「今年も混戦必至?」 -2013 パ・リーグ順位予想-
2013年 03月 27日
そこで、昨年に引き続き、順位予想をしたいと思います。
今回は、パ・リーグ編です。
ちなみに、昨年の予想は下記のとおり。
1 埼玉西武
2 福岡ソフトバンク
3 東北楽天
4 千葉ロッテ
5 北海道日本ハム
6 オリックス
中島の思わぬ残留で野手層が厚いと思われた西武を優勝と予想したのですが、シーズンが開幕すると、心配していた救援陣が崩壊状態で、そこから持ち直すのにだいぶ時間がかかりました。それでも6・7月と巻き返しを見せ、8月下旬にはついに首位に。しかし、最後は日本ハムとの直接対決に敗れ、3ゲーム差の2位に終わりました。
その日本ハムは、ダルビッシュが抜けたこと、さらに栗山監督の采配が1年目では選手に伝わりきらないのではと考えて5位と予想したのですが、これが見事に外れて(^^)監督初年度での優勝。(恐れ入りました)
なお、3位に予想した楽天は、Aクラスまであと1ゲーム差の4位でした。
さて、今年2013年の予想ですが、下記のように考えました。
1 福岡ソフトバンク
2 東北楽天
3 北海道日本ハム
4 埼玉西武
5 オリックス
6 千葉ロッテ
以下、順位ごとに、各球団について触れていきたいと思います。
(1位 福岡ソフトバンク)
昨年Aクラスの西武・日本ハムが「主力野手の放出」という状況を迎えるなか、投手陣に多数の新戦力を迎えたソフトバンク(パディーヤ、東浜、寺原)。さらに、昨年は故障でほとんど投げられなかった帆足、またキャンプ以降、評価が急上昇している山中らが活躍を見せるとなると、先発投手の陣容は相当強力。6人の枠を10人以上(前述の5人のほか、攝津・大隣・武田・山田、陽・新垣ら)で争うという他球団から見れば、うらやましい限りの状況です。
一方の救援陣に関しては、先発から転向した岩嵜も含め、人数自体はいるのですが、まだ完全にストッパー、セットアッパーが決まっていないのが心配。
五十嵐、ファルケンボーグは実績は申し分無いものの、ここ数年はシーズン通しての活躍はしておらず、まだ安心して任せられるとは言い切れないでしょう。調子が上がっていないように見える森福も含めて、数少ないソフトバンクのウイークポイントでしょうか。
打線の方は、新戦力はラヘアぐらい(あとは吉村)ですが、そのラヘアはオープン戦では好打率。
鍵となるのは、今季、大幅な飛躍が期待される、柳田・今宮、また若手の中村らがどれだけ「シーズンを通して」活躍できるかというところでしょう。
なお、野手陣は、投手陣に比べると控えの層が薄いので、二人ぐらい主力が離脱するようだと、攻撃力の大幅ダウンも考えられます。
とはいえ、戦力的には優勝の筆頭候補。2年ぶりとなる栄冠をつかむ可能性は高いと思います。
(2位 東北楽天)
昨年の3位予想と比べると、自信を持ってこの順位に推せるほど、戦力が整ってきた印象。
なんといっても、ジョーンズ、マギーという、これまで楽天がずっと苦しんできた外国人野手の部分で実績ある2人の選手を獲得したところに、今年の楽天の「本気」を感じます。
ただ、両外国人とも、オープン戦の打率を見る限り(ジョーンズはWBCのため、ほとんど出場はしていませんが)では、シーズン序盤は日本の投手陣に苦しむことも予想されます。
それでも、意外と層が厚いのが楽天打線。内野陣はレギュラーと目される銀次・藤田・マギー・松井に加え、桝田・高須が控え、加えて今年のオープン戦では4年目の西田が結構使われています。
外野も、聖澤・鉄平・牧田のレギュラー候補に加え、左キラー中島、ルーキーながら昨年3割近く打った島内も。
また、キャッチャーも嶋がレギュラー安泰というわけではなく、昨年これまた1年目にして43試合出場の岡島が控えています。
複数ポジション守れる野手も多く、一人や二人、主力の調子が上がらなくても、それをフォローするだけの陣容はそろっていると言えるでしょう。
一方、昨年リーグ3位の防御率2.99だった投手陣も、他球団に比べかなり年齢層が若いこともあり、さらなる伸びしろも期待できる布陣。田中・釜田・ダックワース・美馬・辛島(or 戸村)、そしてルーキーにして開幕投手の可能性もと言われている則本を含めると、6人の先発枠が埋まります(塩見は肩痛で二軍)。
抑えの青山も2年目を迎え、昨年よりは安定度が増すと思われます。ラズナーが故障で二軍にいる状態ではありますが、そこは今年も楽天得意の小刻み継投で交わしていけるのではないでしょうか。
投・打とも、陣容が揃ったなか、危惧するとしたら、今季は一軍から異動となった大久保二軍監督、また星野監督への週刊誌の攻撃ぐらい?
