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横浜DeNA 勝ち星が上がらない今だからこそ、感じること

2016シーズンも、開幕から30試合が経過。

9勝19敗2分け、勝率.321。

これが、ペナントの2割ちょっとが終わった時点での、横浜DeNAの成績です。

開幕から、なかなか勝ちを重ねられない状況。
ただ、3月下旬~4月上旬と、4月中旬以降で、その内容は少し違います。
シーズン序盤は、とにかく得点がとれませんでした。ピッチャーが3点に抑えても、打線が1点・2点しかとれず。ピッチャーが1点に抑えても、打線が……という状態。
それでも、先発投手陣の安定度はリーグのなかでも上位であり、打線の調子が上がれば、ある程度戦えるのではという期待も。
4月中旬になってくると、打線も少しずつ得点も増えてきて、少し希望が見えてきたかな、とも思ったのですが、今度は、試合中盤以降、先発の後を継いだ中継ぎ陣(先発とセットアッパー・ストッパーの間を投げる投手)が得点を奪われ逆転負けという試合が目立ちます。

もの凄くざっくり言ってしまうと、横浜DeNAの序盤戦のつまずきの原因は、新外国人・ロマックの低打率梶谷の不在ロペスの不振、ということに尽きると思います。

三~六番を打つ4選手(梶谷を三番打者と考えるとして)のうち、3選手が機能していないという状況は、さすがに厳しい。
現在のチームの成績不振の原因を、ラミレス監督の采配に求める声もありますが、まずは、上記の状況を原因と考えるのが自然でしょう。

なお、開幕スタート失敗の最大の原因といってもいいロマックについては、アメリカ時代の打撃フォームを見る限り、「おそらく厳しいのではないか…」という開幕前の予想が当たってしまった形に。二軍からの復帰後は、打ち始めをオープンスタンスの形にして、ようやくバットに当たるようにはなりましたが、それでも、ボールへのコンタクト率の悪さを解消するところまでは行っておらず。守備の拙さも含め、今後、チームの主軸として活躍する可能性はかなり低いでしょう。
ただし、そのロマックをスタメンで起用し続けたことについては、新外国人の力量を見るという意味では仕方の無かったところ。
また、「バルディリスとの契約を結ばず、代わりの外国人選手を獲得する」という判断自体も、打率2割5分台・打点50点台という打撃成績、そして、足の故障の影響か、ワンヒットでセカンドから返ってこられなかった足の遅さを考えると、間違ってはいなかったと思います。
問題は、前回のシーズンレビューも書きましたが、「チームとして、活躍する新外国人を獲得するノウハウが構築されていなかった」こと。
ぺトリックが期待外れに終わりそうな投手陣も含めて、もう一度「どういった要素を基準として外国人を獲得するか」の洗い直しが求められるでしょう。

一方、4月中旬以降、勝ち星を拾えない原因となっている、先発とセットアッパーの間をつなぐ投手の存在。
そのなかで、田中・須田といったところは、数字だけみると安定はしていますが、「相手の勢いを止めるほどの圧倒的なピッチング」とまではいかない印象。
その足りないところを、移籍の藤岡・ザガースキーといった移籍してきた投手で埋められないかという首脳陣(そしてフロント)の思惑があったのでしょうが、正直、藤岡はここ数年力が落ちている、またザガースキーは勝ちパターンの投手として起用するには力量不足ということで、前チームが手放したと見るべきであり、多くを望むべき投手ではないと思います。
なお、シーズン中に横浜に移籍してきたなか、ある程度活躍した投手というと、真田(巨人)、江尻(日本ハム)がいます。この2選手の場合、前所属チームの選手層が厚かったために出番が少なかったケースともいえ、力を有した状態での移籍ではありましたが、そうした選手を獲得するには、他球団の戦力についても、かなり細かい把握をしておくことが求められるでしょう(ただ、相手チームから打診があったから獲得したというレベルではなく)。
いずれにせよ、このポジションで、安定した投手が、あと1~2人、出てきてほしいところです。

