掴めるか、掴めないか。
2015年 07月 07日
試合は、三浦が終始、コントロールに苦しみ、2回に藤浪にタイムリー、3回には、ゴメスに左翼席上段への特大本塁打。それでも5回まで2失点で凌ぐも、6回に、二死から満塁とし、上本に痛すぎる走者一掃の3点タイムリーツーベース。
内野席前方から見ている限り、上本は1打席から3打席目までタイミングが合っていなかっただけに、初球、フォークが落ちずに甘く入ってしまったのは、まさに痛恨の一球でした。
三浦に関しては、まだ「こういう日もあるだろう」と思いましたが、今後に向けて大きな不安を感じたのは、その後、投げた長田、林、萬谷もタイムリーを浴びて失点したこと(萬谷はロペスのエラー扱いで自責点はつきませんでしたが、当たり自体はヒット性の当たりだった)。
萬谷に関しては、二軍で好成績を挙げての今季初登板だったので期待をしていたのですが、昨年計測していた145km以上のストレートは見られず。テレビで見ていると、投げ下ろすイメージだったのですが、グラウンドレベルに近い位置で横から見ると、思っていたよりも腕が横降りな感じにも見え、あれだとボールが絶えず高めに行くのも仕方がないかと感じました。
交流戦総括のときにも書きましたが、とにかく、今の横浜DeNAの中継ぎ陣(ストッパーを除く)は、安心してイニングを任せられる投手が、ほぼいない状態。
一軍で投げるのであれば、最低限、4球投げたら2球はストライクをとれる制球力と、高確率でストライクをとれる変化球を1つは持っておいてほしいところですが、現在、二軍にいる投手も含めて、そのラインまで来ているのは、田中ぐらい。その田中も、春先の安定した状態からは、かなり落ちています。
ただ、先日、新加入した外国人投手・ビロウは、結局、先発型の投手。トレード期限もあと3週間ほど、ということで、基本的には、今在籍している投手達がどれほど上げていけるかしかない状態。
調子が悪い云々というより、現実の力(制球力だったり、変化球の精度だったり)がまだそこまで行っていない、という投手が多いだけに、今までは持てなかった新しい感覚が、今後掴めるかどうか。
それぐらいの大きな変化がない限り、ブルペン陣の安定度の向上は望めないように思います。
話は少し逸れますが、先週末、2試合連続代打弾(しかも、どちらもストッパー・呉昇桓から)という離れ業をやってのけた、後藤武敏 G.。
ただ、その後藤も、今季は結果の出ない打席が続き、二軍にも落ちています。
ここ数年の活躍で横浜ファンの心を掴んだ後藤ですが、年齢的なことも考えると、もし今年、結果が出なければクビ、ということも十分に考えられる立場。
同じく右の代打の切り札的存在で、今季、サヨナラ打も放った井手も現在は二軍。
昨年キャリアハイの出場となった山崎憲も、今季は倉本・飛雄馬の起用で、状況が一転。2・3度だけあったレギュラー奪取のチャンスも掴めず、6月中旬、再び登録抹消となりました。
また、関根のコメントなどを聞いていると、2年目ながら、結構切迫した気持ちでやっている(「この先プロ野球選手としてやっていけるか、それとも活躍できず終わってしまうかは、まさに『現在』にかかっている」といった思い)ように感じます。
そうした状況、またレギュラー争いの激しさも考えると、現在の横浜の野手の「プロ野球選手を続けていけるか」ということに対しての危機意識は、数年前に比べてかなり高くなっているのではないかと。
その危機意識が、今の若手・中堅の投手陣に、どれほどあるか。
もちろん、気持ちだけで戦える甘い世界ではないでしょうから、一軍の投手たり得る技術(感覚)を掴むことも必須ではありますが、そんなプロの厳しさを、活躍することで感じさせてくれる投手が、今季の横浜に、果たしてあと何人現れるでしょうか。



