それはさておき、ソフトバンクがもし躓くようなことがあれば、優勝の可能性も十分にあり得る楽天。年間勝率.281で始まった球団初年度から9年。よくここまでチームを作ってきたなという感慨もありますが、果たして2013年、「東北楽天フィーバー」を巻き起こすことができるでしょうか。
(3位 北海道日本ハム)
昨年は5位に予想しての優勝。今年も優勝には予想しないということで、シーズン後にやっぱり「恐れ入りました」と言っている可能性も無くはありませんが(^^)、田中賢・糸井というチームの大主軸2人が抜けたことを考えて、この順位に。
田中・糸井が抜けたセカンドとライトには、西川、杉谷、赤田、鵜久森、谷口(怪我が治れば北も)、そして大谷といったところが入ると思われますが、やはりその2つの穴はかなりのもの。
金子誠の復帰もまだ時間がかかりそうで、大引が入ったとはいえ、小谷野が手術からの復帰、稲葉も今年41歳ということで、各ポジションにリスクを抱えている状況です。
一方、投手陣もケッペルがまだ目途が立たず、斉藤佑もシーズン中盤ぐらいまでは復帰は無い模様。さらに宮西も離脱といったなか、一軍実績の少ない投手たち(森内・矢貫・乾・鍵谷・大塚・根本・植村ら)でなんとかつないでいって、こうした投手の復帰を待つしかないかもしれません。
大谷の大々的クローズアップの陰に隠れ(?)、各所でやりくりが大変そうな日本ハムですが、さて、その大谷。
投・打ともプロの解説者をも唸らせる素質を感じさせ、実戦に入っても二刀流をこなしている状況。二刀流自体はしばらく続けていくと思われますが、問題となってくるのは、その先。
「投手としての大谷」で言えば、リリーフタイプの選手にしていくのか、それともエースとして育てていくのか。「野手としての大谷」で言えば、つなぎを得意とするバッターとして育てていくのか、それともある程度長打も期待できるバッターとして育てていくのか。
「投」の方に関しては、まだあまり長いイニングを投げてはいないので、今後先発として育てるのであれば、それなりのイニングを投げさせていくことが必要になるでしょう。「打」の方で言えば、日本ハムが“つなぐこと”を重視する打線であるために、ともするとバッティングが小さくなってしまう危険性もありますが、希望としては、あの長打力も生かしていってほしいところです。
首脳陣としては、「野手」の大谷は一軍で起用、「投手」の大谷は二軍で育てていくなんてことをしたいぐらいかもしれませんが、いずれにしても、シーズンに入り、より具体的な育成策が求められてくると思います。
なお、全体的に不安感の多い日本ハムですが、GAORAで放送されていた金子・小谷野・鶴岡、そして栗山監督のインタビューを聞くと、現状に対して非常に冷静にチーム状況を分析できている印象。“野球頭”の値は高いチームだけに、シーズン後、「やっぱり、日本ハムは勝ち方を知っている」という結果になる可能性もあるとは思っています。
(4位 埼玉西武)
昨年は、結果的には、序盤の救援陣崩壊が響いた形でV逸。そして今季は、中島が退団。さらには中村も復帰に時間がかかるということで、打線の破壊力ダウンは必至。
加えて、大石の抑え配置を検討し始めたものの、長年、場当たり的なストッパー配置をしてきた影響(今年もキャンプ当初は、実績はあるものの、昨年は安定度を欠いていたサファテで賄おうとしていた)は大きいと思い、Bクラスと予想しました。
今年は、ライトにルーキーの金子、また中島が抜けたショートには永江と、新戦力を起用していくチーム方針のようですが、スタメンが考えられる9人(金子・片岡・栗山・オーティズ・秋山・ヘルマン・浅村・炭谷・永江)のうち、二桁本塁打の可能性が高いのがオーティズぐらいということで、相手投手陣に対するプレッシャーはかなり低い打線(オープン戦のチームホームラン数はわずか1本)。久々に、苦戦が予想されるシーズンと言えます。
また、野球外のことではありますが、球団売却という話まで出ているサーベラスによるTOBなど、チームをめぐる動きも心配な要素。
