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横浜DeNA 2016 リーグ戦再開前の現在地

始まる前、昨年のこともあり、「5割で行ってくれれば…」と思っていた、横浜DeNA交流戦

結果は、7勝11敗
4カード目のオリックス戦までは、7勝5敗と2つ勝ち越していましたが、最後に6連敗。

チームは借金5となりました。

なお、交流戦を簡単に振り返ると、下記のような内容でした。

1 西 ○5-2 キャリアの浅い佐藤勇を打っての勝利。
2 西 ●0-7 菊池に力負け。石田、6回につかまる。
3 西 ●1-4 前日に続き、高橋光に圧倒される。
4 ロ ○2-1 一軍復帰の久保が好投。三上・山﨑康で逃げ切る。
5 ロ ○6-5 今永3回降板も本塁打攻勢で同点に。締めは筒香。
6 ロ ○11-0 不調の唐川を打ち込み、大勝。山口完封。
7 ソ ●3-6 モスコーソ6回5失点。山田に3年ぶり勝利献上。
8 ソ ●1-4 和田を攻略できず。ロペス、練習中の怪我で離脱。
9 ソ ●2-4 井納、序盤から失点。追いすがるも岩嵜に封じられる。
10 オ ○3-1 久保、2試合連続好投。決勝打は、また筒香。
11 オ ○7-0 初回、近藤一から5得点。元気のないオリックスに連勝。
12 オ ○4-0 中軸が満遍なく打点を挙げ、3タテ。山口2連続完封。
13 日 ●0-4 有原に抑えられる。モスコーソも先発の任を果たせず。
14 日 ●2-3 石田好投も高梨攻略できず。山﨑康・三上が打たれての敗戦。
15 楽 ●5-8 久保、初回に大量失点。藤田に4安打を喫する。
16 楽 ●3-6 今永、オコエに初本塁打を浴びる。2試合連続で5回もたず。
17 楽 ●3-5 山口、5回に逆転本塁打被弾。楽天にも3タテを食らう。
18 日 ●2-5 砂田、6回に逆転本塁打被弾。須田・乙坂、故障で登録抹消。

さて、交流戦の横浜DeNAの戦いぶりに関しては、いろいろなポイントがあったとは思いますが、今回は、先発投手に絞って、話を進めたいと思います。
俗に、先発の合格基準とされる6回3失点のQSと、さらに良いとされるHQS(7回2失点)。
この値が交流戦の間、どうだったかというと下記のようになります。

(Q…QS達成、H…HQS達成。○●は、チームの勝敗)

1 西 ○ H モスコーソ 7回 1失点 
2 西 ● × 石田 6回 5失点
3 西 ● × 井納 5回 3失点 
4 ロ ○ H 久保 7 2/3 1失点
5 ロ ○ × 今永 3回 5失点
6 ロ ○ H 山口 9回 0失点
7 ソ ● × モスコーソ 6回 5失点
8 ソ ● × 石田 5回 3失点
9 ソ ● × 井納 7回 4失点
10 オ ○ H 久保 7回 1失点
11 オ ○ Q 今永 6回 0失点
12 オ ○ H 山口 9回 0失点
13 日 ● × モスコーソ 5回 3失点
14 日 ● Q 石田 6回 0失点
15 楽 ● × 久保 6 1/3回 6失点
16 楽 ● × 今永 4回 4失点
17 楽 ● × 山口 7回 5失点
18 日 ● × 砂田 5 1/3回 3失点

QS達成とチームの勝敗を比較してみると、対ロッテの2戦目、対日本ハムの2戦目を除いて、他の16試合はすべて、先発投手がQSを達成すれば勝利、しなければ敗戦という結果になっています。
現在のラミレス監督が基本、先発投手に長いイニングを投げさせる采配をとっていること。また、打線にそこまでの爆発力が無いこと(先発が崩れても、試合をひっくり返せるだけの攻撃力はない。現状、筒香の存在だけが突出している状態)ということで、先発投手の出来不出来がチームの勝敗に直結するチーム状態だと言えます。

交流戦前は、先発6人がそろっていることがチームの強みともいわれた横浜。
ただ、そのレベルは、まだ「高いレベル」とは言いきれないのでしょうか。

ここで、先発投手のレベルを、下記のように分けてみてみたいと思います。

(10~9点)…リーグでも防御率ベスト10内の成績。または勝敗数で7~8以上の貯金。
(8~7点)…防御率3.50以内。規定投球回到達で、貯金2~3程度。
(6~5点)…防御率3.80以内。規定投球回到達で、貯金1~負け越し3程度。あるいは、規定投球回に準ずるイニング数で、8勝以上
(4~3点)…規定投球回到達で防御率4点以上、あるいはシーズンの半分以上でローテ投手。
(2~1点)…ローテで投げた試合があるも、ほぼローテ投手としての仕事は果たせず。

ちょっとアバウトなカテゴライズではありますが、例えば、これを、昨年セ・リーグ防御率1位だった広島の先発投手陣に当てはめてみると、どうなるでしょうか。
(先発登板10試合以上の投手を対象。試合数は、先発での登板数。防…防御率)

