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それぞれのベストナイン

2014年のNPBのシーズンも終わり、先週は、両リーグのベストナインも発表されました。

【パ・リーグ】
〔投〕 金子 千尋 (オリックス)
〔捕〕 伊藤 光 (オリックス)
〔一〕 メヒア (西武)
〔二〕 藤田 一也 (楽天)
〔三〕 銀次 (楽天)
〔遊〕 今宮 健太 (ソフトバンク)
〔外〕 糸井 嘉男 (オリックス)
〔外〕 柳田 悠岐 (ソフトバンク)
〔外〕 中田 翔 (日本ハム)

【セ・リーグ】
〔投〕 菅野 智之 (巨人)
〔捕〕 阿部 慎之助 (巨人)
〔一〕 ゴメス (阪神)
〔二〕 山田哲人 (ヤクルト)
〔三〕 ルナ (中日)
〔遊〕 鳥谷 敬 (阪神)
〔外〕 マートン (阪神)
〔外〕 丸 佳浩 (広島)
〔外〕 雄平 (ヤクルト)

今年は、オリックスから3名選ばれているのを除くと、各チーム、2名以下の選出にとどまりました。パリーグ・セリーグとも5球団から選ばれている(ちなみに、選出者がいなかったのはロッテとDeNA)のを見ると、例年に比べて、選出者が各チームに分散した印象があります。

なお、26日の表彰式では、プロ野球誕生80周年を記念して、「NPB80周年ベストナイン」も発表するとのこと。

ということで、本ブログでも、自身が野球を見始めてからのベストナインを、挙げてみたいと思います(以前も、何度か書いたことがあるテーマではありますが)。
ちなみに、70年代中頃生まれの自分にとっては、プロ野球の記憶がおぼろげにあるのは、81・82年頃から。王選手の現役はほとんど記憶がなく、江川事件もリアルタイムでは知らず。西武はすでに強いチームで、江夏を知ったのは日本ハム時代からというのが、野球の見始めの記憶です。

なお、ピッチャーに関しては、分業制のという時代の流れも考え、先発とリリーフ2名を選出。また、ベスト「ナイン」ではありますが、指名打者も選んでみました。

【歴代ベストナイン(1982~2014)】
〔投(先)〕 斎藤 雅樹
〔投(リ)〕 佐々木 主浩
〔捕〕 古田 敦也
〔一〕 バース
〔二〕 辻 発彦(ローズ)
〔三〕 落合 博満
〔遊〕 松井 稼頭央
〔左〕 松井 秀喜
〔中〕 秋山 幸二
〔右〕 イチロー
〔指〕 ブライアント

ピッチャーは、人によって、誰をNo.1にするかは意見が分かれるところだと思いますが、89年・90年の2年連続20勝(しかも、防御率も1.62、2.17)を頂点に、全盛期の安定度が強烈だった斎藤雅に。
また、落合は、どうしてもバースを選びたかったので、サードで選出しました。
その他の選手については、あらかた、多くの人が挙げる選手たちだと思いますが、迷ったのは、セカンド。
打撃成績だけ考えたら、文句無しでローズなのですが、西武黄金時代を支えた守備、そしてケースに応じた打撃の価値の高さを考え、辻にしました。
ちなみに、上記のメンバーをスタメン順に並べ替えてみると、下記のとおりに。

1 (右) イチロー .385 13本 (’94)
2 (二)  辻   .319  3本 (’93)
3 (遊) 松井稼  .332 36本 (’02)
4 (三) 落 合  .367 52本 (’85)
5 (左) 松井秀  .334 50本 (’02)
6 (一) バース  .389 47本 (’86)
7 (中) 秋 山  .292 38本 (’88)
8 (指) ブライアント  .283 49本 (’89)
9 (捕) 古 田  .316 30本 (’92)
P (投) 斎藤雅 20勝7敗 防1.62 (’89)
(P (投) 佐々木 1勝1敗45S 防0.64 (’98))

※成績は、NPBでのキャリアハイと思われる数字

成績も含めて並べると、強烈なものがあります(^^)。


で、これだけだと、多くの人が考えるベストナインとほぼ同じで面白くないので、そこから少し、個人的な好みを足した、ベストナイン第二案も選んでみました。
メンバーは下記のように。

〔投(先)〕 遠藤 一彦
〔投(リ)〕 潮崎 哲也
〔捕〕 達川 光男
〔一〕 福浦 和也
〔二〕 大石 大二郎
〔三〕 松永 浩美
〔遊〕 池山 隆寛
〔左〕 金本 知憲
〔中〕 新井 宏昌
〔右〕 糸井 嘉男
〔指〕 門田 博光

ピッチャーは、子どもの頃、大洋ファンの実感として、「この人でしか勝てなかった」といってもいい遠藤。今見ても、スラリとした体形から投げ下ろすそのフォームはキレイです。
リリーフは、見た目にも“魔球”としての説得力があり過ぎるシンカーを持つ潮崎。

