶりに、シーズン通して“戦い”の中に入れた一年に。
ただ、思い返せば、開幕早々、負けが込み、「今年も…」という思いもよぎったところから始まったシーズン。そんな2016年を、9つのポイントから振り返ってみることに。


1. 厳しい状況でも……

4年間指揮を執った中畑監督に代わり、ラミレス新監督のもと、新たなスタートを切った横浜DeNA。しかし、開幕直後の3・4月は、完全にスタートダッシュに失敗した形となった。
とにかく打線がつながらず、点がとれない。その大きな原因となったのは、主軸の不振+不在
五番を任された新外国人ロマックは、オープン戦の中盤以降の打撃そのままに、まるで打てず。入団が決定した時に3A時代の映像を見たが、同じ角度でしかスイングできないバッティングスタイルに、正直厳しいかもしれないと思った。マイナー通算200本塁打というところに魅力を感じての獲得だったのかもしれないが、最終成績は、打率.113、0本塁打、2打点。
そのロマックが入ったことで三番を打つことになったロペスも、早打ちの打撃スタイルと「三番」という打順の相性が合わなかったためか、打率1割台で推移。
加えて、梶谷も開幕から不在。「主軸の4人のうち、(筒香以外の)3人が機能せず」という状態では、そうそう勝てるはずもなく。
ただ、そんな厳しい状況のなか、大きかったのが「同一カード3タテだけは食らわらなかった」こと。
開幕戦から5月1日までの約1か月間の11カード中、カード勝ち越しは、わずか1回。
しかし、それだけ負けが込んでいながらも、3タテされることだけは阻止した。

○●● ●○● ○●● ●●△ ●○○ ●止● 移●● ●○移 △○● ●○● ●○●
(止…試合中止、移…移動日)

3タテをくらうと、チームのムード的にも落ち込みが予想され、取り返しのきかない大型連敗にもつながっていく。試合が中止になったり、2連戦だったりという(ある種の)ラッキーもあったが、開幕戦は取ることができたこと、また、ナゴヤドームの中日戦3戦目での延長1-1の試合のように、「なんとか投手陣が踏ん張って引き分けに持ち込む」といった試合を作ったことで、ギリギリ挽回可能なところで踏みとどまったと言える。


2. 石田、今永の存在

その序盤戦、チームを持ちこたえさせたのが、先発投手陣だった。
井納・久保康(砂田)・石田・今永・モスコーソ、そして、開幕には故障で間に合わなかったが山口を加えた先発投手陣は、完璧な投球とは行かないまでも、打線の援護が無いなかで、5回以上は必ず投げ切った(結果、開幕から55試合目まで、先発が5イニング以上を投げ切る)。
なかでも、前年と比しての大きな違いは、石田と今永という、二人の左腕の存在だった。
今永に関しては、オープン戦からすでに完成度の高い投球を見せ、ある程度活躍してくれるのでは、という期待があった。シーズンに入っても、序盤戦、勝ち星こそ挙げられなかったものの、その期待に違わぬピッチングを見せた(最終成績は、8勝9敗、防御率2.93)。その落ち着き払ったマウンドさばき、そして試合後に発せられるコメントの深さには、三浦以来不在といってもいい、チームの「エース」というポジションを担える可能性も感じる(被本塁打の多さは、今後の課題だが)。
一方の石田。昨年の2勝6敗、約70イニングという成績から、チーム最多のイニング数を投げるまでの飛躍は、正直予想外だった(勝敗は9勝4敗)。しかも、内容的にも、右打者相手にも勝負できたことは大きかった(被打率…対右.211、対左.268)。
この石田の飛躍は、昨年、同じく左の若手投手である砂田らとともに、実績がまだ無いながらも、先発の経験を積ませてもらったことが大きかったと思う。この部分は、中畑監督の功績といってもいいのではないか。