1 ジョンソン A(10点) 28試合 14勝7敗 防1.85
2 前田 A(10点) 29試合 15勝8敗 防2.09
3 黒田 B(8点) 26試合 11勝8敗 防2.55
 〔以下、規定投球回未満〕
4 福井 C(6点) 21試合 9勝6敗 防3.56
5 野村 D(4点) 15試合 5勝8敗 防4.64

上記には、シーズン途中からリリーフに回った大瀬良(先発7)。また、戸田(先発5)、薮田(先発6)といったところは入れませんでしたが、上に挙げた5人の数字の合計は、38点。

翻って、今季の横浜DeNAの先発投手7人のポテンシャルを、今後の可能性を考え、上記のカテゴライズで数値化してみると、どうなるでしょうか。
(成績は、6月23日(70試合経過)現在)

1 井納 8~6点 12試合 4勝6敗 防2.80
2 山口 8~5点 11試合 5勝3敗 防3.22
3 石田 8~5点 12試合 5勝3敗 防2.91
4 今永 9~5点 12試合 5勝5敗 防2.48
 〔以下、規定投球回未満〕
5 モスコーソ 6~4点 10試合 4勝5敗 防4.15
6 久保 7試合 6~4点 3勝4敗 防3.74
7 砂田 6試合 4~2点 1勝2敗 防4.28

上記の点数を合計すると、最大だと49点。最小だと31点。
石田、今永といったところは、コンスタントに先発ローテでまわるのは今季が初めてですし、故障の可能性も考えると、ちょうど中間をとった点数あたりが妥当なところでしょうか。
となると、(49+31)÷2で、40点。
あれっ。昨年の広島の先発陣の点数を上回ってしまいました(^^)。
ということは、実力が上であったパ・リーグとの戦いは、最後、苦戦を強いられましたが、リーグ戦再開後は、あわてず騒がず、粘り強く先発投手が投げていけば、他チームと拮抗した戦いはできるということになるでしょうか。

なお、ファームに目を移して、先発投手の昇格候補を見てみますと、

 三嶋 11試合 67イニング 6勝4敗 防3.63
 飯塚 10試合 62イニング 5勝4敗 防2.90
 三浦 10試合 51イニング 1勝4敗 防5.65
 ぺトリック 9試合 44イニング 3勝2敗 防4.50
 国吉 7試合 38 2/3イニング 2勝2敗 防3.49

といった状況。
昇格候補筆頭の三嶋はまだ防御率を見ると不安あり。
2年目・飯塚は、まだ二軍で経験を積ませるべきか、判断が難しいところ。
番長・三浦の一軍での雄姿はもちろん見たいですが、最近の調子はどうなのか。
ぺトリックは、正直、一軍では厳しい印象。
また、先発再転向の国吉は防御率はそこそこなものの、38 2/3イニングで34四球(+2死球)という内容では、まだまだ一軍では怖い。

となってくると、先日、ファームで先発登板した熊原の方が、さきの7人の先発に割って入ってくるのが早いかもしれません。

とにもかくにも、先発のポテンシャル自体は、セ・リーグの他のチームと比べても遜色ない陣容。欲を言えば、さきのカテゴライズのAクラス(10点・9点)の働きを見せてくれる投手が出てきてほしいところではありますが(その可能性が一番あるのは、今永だと思います)、変に慌てることなく、自分の投げる球を信じて、そして、信じられるだけの準備をしたうえで、各投手には、また再開後のリーグ戦を戦っていってほしいと思います。


Commented by 大宗 at 2016-06-24 01:35
 こんばんは。

 分かりやすい指標をありがとうございます。現在の攻撃力を考えると、少なくとも暫くは投手陣が踏ん張らない事には苦しそうですね。無論、梶谷あたりが想定外の大爆発なんてことになれば話は違うのでしょうが。

 個人的には交流戦後半、明らかに勢いを失っている様に見えたチーム状況を投手陣が、あるいは野手陣の誰かが中心となって食い止める事が出来るのか、それとも昨年同様に一度失った流れを取り戻せないまま終わるのかというあたりに注目しています。

 野手では筒香や梶谷、宮崎あるいは倉本当たりが候補になるのでしょうが、投手では誰にその可能性があるでしょうね。明日の井納がまず先陣を切ってくれると良いのですが、相手が相手です。

 もしも悪い方に出たとして、それでも次の石田あたりがびしっと投げ切ってくれると雰囲気が変わるかもしれないですね。不安半分期待半分でジャイアンツ戦を見守りたいと思っています。



Commented by momiageyokohama at 2016-06-24 02:15
コメント、ありがとうございます。

今後のチームのポイントついては、もう少し細かく見ていくと、須田のいないポジションに誰を持ってくるか、エリアンはどうしたらもっと打てるようになるか、などといったところもあるのですが、ひとまず、幹である先発投手について、書いてみました。
できれば、記事で書いたところの「Aクラス」にあたる先発投手が出てくると、大きな連敗は避けられるんですけどね。

リーグ戦再開初戦。巨人も小林が離脱してキャッチャーが代わることで、投手のリズムも代わると思うので、まずは、そこにつけこみたいところですね。
by momiageyokohama | 2016-06-24 01:05 | 横浜ベイスターズ | Comments(2)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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