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取られて、取って、取って、取られて、抑えて

このところ、ボクシングや、プロ野球全体について書いた記事が多かったのですが、今回は久々に横浜DeNAベイスターズについて。

今日(8/13)の巨人戦は、記事タイトルのような試合になったのですが、最終的には、攻め手を休めなかったことが勝因となったように思います(7回表、相手のエラーに助けられた部分がありましたが、最終的に5点まで取りきった)。

これで、9連敗の後、2連勝。
ただし、どちらの試合も、13-7、10-7と、点数の少ないラグビーみたいな得失点。
以前だったら「やはり、投手陣を整備しないと、安定した戦いはできない」などと書いていたところですが、シーズンももはや3分の2以上を過ぎ、この“超打高投低”のチームカラーが急に変わるとも思えない(^^)ので、今シーズンは、打線は「取れるときにどこまでも点を取る」、一方の投手陣は「取られるのはある程度想定内として、取られた次の1点をなんとか防ぐ」といった方針で戦っていくしかないかもしれませんね。
9連敗中も、あと一歩で勝てた試合も何試合かあったわけで、「取られて、取って、取って、取られて、取られて、取って」の、「取られて」の部分を一つでも多く「抑えて」に変えることができれば、最終的に4チームの一番上に立てる可能性は出てくると思います。

さて、今季、横浜DeNAの試合を見ていて、昨年とは随分変わったなと感じることが1点あります。
それは「野手陣の層の厚さ」。

というと、大型補強によってこれが成し遂げられたかのように捉えられがちですが、実際のところは、今季、主力クラスの新加入野手は、ブランコモーガンの2人だけでした(昨年、79試合の出場に留まった多村は主力クラスと呼べるか微妙なライン)。
しかも、MLB通算.280(2154打席)の数字をひっさげて加入したモーガンは、開幕1ヶ月間、全く打てず。4月時点では打率1割5分を下回る数字で、下手をすると、このまま全く活躍できない可能性も頭をよぎりました(4月20日には登録抹消)。

しかし、ブランコの存在が、とてつもなく大きかった…。
開幕から打ちに打ちまくり、全打席、去年のクライマックスシリーズでの逆転満塁弾(バーネットからの)みたいな当たりが見られるんじゃないかとい思えるほどの大爆発っぷり。
しかも、大方の予想に反し、シーズンが進んでも、多少の波はあるものの、確実性が落ちることなく、打率 .342、32本塁打、112打点、得点圏打率.414(8月13日現在)という、昨年(.248、24本、65打点(出場96試合))から考えると5割増しぐらいの成績。

このブランコ一人の存在が、チームを変えたのでしょうか。
中堅・若手、さらにはベテランと、軒並み昨年から成績を上げ、また、これまで一軍実績の少ない選手のなかで出場試合数を大幅に増やす選手も出てきました。
さらに、モーガンも、一軍再昇格後は、バットの出が明らかにスムーズになり、.308、8本、39打点(8月13日現在)と、十分、主力野手としての働きを見せるようになります。
結果、内・外野とも、レギュラーとして起用された選手が調子を落としても、代わりの選手がまた結果を出す、さらには代打陣も厚い、という好循環となり、非常に穴の少ない打撃陣となりました。

 〔一〕 ブランコ
 〔二〕 石川、内村
 〔三〕 中村紀、宮崎
 〔遊〕 梶谷、山崎、(白崎)
 〔左〕 金城、多村、井出、(松本)
 〔中〕 モーガン
 〔右〕 荒波、(金城)

このところは、レフトを除き、スタメンが固定化されている印象がありますが、梶谷が好成績を挙げる前、ずっとショートのレギュラーを張っていた山崎は、守備も含め、中盤戦の陰の功労者としてもいいぐらいの活躍を見せました。
また、荒波の打撃の調子が上がらない場合でも、金城(規定打席には到達していないものの、久々の打率3割)、多村(現在8本塁打。代打出場でも相手チームへのプレッシャーは大きい)、井出(8月に入っても打率3割をキープ。今日の負傷は心配ですが)を出してもほとんど遜色ない働きを見せてくれる、といった状況は、昨年までではあまり考えられないことでした。
また、鶴岡のここに来ての打撃開眼(現時点でのシーズン49安打・36打点は、すでに自己最多)も、打線の分厚さを考えると非常に大きいものがあります。


一方、そうした一軍で活躍する選手たちとは逆に、現時点ではそのメンバーから漏れ、二軍が自身の居場所になってしまっている選手もいます。

ということで、今日、戸田に、ヤクルト横浜DeNA戦を見に行って来ました。

横浜のスタメンは下記のとおり。

1 松本 2 白崎 3 筒香 4 ラミレス 5 赤堀 6 森本 7 飛雄馬 8 西森 9 桑原

松本筒香ラミレス森本という名前だけ見ると、一軍メンバーといっても遜色ない布陣ですが、現在プレーしているのは、二軍の戸田球場だという現実。

そんななかでも、ラミレスはタイムリーを放つなど2安打。また観客の声掛けに応えるサービス精神も。
また、森本も、ヤクルトの先発・赤川からライトへホームランを放ったにもかかわらず「全力疾走でベース一周(^^)」するなど、極めて明るくプレーしている姿が印象に残りました。

一方、できれば今の一軍のメンバーの主力として活躍してほしい松本・筒香も、それぞれ2盗塁、タイムリー安打と、結果は残しましたが、今後、一軍で成績を残していくには気になる点も見えました。
松本は、左投手の外角へ流れる変化球に対し体が流れる癖が抜けていないという印象(石川のように粘り腰で打てるような感じではなく、おそらくバットが届かないのではという流れ方)。
筒香は、ヒットにはなっているものの、以前に比べて打った後のフォローが小さくなったように見え、ゴロ性の打球が多いのが気になりました。結構なペースでフォームを変えている印象のある筒香。現在のフォームも試行錯誤の末のものだとは思いますが、正直、ホームランの可能性が低くなった感は否めません。できれば、今のフォームは、本塁打王までの道のりの途中段階のものであると思いたいところです。

なお、その他の選手については、下記に。

(白崎)
1打席目はカウント2-2から中前打、3打席目は右中間へ3ベースなど、打撃で活躍。守備でも、三遊間の深い当たりをアウトにするなど、安定したプレー。

(赤堀)
クリーンアップを打ったが、目立った活躍は無し。キャンプで見たときより、若干、打撃での軸が無くなっている気がした。

(桑原)
最初はセカンドで出場し、途中からセンターへ回る。高卒2年目だが、体にバネを感じる選手。バッティングは、まだ手打ちという印象。

(高城)
この日のスタメンマスクは西森ということで、最後に少しマスクをかぶっただけの出場。さすがに、セカンド送球で見せた肩には、西森との差を感じた。

(細山田)
ここまで、ファームでもわずか2試合の出場。怪我でもしているのかと思ったが、イニング間の投球練習で、キャッチャーが防具を着けている間の捕球相手として、その姿を見ることができた。

その他、先日のヤクルト戦後、登録抹消となった下園は、ラミレスに代わって途中出場(指名打者)するも凡退。また、小池、内藤の出番はありませんでした(後藤は、この日、一軍に昇格)。

ピッチャーに目を向けると、この日の先発は井納
一軍でも投げている投手ということで、ボールのスピードは感じましたが、初回は決め球に苦労し2失点。その後は、まとまった投球で、結果6回を3失点で抑えました。
印象に残ったのは、ランナーがいないときのテンポの速さ。また、カウントによっては、右打者の内角へのスライダーが有効になるように感じました。
その他では、こちらも最近、二軍に降格した長田が、佐藤(貴規)に3ランを被弾。また、大原は1イニングながら、安定した投球で最後を締めていました。

一方のヤクルトは、先発した赤川が、ストレートをことごとく痛打され、4回で7失点。今年は慢性的な投手不足のヤクルトですが、まだ一軍ローテへの復帰は難しい印象を持ちました。
他では、降格したばかりの江村が、白崎を内角ストレートで三球三振に取るなど、ここでは実力差を見せつける内容(2イニング無失点)。
また、さきに触れた佐藤貴規が、本塁打以外にもショートの右横を抜くしぶといヒットを放つなどの活躍を見せていました(以前見たときも感じましたが、打撃だけ見れば、支配下登録されてもおかしくない選手という印象)。


さて、一軍の話に戻り、明日・明後日も、巨人との戦い。
連続最下位を続けている近年のなかでも、例年にないぐらいブルペン陣の安定度が低い、現在の横浜DeNAですが、最初から“打ち勝つ”こと覚悟で、水・木の2戦、また来週金~日にもある巨人3連戦を戦ってほしいですね(今日、戸田で見た選手のうちの何人かも、そのメンバーに入っているかもしれませんが)。
by momiageyokohama | 2013-08-14 01:13 | 横浜ベイスターズ | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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