2015年 12球団 チーム力展望
2015年 03月 26日
ということで、「開幕前時点での」ということにはなりますが、2015年シーズンの戦力値を挙げていきたいと思います。
なお、前回も書きましたが、構成要素は、下記の13要素。
【投】 先発ローテの陣容の確立(10点)
【投】 エースの絶対度(10点)
【投】 セットアッパー・リリーフの安定度(10点)
【打】 主軸〔主に3~5番〕の打撃力(10点)
【打】 1・2番の機能度(10点)
【打】 打線の切れ目の無さ(5点)
【守】 内野手の守備力(6点)
【守】 外野手の守備力(3点)
【守】 捕手の守備力(6点)
【チ】 投手の選手層(10点)
【チ】 野手の選手層(10点)
【チ】 チームの雰囲気(5点)
【チ】 競り合い力(10点)
※( )は最高点。【チ】…チーム・試合に関する要素
あくまで個人的な主観によるものですが、考えてみたところ、セ・パ、下記のようになりました。
《セ・リーグ》
巨人 66
阪神 75
広島 75
中日 68
DeNA 69
ヤクルト 66
《パ・リーグ》
ソフトバンク 78
オリックス 79
日本ハム 72
ロッテ 63
西武 69
楽天 68
以下、各球団について、注目点・気になるポイントなどを簡単に。
(チーム力ポイントは、昨年→今年の順)
《セ・リーグ》
【巨人】
●チーム力ポイント 82→66
(先6・エ7・抑6・主6・一二6・切3・内守4・外守2・捕守4・投層6・野層7・雰3・競6)
特に低く見積もろうとしたわけではなかったが、値をつけてみると、非常に低くなった。原因の一つは内海の故障離脱だが、その他の選手も、菅野・阿部・坂本・長野と主力どころが大きな故障を持っているところが非常に不安。昨年のままであるならば、二軍からの底上げも厳しそう。野手は中井・橋本(あと大田)、投手は西村・小山・田原誠・公文あたりが伸びてこないと、かなり厳しい戦いを強いられるのでは。
【阪神】
●チーム力ポイント 75→75
(先8・エ7・抑8・主7・一二7・切3・内守4・外守3・捕守4・投層7・野層7・雰3・競7)
戦力的に、例年のような大型補強は無かったが、オープン戦を見る限り、石崎の存在が大きい。松田の肘も問題ないようであれば、後ろはかなり強力。野手陣の懸案事項は西岡とゴメスだが、西岡の場合は、今成・新井が埋める形でも賄える。その意味では、今成がいつ復帰するかもカギ。あとは、万が一に備えての、上本、鳥谷のバックアップか。
【広島】
●チーム力ポイント 76→75
(先8・エ9・抑7・主6・一二7・切2・内守5・外守3・捕守4・投層7・野層7・雰4・競6)
黒田の復帰という大きすぎる戦力アップはあったが、エルドレッドが長期離脱となったため、チーム力ポイントは昨年とほぼ変わらず。「前田健と黒田」という陣容は、文字通り二大エース。他の先発陣も豊富。となると、やはり鍵は後ろを投げるピッチャー。中崎・一岡は大丈夫なようだが、ヒースがやや不安?で中田も離脱中なので、ザガースキー、九里あたりが食い込んでくれれば。ロサリオの復帰時期も気になる。
【中日】
●チーム力ポイント 64→68
(先6・エ6・抑8・主7・一二7・切2・内守3・外守3・捕守4・投層7・野層6・雰3・競6)
話題的には、セ・リーグで一番地味な感があるが、昨年のドラフトでは、社会人5名・大学生3名・独立リーグ1名と、完全に実を取りに行った補強。開幕メンバーに名を連ねたのは井領だけだが、シーズン途中、また何人かが戦力となる可能性も。鍵となる選手は松井雅人。その他も、三ツ俣、亀澤、福田など、新しい顔ぶれが開幕メンバーに入った中日。ゆるやかながら世代交代は進むか。その中心は、できれば高橋周平であってほしいが。
【横浜DeNA】
●チーム力ポイント 65→69
(先8・エ7・抑6・主7・一二5・切3・内守3・外守2・捕守3・投層7・野層7・雰4・競7)
ファンからすると悪夢のような10年を経て、横浜DeNAとなったこの4年で随分と戦力は整ってきた。特に先発陣は、昨年中盤から急速に安定化。となるとポイントは、やはり8・9回。開幕は国吉・山﨑康でいくようだが、山﨑の出来次第では、先発を7回まで投げさせ、8回を林・加賀で凌ぐという方策も。グリエルの合流遅れはそこまで痛くないが、筒香・梶谷が不振となったときにどう外野を起用するかが、首脳陣の腕の見せ所。
【東京ヤクルト】
●チーム力ポイント 60→66
(先6・エ5・抑6・主8・一二7・切3・内守4・外守2・捕守3・投層5・野層8・雰3・競6)
