残念ながら……
2005年 08月 12日
2回表、ノーアウト1塁の場面で、「ピッチャー、秦に代わって佐々木!」
相手は、高校時代からともに甲子園で活躍した同級生、清原選手。お互い、万感の想いを胸に対決。
初球こそ、抜けたストレートだったものの、その後はストレート2球で2ストライクをとる。そして最後は、コースはだいぶはずれましたが、佐々木投手の代名詞ともいえるフォークで、見事空振りの三振!!
対戦を終えた清原選手は、涙を抑えることなく、佐々木投手と抱擁。佐々木投手、最後の登板は、こうして終わりました。
僕は、リアルタイムでは見れなかったのですが、一応、HDDに録画しておいて、帰ってから見ました(序盤に登板したらしい、ということは友達に聞いて知っていたのですが)。
でもって………
実は、そのシーンを見ても正直、あまり感動しませんでした。
試合前から指摘されていたことですが、ペナントもまだ真っ最中というところでの、セレモニー的登板。しかも相手は、確かに、佐々木投手と同様、長年にわたってプロ野球という厳しい世界の中で第一線を張り続けてきた選手であるとはいえ、現在規定打席中、最も打率が低いバッター(.217)。
感動するには、あまりにもセレモニー的要素が強すぎました。
ある意味、佐々木投手自身、プロに入って初めて「『抑える』ということを考えなくてもいい」登板をしたということで、「完全に勝負の舞台から降りた試合」という言い方もできるかもしれません。
かといって、先日書いたように、「あれだけの選手なのだから、今回の件は『聞いてあげていい我が儘』では」という考え自体は、変わっていません(どの世界でもそうかもしれませんが、特に、スポーツ選手の場合、プロに入るまでの子ども・学生時代での親御さんの尽力はすごく大きいと思うので)。
また、牛島監督の起用法(秦-佐々木-門倉)も、ああした状況の中では、かなりベターな継投だったと思います(余談ですが、秦投手の登板を「難投」と表現したデイリーベイスターズの記事に座布団一枚!)
でも、何かしっくり来ないものを感じたのは事実です。
実は、佐々木投手が登板した翌日の新聞のうち、何紙かは、そのニュースを大きく扱う一方で、「今後は、横浜での引退試合に備える」という文面を載せていました。
このことについては、まだ牛島監督あたりからそれらしきコメントが出ているぐらいで、本人・球団からは、正式なコメントは出ていません。
ただ、先日の試合を球場に見に行ったファンの方には申し訳ないところもありますが、やはり、佐々木投手にとって、本当の意味での最後の死に場所(←あえてこういう表現にします)は、横浜スタジアムでしょう。
「9番、ピッチャー、川村(←例えばですが)に代わりまして………」
「佐々木」
で、リリーフカーに乗って、登場。
やはり、横浜ファンが最後に目に焼き付けておきたいのは、この光景ではないでしょうか。
私もあの引退登板には違和感が残りました。清原のわざとらしい空振りもどうなのかな…と思いました。涙はよかったですけど。
やっぱ、momiageyokohamaさんの書かれてる通り、ファンが見たいのは浜スタでの登板だと思います。リリーフカーに乗って、その時点から佐々木の眼に涙がにじんでたら、ファンもグッとくること間違いなしだと思います。



