なお、今後も厳しい戦いが予想される横浜DeNAですが、そのなかで、今後に向けて、決めていってほしいことがあります。
それは、各ポジションでの起用における選手の優先順位を決めること。そして、「2年後のレギュラー」という部分も見据えて起用をしていくこと。
現在、レギュラー予備軍が乱立している状態の横浜DeNA。どうしても、試合によってスタメンをころころ変えがちですが、できれば「この選手をレギュラーとして育てる」という明確な方針を持って起用してほしいところ。
もちろん、若手選手を起用する際は、「まだ使い続けるには力量が足りない」と感じることも多いでしょうが、ある程度の量を経験させなければ、選手もなかなか伸びないし、その経験を自身の力に変えていくということもできにくいのではないでしょうか。
試合や局面によって目まぐるしく選手交代をしていくことも、一つのやり方ではあると思いますが、本当のレギュラーを育てるには、例えば、スタメン一番として起用したならば、相手投手が右に代わろうが左に代わろうが、4打席(あるいは5打席)立たせることが、長い目で見ると、チームの力をアップさせる近道のように思います。

なお、個人的に考える、各ポジションの起用優先順位は下記のとおり
(2016・2017年オフのドラフト獲得選手は、ひとまず置いておいて)。

捕手
1. 戸柱 2. 高城 3. 嶺井・黒羽根

一塁手
1. ロペス
※ロペス退団後も、基本は外国人のポジションとする。外国人選手が不振の場合は、宮崎、あるいは一塁も守れる外野手を起用。

二塁手
1. 石川 2. 柴田 3. 山下幸
※一応、現時点では上記の序列だが、送球の悪さ・肩の弱さ、出塁率の悪さ、走力の割に盗塁数が少ないことを考えると、このまま石川をレギュラーとしておくのは疑問。アマチュアではセカンド経験の少ない柴田を、二軍でセカンドの経験を積ませ、ゆくゆくはレギュラーに。

三塁手
1. 外国人枠 2. 白崎 3. 宮崎
※外野手の若手有望選手が多いチーム状況を考えると、外国人のもう1枠は、このポジションに。白崎・宮崎については、その外国人選手を超えないとレギュラーは取れないというハードルを設ける形に。なお、強打の内野手をとれる確率が少ないことを考え、ひとまず、守備・走塁面の能力を重視した外国人三塁手を獲得という策もあり。

遊撃手
1. 倉本 2.(2016年以降のドラフトで獲得)
※基本は、倉本をレギュラーとして考える。その控え・抑えとして、来季以降、ある程度の実力を持つ野手をドラフトで獲得(社会人出身の野手でも可)。

左翼手
1. 筒香
※基本、筒香。筒香故障時は、中堅・右翼で出られない選手が入る。

中堅手
1. 梶谷 2. 桑原 3. 荒波

右翼手
1. 乙坂 2. 桑原・関根 3. 荒波

※激戦区といえる、中堅・右翼。
梶谷が戻ってくれば、当然、中堅の一番手は梶谷に。
残る外野の一枠(右翼)は誰にするか迷うところだが、長打力もあるところを買って、乙坂に。ただし、桑原・関根も、同じぐらいの力は持っているので、乙坂が不振のときは、いずれかを右翼で起用。また、梶谷が全く調子が上がらない場合は、中堅での起用も。
なお、将来的には、筒香を一塁に置き、梶谷・乙坂・桑原(or 関根)といった外野の布陣を考えてもよいのでは。


以前、西武が、松井稼頭央のメジャー移籍が何年後かに想定された時期に、松井移籍までに中島を育成するといった目標を立て、実際、ほとんど戦力ダウンをさせることなく、レギュラー移譲を実現したことがありました。
また、ダイエー(現・ソフトバンク)の川﨑あたりも、試合の帰趨への影響が少ない下位打線で経験を積ませるなかで、レギュラーへの足掛かりをつかみました。

チームがなかなか勝ち星が上がらず、目先の1勝がほしい今だからこそ、逆に、数年後の勝ち試合量産につながる起用をしてほしい。
そんなことを感じる、試合の無い2016年ゴールデンウィークの夜です。


by momiageyokohama | 2016-05-03 00:54 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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