3. 守れるキャッチャーの獲得

こうした投手陣を、レギュラー捕手としてリードしたのが、ドラフト4位で入団した、ルーキーの戸柱(NTT西日本)だった。
入団前は、同じドラフト候補のキャッチャーのなかでは、トヨタ自動車・木下(→中日3位)、明治大学・坂本(→阪神2位)の方を高く評価する声もあったが、いざシーズンに入ると、開幕から、山口の登板試合をのぞき、週5~6日のペースで試合に出続けた。
オープン戦から目についたのが、ワンバウンドへの対応の堅実さ。中盤以降、疲れもあってかボールを逸らすシーンも増えた(失策10、捕逸8は、いずれもセリーグワースト)が、チームの暴投数は、プロ野球歴代ワーストだった昨年の68から39にまで減った。さらに、リードでも、外角一辺倒ではなく、かといって無謀な内角攻めもしない、バランスの良さを見せた。
一昨年の黒羽根、そして昨年の嶺井と、キャッチャーの守備力で落としたといってもいい試合が多かっただけに、この部分が強化できたことは、チームにとって相当大きかった。
今後は、“強肩”と評されるも、結果的に盗塁阻止率.200に終わった「足への対処」の部分。そして、シーズン終盤、さらに厳しい戦いとなったときのリードを磨いていくことなどが求められるだろう。


4. 筒香の進化

上位打線がほとんど機能しなかった序盤戦は、それこそ、筒香一人で打線を引っ張っていたと言ってもいい状況だった。
昨年、キャリアハイの成績を残した筒香だったが、本塁打は24本と、チームの柱となる四番としては、まだまだもの足りない数字。しかし今季は、失投が来ればほぼ確実にスタンドに入れるレベルまで到達した。
大きかったのは、少しスイングのタイミングを遅らせても、レフト方向へ飛距離の出る当たりを打てるようになったこと。
中盤の一時期、そしてクライマックスシリーズのファイナルステージでは調子を落としたものの、得点圏打率リーグ1位(.393)の数字が示すように、ここで打ってほしいという場面で、相当な確率で殊勲打を放った(その象徴的な一打が、交流戦の日本ハム戦の9回2アウトの場面で、増井からレフトスタンドへ打った同点ホームランだろう)。
シーズンの最終成績、打率.322、44本塁打、110打点は、傍から見ると、文句のつけようのない数字に思える。しかし、本人の表情を見ていると、この“数字”に満足している様子はなく、今年もドミニカのウィンターリーグに参加する意向との報道もあった。
試合後のインタビューでも、数年前までは考えられないぐらい“大人”のコメントをしているが、来季も、さらなる“進化”を見たいところ。
唯一、足りない点を指摘するならば、今季も上達したとは言えなかった、フェンス際の飛球の処理だろうか(もし、将来的にMLBを狙うのであれば、この欠点は埋めておくべきポイントだろう)。


5. 一番打者の確立


横浜の長年の課題として、“出塁率が高く、かつ、走れる”一番打者の不在があった。
長らく一番を務めている石川だが、2010年には36を記録した盗塁数も、2011年には12に激減し、2012年以降はいずれも一桁。さらに、フルシーズン出ても、四球が20~30個と四球を選べない打者でもあり、一番打者としてはかなり物足りなかった。
そうしたなか、ロマックの不振でチャンスをつかんだ桑原が、4月中盤からスタメンで出始め、時折、一番を務めるようになる。その後、関根、梶谷が一番を打ったこともあったが、6月下旬からは桑原が完全に一番に定着。
打率.284はギリギリ及第点という数字だが、盗塁数は昨年の1から19に大幅増(盗塁死は11)。また、四球は38ながらも、死球が14もあるため、出塁率も.356と、一番打者としてはまずまずの数字。さらに、11本塁打と長打力もあるため、横浜にとって久々に魅力のある一番打者が現れた。
もちろん、チーム内には関根乙坂という同年代のライバルがおり、まだ完全にレギュラーを手中にしたというわけではないが、このポジション争いが、チーム力をさらに高める方向に作用していってほしい。


