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プロ野球選手名の「読み方」 おさらい

昨日は、ジャイアンツ球場で、巨人-西武を観てきました。

途中、二度にわたって雨で中断するなど、観戦には結構厳しい環境(結果、8回で降雨コールド)。内容的にも、両チーム、ヒットは出るもタイムリーまでは至らず(西武8安打、巨人11安打も、得点は2-2)という、ちょっと渋い内容のゲームでした。

なお、両チームのスタメン&登板投手は以下のとおり。

【西武】
1 外崎 2 熊代 3 木村文 4 坂田 5 駒月 6 鬼崎 7 愛斗(大瀧) 8 中田 9 山田
P 藤原-野田-ポーリーノ-岩尾-岡本篤

【巨人】
1 亀井 2 片岡 3 大田 4 坂口 5 アンダーソン 6 岡本 7 辻 8 鬼屋敷 9 北
P 今村-長谷川-平良

見てわかるように、巨人の上位打線が豪華(^^)。
ただ、この試合では、片岡がバントシチュエーションが多かったなどといったこともあり、各選手そこまで一軍経験豊富なところは見せられませんでした(亀井は、だいぶ体重が重くなっていた印象が…)。
なお、両軍で一番の注目だった岡本(現在、二軍では打率.272、16本塁打)は、この日は、やや変則の右腕・藤原が相手だったからか、全くタイミングが合わず2三振を喫するなどノーヒット。
もう一人、同じく巨人の二軍のなかでは成績を残している坂口(今季は育成契約)も、第1打席、追い込まれてからヒット狙いに切り替えてタイムリーを打った場面はありましたが、二軍で3割をマークしている片鱗までは見ることはできませんでした。
その他では、辻がタイムリーを放つ2安打を打っており、こちらは以前見たときと比べると、ボールの待ち方に余裕が出てきた印象がありました(数字的にも打率.317)。

投手陣に目を移すと、先発の今村は、先頭の外崎に、いきなりバックスクリーン横にホームランを浴びるなど、一軍行きをアピールするには、もう一つの内容。
そのなかで、昨年に引き続いて観た平良(今季は、一軍初登板も)が、3イニングを無安打無失点と、安定した内容。昨年も書きましたが、自分からコントロールを乱して崩れる可能性は少ない投手だけに、ストレートの急速があと3~4km上がると、一軍でも通用し始めるように思います。

一方の西武は、一軍経験のあるメンバーはある程度の活躍は見せた印象。ただ、西武の場合、野手に関しては、かなりレギュラークラスの壁が厚いので、ちょっとやそっとの成績では、なかなか一軍に上がれないのが現状。
この日、先頭打者弾を放った外崎は、呉念庭の後塵を拝す形になってしまっていますし、坂田も、森友哉はともかく、今季後半は山川にも先を越されてしまった状況です(二軍では.380、13本塁打の成績を残しているのですが)。
この試合では、熊代も打撃・走塁で動きの良さを見せていましたが、守っていたポジションはファースト。「いい選手なのに勿体ない…」という思いを禁じ得ませんでした。
また、試合終盤には、大﨑が代打で出場。大﨑を最初に見たのは、9年前の鎌ヶ谷。そのときの1試合5安打は衝撃的でしたが、そんないい選手でも、ここ2年は一軍試合出場が50試合前後にまで減少、そして今季はわずか4試合。こうした選手の存在に、改めて「プロ野球という世界の厳しさ」を感じさせられます。

なお、試合終盤には、相川も代打で出場(結果は、変化球に空振り三振)。昨年は、鎌ヶ谷で、結果ラストイヤーとなった金城の姿も観ましたが、横浜ファンとしては何とも言えない気持ちになりました(また、この日は、10年目を迎えた北も9番で出場)。

プロ野球選手名の「読み方」 おさらい_c0053376_01071677.jpg

さて、話題代わって、この日の西武の先発は藤原(良平)だったのですが、その読み方は「ふじわら」。
一方、昨年まで阪神でプレーをしていた藤原(正典)の読みは、「ふじはら」でした。

こうした「読み方はどっち?」と迷う選手が、プロ野球には間々います。
そんな間違いやすい読み方を正しく伝えてくれるのが、プロのアナウンサー、そして解説者だと思うのですが、最近、これを間違えるケースを結構耳にします。
横浜DeNAの場合だと、桑原を「くわばら」と言っているケースがかなりありますね。
酷いケースだと、いまだに日本ハムの中島卓を「なかじま」と言っている解説者も…(さすがに、アナウンサーではいませんが)。

かくいう自分も、たまに「あれっ、どっちだっけ?」と迷うこともあります。
ということで、今回は、そんなプロ野球選手名の「読み方」をもう一度再確認(一軍出場のある選手を中心に)。