ここ2年連続最下位。だが、昨年の打撃爆発は、次シーズンの光明となったのでは。オフの補強もいつになく積極的。正直、成瀬は球場の狭さを考えると、活躍するかは微妙だが、ショートのエラーが多かったチーム事情的に、大引の獲得は大きい。投手陣では、2年目の杉浦・秋吉、3年目の石山がどこまでできるか。あとは、故障者が頻発するチーム状況の改善具合が、上位進出への不可欠なポイント。
《パ・リーグ》
【福岡ソフトバンク】
●チーム力ポイント 84→78
(先8・エ6・抑8・主8・一二8・切4・内守5・外守3・捕守4・投層8・野層7・雰3・競6)
松坂は開幕に間に合わないが、そこまで影響はないのでは。ただ、柱と呼べる存在がいないのは気にかかる。あとは開幕時、五十嵐不在の穴をどう埋めるか。打線の方は、柳田・内川・李大浩のクリーンアップが果たして機能するか。野手陣も主力野手のレベルは高いが、内・外野とも、1人はフォローが効くが、2人怪我をするとガクッとメンバーが落ちるのが隠れたウイークポイント。工藤監督の采配、佐藤義則コーチの手腕にも注目。
【オリックス】
●チーム力ポイント 84→79
(先8・エ8・抑8・主8・一二7・切4・内守3・外守3・捕守4・投層7・野層8・雰4・競7)
2月の時点では、ソフトバンクを上回る戦力の充実度…に見えたが、ここへきて、比嘉・岸田、吉田一が離脱。金子も開幕には間に合わず、投手の陣容が、思いのほか苦しい。新戦力では山﨑福に注目。ブランコ、中島、小谷野を加えた打撃陣は、文字どおり「線」となる打線となることができるか。あと、昨年、後半失速した西に、もう一段階上がったピッチングを見せてほしい。
【北海道日本ハム】
●チーム力ポイント 72→72
(先7・エ6・抑8・主8・一二8・切3・内守4・外守3・捕守3・投層7・野層6・雰3・競6)
毎年、評価に困るチーム。大野以外、主力野手陣に、大きな故障はないが、開幕メンバーに中嶋聡が名を連ねているのはビックリした。打線に関して言えば、ハーミッダ、レアードのいずれかが及第点以上の成績を残してくれれば。投手陣は、昨年終盤キレキレだった鍵谷がどこまで重要なポジションで投げるか。そして大谷。シーズン終わって、果たして、どんな成績を残しているのだろう。
【千葉ロッテ】
●チーム力ポイント 59→63
(先6・エ5・抑7・主6・一二6・切3・内守3・外守3・捕守3・投層6・野層6・雰3・競6)
このチームも、毎年、評価に困るチーム(^^)。しかも、昨年の結果をみると、このチーム力測定が、最もアテにならないチームでもある。井口・今江・クルーズというクリーンアップは、やはり他球団と比べると見劣りがする。しかし、それでも勝ってしまうのが、またロッテの底力。昨年も、開幕5連敗を喫するも、3・4月は勝ち越し(14勝12敗1分け)で終わっている。なお、野手では加藤翔平、投手では黒沢にちょっと注目。
【埼玉西武】
●チーム力ポイント 62→69
(先6・エ6・抑7・主7・一二8・切3・内守3・外守3・捕守4・投層6・野層7・雰3・競6)
岸の故障離脱はかなり痛いが、増田・高橋朋のリリーフ陣は、安定感が高そう。昨年、ともに8勝だった、牧田、野上が二桁勝てるようだと、上位進出の可能性も大きくなってくる。打線では、故障明けの浅村、オープン戦ではあまり精彩がなかったメヒアが心配。あとは、今年は、シーズンの初めから指揮をとるかたちになる田辺監督が、どのような野球をやっていくか。
【東北楽天】
●チーム力ポイント 61→68
(先6・エ8・抑7・主5・一二7・切2・内守5・外守3・捕守4・投層6・野層6・雰3・競6)
ペーニャを獲得したものの、元来、外国人野手の獲得がうまいといえないチームだけに、サンチェス、ウィーラーがどこまで打てるかどうか。そのあたりの見極めが首脳陣には求められる。また、西田離脱で後藤が入るショートの守備もやや心配。ストッパー・松井裕は機能するかもしれないが、問題はそこまでどうつなげていくか。大物打ちが少ないチーム状況もあり、監督のマネジメント力が非常に問われるチームとも言える。
以上、12球団、ざっと書きました。
上記の値は、当然、シーズン中、動いていくものですが、とにかく、圧倒的な強さ(あるいは弱さ)を持ったチームがいないだけに、粘り強く、ときには大胆に、戦うことが求められるシーズンになると思います。
願わくば、その戦いの中心に、横浜DeNAがいてくれると最高ですが(^^)。



