6. 勝利の方程式の行方


今季の横浜の勝ちパターンの継投は、主に、山﨑康・三上・須田・田中の4人が支えたといっていいだろう。
そのなかで、今季の須田のピッチングは、投手陣全体を見ても、MVPといっていい働きだった。
リードしている状況、同点のケース、ビハインドの状況、さらにはイニング途中のピンチでの登板、延長に入ってからの登板と、ありとあらゆる場面でマウンドに上がり、昨年より格段に“伸び”が増したストレートを武器に、チームのピンチを救い、三上、あるいは山﨑康につないでいった。
ドラフト1位で入団した割に、さほど期待が大きかったとは言えない、30歳の右腕が、これだけの“覚醒”したピッチングを見せてくれたことは驚きでもあり、プロ野球の“面白さ”を見せてくれたとも言える。
ただし、ストレートの“伸び”を武器にする投手の場合、オフをまたいだ時に、その“伸び”の威力が落ち、急に成績を落とすケースもある。チームにとっても非常に大事なところを投げる投手だけに、今季つかんだ「感覚」を着実に自分のものにしてほしいところ。

一方、新人最多セーブ記録を挙げた昨年に引き続き、ストッパーとなった山﨑康にとっては、試練の多いシーズンとなった。序盤戦から、昨年まで空振りをとれていたツーシームを見切られる場面が多く、セーブこそ挙げるものの、ランナーを出す場面も多かった。それでも、前半戦はストッパーとして合格点といっていい成績だったが、8月に入ると、立て続けて救援に失敗。精神的な部分でも、その窮地から立ち直れるかが心配されたが、一時的なストッパーのポジションからの離脱がよかったのか、その後は昨年の絶好調時とまではいかないまでも、再びストッパーとしてのポジションで役割を果たした。
おそらく来季も、ストッパーとして登板することになるだろうが、見抜かれている可能性もあるツーシームの投げ方の改善、また軌道の最考が求められるかもしれない。先日の日本代表でのメキシコ戦では大量失点を喫したが、昨年の好調時と比べると左膝がほどけるのが早いようにも感じた。

その山﨑が不調のときは、ストッパー復帰の可能性もあるかもしれない三上だが、今季は、防御率2.61(2勝4敗32ホールド)と、セットアッパーとしては物足りない数字だった。ルーキー年は、開幕戦、早々にKOされた三嶋のあとを次いでのロングリリーフに始まり、チームの投手事情から、段々と役割の重要性が上がっていき、最終的にストッパーに。
昨年は、前半戦故障で出遅れ、一軍に戻ってきたときには山﨑がストッパーとなっていたために、押し出されるような形でセットアッパーに、と入団してから、チームの状況に流されての起用となっている三上だが、果たして、本人が現在のポジションに納得しているのかが、少し気にかかる。
初球の入りの甘さや、武器であったクセ球がやや通用しなくなってきているように見える現状を考えると、リリーフよりも球種を使える余裕がある先発の方が、その力を生かせる可能性もある。

いずれにせよ、現状、リリーフ陣がそこまで盤石ではないことを考えると、あと2人は、ここに加わってくる投手が欲しい。ただ、平田・国吉(今後は先発に転向?)といったところが正直期待薄で、今秋のドラフトで獲得した新人投手にも、そこまで過大な期待はかけられない(水野、進藤あたりが、そこに加われるようだと面白いが)。
ラミレス監督は、そうした状況をふまえ、来春キャンプから開幕にかけ、いかなる手を打つだろうか。


7. 二遊間の強化はなされたか

今季、ショートのレギュラーには、倉本が完全に収まった。
141試合に出場。最終的に打率3割は逃したものの、開幕からほぼ3割をキープし続けた打撃(.294)は、昨年(打率.208)に比べ、格段に安定感を増した。
失策の数も6で、守備率.989は、坂本に次ぐリーグ2位。となると、ショートについては、今後しばらくは問題ない、と言いたいところだが、倉本の守備を、UZRで見てみると、-12.7と、極端に低い(cf. 坂本…15.1、堂上直…7.9、田中広輔…4.1)。個人的には、このUZRの数字は、必ずしも実際の守備での貢献度に比例しているとは限らないとも思っているが、それにしてもこの数字は低い(昨年も、-5.0と低い数字)。
倉本の場合、簡単なミスで投手の足を引っ張ることは少ないように感じるが、ショートとしての守備範囲は低い部類に入ると言わざるを得ないだろう。
今後のチームのことを考えると、今回のドラフトで源田(トヨタ自動車→西武3位。愛知学院大時代、大学選手権の時に神宮で観たが、その「守備」は強烈に印象に残った)あたりを獲って、倉本をサードに回すという手もあるかなとも思った。ただ、サードはサードでレギュラー候補が何人かいるので、今後もしばらくは「ショート・倉本」で行くのだろう。ただ、この守備の「低値」をチームフロントがつかんでないはずはなく、今後数年先のことも含め、チームとしてどう考えているか気になるところである。