キャッチャーは、里崎と迷ったのですが、広島が強かった時代を支えた存在として、やはりこの人は欠かせない、ということで達川。

内野陣は、実際に球場で見ると、よりその打球の速さを実感する福浦(あと、ファーストでの捕球技術も高レベル)。背の低い人ならば、必ずシンパシーを感じたであろう大石。スイッチヒッターながら長打力もあり、既存の一番とは一線を画していた松永。そして、長打力もさることながら、相手チームのファンとしては、その守備に何度となく得点を阻止された池山。

外野は、赤星、飯田といったところも選びたかったのですが、子どもながらに、打ち出の小槌のように、そのバットからヒットを繰り出していった新井宏の印象が強く(バントヒットも上手かった)、上記のようなラインアップに。
糸井は、上記のなかでは、数少ない現役選手ですが、やはりその身体能力は、歴代の選手のなかでも規格外ということで選びました。

なお、上記の選手をスタメンで並べると、下記のように。

1 (二) 大 石 .314 20本 (’90)
2 (中) 新 井 .366 13本 (’87)
3 (右) 糸 井 .331 19本 (’14)
4 (指) 門 田 .311 44本 (’88)
5 (左) 金 本 .327 40本 (’05)
6 (三) 松 永 .320 26本 (’85)
7 (一) 福 浦 .346 18本 (’01)
8 (遊) 池 山 .303 31本 (’90)
9 (捕) 達 川 .274  9本 (’86)
P (投) 遠 藤 18勝9敗3S 防2.87 (’83)
(P (投) 潮 崎 6勝3敗8S 防1.18 (’93))

ベストナイン第一案に比べると、さすがに数字は落ちますが、それでも、9番を除けば、相当怖い打線であることは間違いありません(獲得タイトルを見ても、首位打者獲得者が3人、打点王獲得者が2人、そして大石は、盗塁王獲得4度)。


さて、これでもまだ、myベストナインの「色」という点では、少し物足りなさがあり。
ということで、さらに個人的好みを出した、第三案も考えてみました。

〔投(先)〕 尾花 高夫
〔投(リ)〕 田村 勤
〔捕〕 八重樫 幸雄
〔一〕 片平 晋作
〔二〕 土橋 勝征
〔三〕 仁村 徹
〔遊〕 小川 博文
〔左〕 英智
〔中〕 岡田 幸文
〔右〕 佐伯 貴弘
〔指〕 石嶺 和彦

グッと、メンバーが渋くなりました(^^)。

先発投手は、正直、なかなか浮かんでこなかったのですが、「ピッチャーはコントロールが大事」という大原則を考えたときに、2203イニング投げて押し出し四球ゼロという、地味だけどとてつもない日本記録を持つ尾花を選出(通算112勝を挙げながら、先発ローテで投げた11年間で二桁敗戦が6度(他の年も8敗が3度、9敗が1度)というのが、当時のヤクルトの状況を物語っていますが)。
リリーフには、好調期は長くはありませんでしたが、球がキレていた時は、全く打たれる気がしなかった、左のサイドスロー田村。

キャッチャーは、小学校時代、掃除の時間に箒をもって、バッティングフォームのマネをした八重樫に。眼鏡姿も含め、ぱっと見、野球選手には見えない風貌も、子ども心にインパクトがありました。

ファーストとセカンドは、なかなか浮かんできませんでしたが、年代こそ違え、“いぶし銀”感の強い、片平と土橋を。
サードは、巨人戦、試合終盤での逆転劇の裏にはいつもこの人がいた仁村弟。
ショートは小坂とどちらにするか迷いましたが、ブルーサンダー打線の最後を締める9番打者として、小柄ながらパンチ力のあるバッティングが印象的だった小川博文。

レフト・センターは、守備のスペシャリスト(岡田の回転キャッチは、本当に見事。英智は、村田のサヨナラ打を文字通り「掴み取った」プレーが忘れられない)。
ライトの佐伯は、幾度となくレギュラー落ちのピンチを迎えながら、通算19年、1895試合、1597安打まで、現役選手を続けたことに敬意を表して。
指名打者は、海老沢泰久著『ヴェテラン』でも取り上げられていますが、指名打者というポジションに、自分の野球選手としての生き場を見つけた石嶺を。

なお、このメンバーをスタメンで並べてみると、下記のように。

1 (中) 岡 田
2 (二) 土 橋
3 (右) 佐 伯
4 (指) 石 嶺
5 (一) 片 平
6 (遊) 小 川
7 (三) 仁 村
8 (捕) 八重樫
9 (左) 英 智

やはり並べてみても、渋いです。


いずれにせよ、ベストナイン選びというのは、その人の野球観が出るもの。

みなさんの歴代ベストナインは、どのようなラインアップでしょうか。



by momiageyokohama | 2014-11-24 00:34 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、20年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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