まずは、何といっても「山崎(山﨑)」でしょう。横浜ファンならば、「山﨑康/山崎憲」の読み方はわかるかもしれませんが、オリックスの「山崎勝/山﨑福」の読み方は怪しいかも(オリックスファンの場合は逆?)。

正解は、下記のとおりです。

●山﨑 康晃〔DeNA〕(やまさき・やすあき)
●山崎 憲晴〔DeNA〕(やまざき・のりはる)
●山崎 勝己〔オリックス〕(やまざき・かつき)
●山﨑 福也〔オリックス〕(やまさき・さちや)

ちなみに、ヤクルトのルーキー・山崎晃大朗の読みは「やまさき(こうたろう)」。

続いて、「岩崎(岩﨑・岩嵜)」。
こちらは、ほとんどの場合、「いわさき」なので、難易度はそれほど高くはないかもしれませんが、実際は下記のとおり。

●岩嵜 翔〔ソフトバンク〕(いわさき・しょう)
●岩崎 優〔阪神〕(いわざき・すぐる)
●岩﨑 恭平〔オリックス〕(いわさき・きょうへい)
●岩﨑 達郎〔楽天〕(いわさき・たつろう)

同じ「崎(﨑)」だと、「宮崎(宮﨑)」もあります。

●宮﨑 敏郎〔DeNA〕(みやざき・としろう)
●宮﨑 祐樹〔オリックス〕(みやざき・ゆうき)

一方、そんなにメジャーな苗字でないながらも、ちょっと迷うのが「牧田」。西武の牧田は有名なので、間違うことは少ないですが、楽天の牧田は…?。

●牧田 和久〔西武〕(まき・かずひさ)
●牧田 明久〔楽天〕(まき・あきひさ)

なお、楽天の牧田が一軍で出始めた頃、オリックスにも「牧田(勝吾)」がいましたが、こちらは「まきた」でした。

続いて、前に続く漢字によっては、読み方が2通りあるのが「」。

●宮川 将〔楽天〕(みやがわ・しょう)

そして、前述しましたが、こちらも2通りあるのが「」。

●熊原 健人〔DeNA〕(くまばら・けんと)
●桑原 将志〔DeNA〕(くわはら・まさゆき)
●桑原 謙太朗〔阪神〕(くわはら・けんたろう)

「熊原」はどちらかというと「くまはら」と読みがちですが、熊原には早く「くまばら」という読み方が定着する活躍を見せてほしいところです。

その他だと、結構紛らわしいのが「」。

●多和田 真三郎〔西武〕(たわ・しんさぶろう)
●豊田 拓矢〔西武〕(とよ・たくや)

「多和田」は「たわだ」と読んでしまいそうですが、正解は「たわた」。なお、豊田の西武の大先輩、豊田清も「とよだ」です。

なお、2文字合わせたときに、読み方に迷うケースもあります。

●小関 翔太〔楽天〕(こせき・しょうた)
●河野 元貴〔巨人〕(かわの・げんき)

それぞれ、「おぜき」「こうの」という読み方のプロ野球選手もいただけに、一瞬迷うところ。

本記事も終盤。なかには、漢字の読み方自体が難しいケースもありますね。

●外崎 修汰〔西武〕(とのさき・しゅうた)
●田面 巧二郎〔阪神〕(たなぼ・こうじろう)

最後に、番外編として、3選手を紹介。

●ヘーゲンズ〔広島〕

こちらは漢字ではなく、あくまで日本語の登録名でありますが、結構最近まで「へーげん」か「へーげん」か迷ってました(^^)。

●大竹 寛〔巨人〕(おおたけ・かん

今年から、育成で「大竹(秀義)」が入団したので、登録名が「大竹寛」に。広島ファンは当然、下の読み方も知っていると思いますが、「愛称が『かん』で、実際の読み方は『ひろし』」というケースもあるだけに、改めて再確認。

●木村 文紀〔西武〕(きむら・ふみかず

木村昇吾が今年から入団したため、登録名が「木村文」となった木村文紀ですが、「文紀」の読み方は「ふみかず」。本名は「文和」なのですが、2009年オフに登録名を「文紀」を変更。ただし、読み方自体は変えていないために、ちょっと難易度が高いです。


ということで、選手の「読み方」を再確認してみました。
各アナウンサー、解説者の方々には、見ている視聴者がストレスを感じない、正しい「読み方」による中継をしてほしいですね(^^)。


Commented by 粗忽庵 at 2016-08-30 03:50 x
片岡も読めませんね。
Commented by momiageyokohama at 2016-08-30 12:22
片岡易之→治大と登録名を変えていますが、確かに「やすゆき」とは読めませんよね。しかも、本名は「保幸」で、社会人時代に「易之」に登録名を変えてるという(^_^)。
by momiageyokohama | 2016-08-30 01:23 | 野球(全般) | Comments(2)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、20年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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