一方、こちらも、長年のチームの課題であるセカンド。シーズンの大半は、石川が守ることが多かったが、シーズン終盤は、打力のこともあり、宮﨑エリアンが守った。現状の各選手の打力を考えると、来季も、宮﨑、エリアンの優先度が高いと思われるが、両者とも、決して守備力が高いとは言えない選手。
二遊間の当たりをアウトにできるか(あるいは、セカンドにランナーがいるケースで、外野へ抜けるのを止められるか)、また、併殺をとれる確率のアップにおいて、セカンドの守備はかなり重要と思われるので、本来であれば、こちらも守備力の高い選手をおきたいところ。来季は現状いる選手で凌ぐとしても、優勝を狙えるチームを本気でめざすのであれば、ドラフト・外国人獲得策含め、チームとして考えるべき重要度の高い事項である(なお、獲得が発表された田中浩は、もともと守備がいい選手とはいえ、ここ3年はほとんどセカンドを守っておらず、戦力になり得るかは実際のプレーを見てからになるだろう)。
藤田の放出は言うに及ばず、現在の外野レギュラー陣(梶谷・桑原・筒香)が全員、もともと内野手として獲った選手というところに、一時のチーム編成の停滞が見て取れる。


8. ラミレス監督の環境づくり・采配

NPBでの継続的な指導者経験はないなか、横浜DeNA2代目の監督となったラミレス
BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスでは打撃コーチ(兼選手)の経験があり、現役時代から「将来的には指導者をめざしている」との本人のコメントもあったが、その監督としての実力は未知数であり、期待と不安、相半ばといったところだった。
前述したように、開幕直後の敗戦が立て込んだ状態については、ロマックの見込み違い+梶谷の不在によるところが大きく、ラミレス監督の手腕をはかる材料としては、あまり適さない。
ただ、印象的だったのは、そうした負けが込んだ状態でも、表情に、敗戦が続いていることから来る焦りや怒りといった感情が現れないことだった。むしろ、ときに穏やかな笑みを浮かべ、来るべき上昇気流に備えるためか、試合中も、頻繁にメモを取っていた姿が印象的だった。
チームが勝利を重ねるようになっても、過度に喜ぶようなことはせず、活躍した選手には柔らかな笑みを浮かべて褒めたたえ、結果が出ない選手がいても、次の登板(出番)での活躍を信じるようなコメントを残した。
昨年までとは違い、チームが、シーズン終盤まで戦いの輪のなかに入り続けることができたのは、こうしたラミレス監督の、“いい時も悪いときも同じ”という姿勢が大きかったのではないか(なお、前任の中畑監督のテンションの高さが悪いと言っているわけではない。あくまで、それらは、それぞれの監督の“個性”である)。

