野球雑記
2012年 08月 04日
●昨日の、DeNA-広島戦での、會澤選手の頭部への死球。リアルタイムでテレビで見ていたが、今まで数十年野球を見てきたなかでも一番見たくないシーンだった。
当たった箇所がなかなか映像では確認できなかったこともあり、選手生命はおろか、生命の危険すらも頭をよぎった。
前日には、ソフトバンクの松田も右手への死球を受け、今季絶望との報道。ほぼ鉄の塊のようなボールが140km以上のスピードで飛び交う世界。改めて、その危険度を認識させられた瞬間だった。
なお、以前このブログでも紹介した赤坂英一氏の「キャッチャーという人生」という本で紹介されていたのが、1999年、斎藤隆が村田真一の顔面にデッドボールを当てたシーン。そのとき、村田がマスクをかