あえて横浜に厳しく
2013年 05月 02日
序盤に小杉が3失点を喫するも、その後は継投で凌いで行って、7回裏、ブランコの2ランでついに逆転。
しかし、山口が1点のリードを守りきれず、同点に。ブランコもベンチに下げてしまい、旗色が悪いかと思われましたが、金城がヤクルトの新ストッパー山本哲から、チームを救うサヨナラ弾。
昨日に引き続き、本当に劇的な勝ち方で、借金3まで戻しました。
明日は久々の休養日で、金曜日から中日、広島、そして1日空いて巨人と、それぞれ3連戦を戦いますが、いい意味で明らかに昨年と変わっている部分も多いなか、あえて気になる点と課題を。
今日の試合、気になったのは、ブランコをベンチに下げたタイミング。解説の牛島氏が言っていたように、「1点差を勝ちきるんだ」という意思表示という好意的な取り方もあるかもしれませんが、やはり、ブランコを下げるタイミングは早すぎたと思います。
今日は抑えましたが、ソーサはまだ昨年ほどの安定感はなく、山口も然り。同点あるいは逆転されて9回裏を迎えるということも十分に考えられただけに、7回でブランコを引っ込めた采配には疑問が残りました。
さらに言えば、藤江が比較的安定していることを考えれば、8回もそのまま藤江で行ってもよかったと思います。結果的にソーサは抑えましたが、山口が9回に追いつかれたときのことを考えると、ソーサを残しておくことも必要だったと思いますし、藤江が8回を投げ切ってから、8回裏に藤江に対して代打を送るという形の方が道理が合うように感じました。
なお、この試合に限らず、ブランコ、ラミレス、中村を交代させるタイミングがちょっと早い、というのが、今シーズン、ここまでを通して見てきて、気になるところです。
9連戦の1戦目の巨人戦。ソトが序盤に大量失点し、一時は7点差をつけられましたが、その後、ブランコの2発などで徐々に点差を詰め、最終的には7-8まで追いすがった試合。
この試合も、6回の時点で、ラミレス、中村にそれぞれ、井手、山崎を代走として出し、5番・6番を試合中盤で引っ込めてしまいました。点差的に追いつくのは厳しいと思っての代走起用だったのかもしれませんが、まだ確実に1打席(ともすると2打席)まわってくる状況での、この交代は、相手へのプレッシャーを考えると早すぎたと思います(結果的には井手は2打数2安打でしたが、山崎は2打席凡退で、最後、一打同点のチャンスで打席がまわってくるも最終打者に)。
尾花監督の時代も、そこまで点数が離れていないのにもかかわらず、勝つことを放棄するかのように、スレッジなどを途中交代させるといった、ファンの応援する気を削ぐような采配がありましたが、とにかく「勝」を目標にして戦うのならば、相手が喜ぶような選手起用は極力避けるべきではないかと思います。
もう一つ、ここまで粘り強い戦いを見せているものの、まだまだ完成には程遠いのが、先発ローテ・中継ぎ陣の構築。
先日、以前に自分がブログで書いたベイスターズ関連の記事を見直していたのですが、2年前に書いた2011年の投手陣の展望を見てびっくりしました。
その前年(2010年)の成績を基にして、シーズン前に書いた投手陣の陣容予想は下記のとおり。
(先発1) 清水
(先発2) 加賀
(先発3) 大家
(先発4) 山本
(先発5) ハミルトン or ブランドン (加賀美・須田)
(先発6) 田中 or 阿斗里 or 眞下
(中継ぎ) 真田 (加賀美・須田)
(中継ぎ) 江尻 (高崎)
(中継ぎ) 弥太郎※ (阿斗里)
(中継ぎ) 福田 (藤江)
(セットアッパー) 牛田 (小林寛・小林太)
(抑え) 山口
〈上記の他、一軍登板の可能性がある投手〉
三浦 リーチ 佐藤 篠原
※弥太郎はその後、開幕前に大沼とトレード
実際のシーズンは、このメンバー以外の投手で、ルーキーの大原慎(71試合)、そして国吉(8試合)といった投手も登板したのですが、わずか2年前のことにもかかわらず、ストッパーの山口をのぞき、ほぼ上記の陣容は現在、跡形もなし。先発として予想した投手は、今年、一人も先発ローテにはいません。
上記で挙げた26人のうち、今季、一軍のメンバーとして投げている(3試合以上の登板)投手は、山口、高崎、三浦、加賀、藤江、佐藤の6人のみ。移籍・退団した選手がいるとはいえ、改めて、横浜(DeNA)投手陣の「継続性」の無さを痛感しました。
チーム全体を見れば、ブランコの活躍だけでなく、昨年に比べて、明らかに打席での粘りを増している選手が多くなったりなど、確かに「今年は違う」と感じます。
ただし、投手陣、特に先発投手に関しては、横浜だから先発で投げられる投手が半分以上。
開幕カードの中日戦を含め、相手のミスに助けられて勝ちを拾っている試合も多く、まだまだ修正すべき部分は山積しているのが現実だと思います。
おそらく、巨人が何のミスもなく戦ったら、今季も昨年同様の対戦成績(4勝17敗3分け)に終わる可能性は十分にあると思います。
「健闘」と評されることの多い、ここまでの横浜DeNAですが、選手も首脳陣も、そしてファンも浮かれることなく、5月以降も戦っていくことが、プロ球団してのあるべき姿ではないでしょうか。
サヨナラ弾が出たときに、監督が選手(今日は山崎)と肩を組みながら喜び合う球団は、そうはないと思います。
そんなチームが、さらに本当の実力もつけ始めたら、それはもう大変なことになるでしょう。
今季の横浜DeNAベイスターズが、いい戦いをしたかどうか。
その判断は、シーズンが終わってからしたいと思います。



