なお、選手で言えば、少し心配なのが浅村。中島が抜けたショートに入ると思いきや、永江がショートに入り、昨年守ったセカンドも今年は片岡が入る形に。
開幕はファーストでの起用になる模様ですが、もともと守備が評価されていた選手だけに、このままファーストに収まっていくのは、少しもったいない気がします。
しかも、その守備も年々エラーが目立つようになってきており、選手として徐々にスケールダウンしていきやしないか心配。このあたり、首脳陣には、来年以降の起用法も考えておいてほしいところです(選手としてのスケールアップを考えれば、ショートで起用していってもらいたいですが)。
(5位 オリックス)
監督が森脇監督に交代。また、糸井・馬原・東野・八木など実績のある選手を獲得したことで、昨年の開幕前と同じく、高く評価する人もいるオリックス。
ただ、先発投手の陣容を見ていくと、「二桁が確実」な投手ではなく、あくまで「二桁勝った“ことがある”投手」が並ぶということで、昨年からの大幅なジャンプアップは期待薄と考えました。
さらに、金子が今年も故障で離脱。さらに先発転向の岸田、そして復活すればかなりの戦力となった馬原も故障離脱ということで、かなり厳しい状況からのスタート。
開幕投手は西で行くようですが、その他のローテに関しては、ハモンド・ディクソン・マエストリといった実績の少ない外国人投手、さらに一軍登板自体が少ない若手投手で賄わなければならず、投手陣に関しては、中継ぎも含めて総動員体制で行かないと、2年連続最下位の可能性も十分にあり得ます。
打線も、糸井が加入し、坂口が復活、また平野恵も復帰ということで、一見、層が厚くなったように見えますが、懸案のショート、キャッチャーは、まだまだ“弱さ”を感じる状況。
光明を見出すとしたら、森脇監督が掲げる“機動力野球”がどこまでチームに浸透するか。
長年、盗塁数も含めて「走」の部分では動くことが極端に少なかったチームカラーをどれだけ変えられるかが、チーム上昇のポイントになるかもしれません。
(6位 千葉ロッテ)
監督は替わったものの、新戦力の獲得はほとんど無し(ドラフト以外では、ゴンザレスとG.G.佐藤のみ)。
正直、昨年、前半戦の首位から最終的に5位に終わったのは西村監督の責任というより、戦力不足(特に先発投手)だと思うので、ただ監督を替えただけというチームの方針は疑問。
また、今季から指揮を執る伊東監督ですが、西武で監督を務めていた最後の方はチームもあまりいい状況ではなかったという話もあり、ロッテのチームカラーに合うかはかなり不安。
さらには、西本コーチ、金森コーチ、高橋慶彦コーチなど、成果を上げていたと思われるコーチが軒並み退団した影響も心配です。
なお、野手陣では、里崎がオープン戦で故障離脱し、急遽、川本をヤクルトからトレードで獲得。
外野手はレギュラー候補が6人ぐらい(角中・清田・岡田・サブロー・伊志嶺・荻野貴)おり、さらに内野も鈴木が昨年、1年目から台頭するなど、決して野手の層は薄くはないのですが、くすぶっている選手も多く(大松・神戸・細谷など)、前述の清田・伊志嶺・荻野貴など本来ならレギュラーを獲りきってほしい選手が獲りきれないなど、なにか全体的に不完全燃焼の印象があります。
投手陣も、今年も開幕時には名前が無い内、なかなか1年通して投げ切ることができない唐川、正直1年目は期待を下回った藤岡、昨年は大きく成績を下げた伊藤ら、「やりきっている」感の少ない投手が多いですが、これらの投手たちが年間通した活躍をできれば、Aクラス入りの可能性もあるかもしれません。
いずれにしても、他球団がトピックが多いなか、最近はちょっと大人しい印象のロッテ。勢いに乗るとどこまでも手がつけられないようなチームカラーを続けていけるか、それとも万年Bクラスの球団に戻ってしまうのか。
ここ数年が、その分岐点になりそうな気がします。
ということで、上記のように予想してみましたが、できれば、昨年のように、最後まで優勝、そしてプレーオフ球団決定がもつれるシーズンを期待したいですね。
次回は、セ・リーグ編を。



