一方で、データを重視してなのか、明らかな“決まり事”に基づくような采配・起用も垣間見られた。
その最たるものが、石田・今永の早めの降板。今永は、ルーキーということに配慮してか、8回を投げたのは22試合中1試合だけ。投球数も、ほぼ100~110球に抑えられ、6月下旬には、好調時のコンディションを取り戻すことを目標として、約1ヶ月、登録抹消した。
2年目にして初めて、シーズン通してローテーション投手として投げることとなった石田については、さらにこの方針が徹底されており、球数関係なく、最大でも7イニング。降板後にリリーフ陣が同点に追いつかれ、石田の勝ち星が消えた試合も多かった。
石田がまだキャリアが浅い選手であること、大学時代に故障歴があることを考えての、こうした起用だったのかもしれないが、今永はともかく、石田に関しては、100~110球に達しておらず内容も悪くないのであれば、8回・9回を投げさせてもいい試合もあったと思う。石田の経験値を増やすことにもなるし、リリーフ陣の層が決して厚くはないなか、リリーフの登板数を減らせるのであれば、なるたけ減らして、その負担を軽くすべきというのが、その理由。
一方で、開幕前“エース”に指名した山口は、120球を超えても投げさせ、結果、完投も5つ記録するなど、長いイニングを投げられる(あるいは「投げるべき」)投手として起用した。
その他、クライマックスシリーズでは、相手投手との対戦成績を判断材料にしてスタメンを組み替えるなど、打撃に関しても、データを重視する傾向が見られた。
また、シーズン全般の戦い方においては、中盤までは、使える選手の見極めも兼ねての起用、中盤以降は、使えると判断した選手でほぼ陣容を固めたなかでの起用と、合理的な一面も垣間見られた。
なお、序盤戦、ロマックの不振・梶谷の不在で頓挫した「梶谷・二番、ロペス・三番」構想を、シーズン最終盤に実現させるなど、今までの日本人監督とは違った独自の理論も持っていると思われるラミレス監督。
その“色”は、2年目となる来季、さらに色濃く出てくるかもしれない。


9. 2017年に向けての展望

69勝71敗3分け、3位、首位と19.5ゲーム差。
これが、横浜DeNAの2016年の成績。
この成績を、チームの力通りの成績ととるか、それとも、出来すぎだととるか、それとも、もっと上を目指せたはずだととるか。
なお、チームの各項目の成績は、打率….249(リーグ4位)、出塁率….309(リーグ4位)、打点…548打点(リーグ3位)、盗塁…67(リーグ3位)、防御率…3.76(リーグ5位)である。
自分は、序盤における「五番打者の(実質上の)不在」というかなり厳しい状態から、5割近くの位置まで戻せたことを考えると、「よく戦った」と言える一年ではないかと思う。
ただ、ここまで見てきたように、二遊間の守備、リリーフの安定度(このことに関しては、横浜に限らず、各球団悩んでいるが)、キャッチャー陣のさらなる守備強化など、ここから上を目指すには、課題の数も多い。
「よく戦った」という言葉の裏には、ここから、選手個々としても、チームとしても、「さらなる成長がなければ、来季、また下位に落ちる可能性がある」だろうという思いがある。
正直なところ、今秋のドラフトは、一昨年の山﨑康・倉本(・石田)、昨年の今永・戸柱のように、1年目から即、戦力となる選手は獲得できなかったと思う。
また、報道されている新外国人の獲得の仕方(シリアコ、ウィーランド)を見ても、長年の課題である外国人獲得策が改善されたとは言い難い(シリアコは、低めの変化球への対応という視点でみると、膝の曲がり具合が少ないのが気になる)。
また、今後、新たな戦力獲得があるかもしれないが、大幅な戦力補強の可能性は少ないと思われる。

今回の秋季キャンプのテーマは、再び「凡事徹底」だったそうである。いずれにしても、今年の「上昇気流の勢いに乗って、来季は…」という思いだけで勝てるほど、プロ野球は甘くないだろう。
もっと言えば、明らかに、パ・リーグよりセ・リーグの力が下である状況下、レベルの低いセ・リーグの3位を喜ぶのではなく(そんな自分も、2ヶ月前は、久々にAクラスに入った感慨に浸っていたが)、「パ・リーグのチームに勝てるチームづくり」を目指すべきなのかもしれない(そのパ・リーグは、DHがあることもあってか、セ・リーグより圧倒的に犠打が多かったりする)。
今年できたことは、その感覚を忘れずに、本当の自分の力となるように反復する。さらに、来季に向けて、自分のできる幅を広げていき、自身の力を伸ばしていく。
今年に引き続き、2017年は、そうした横浜DeNAベイスターズのさらなる「成長」を見られる年になることを願いたい。


by momiageyokohama | 2016-11-15 02:56 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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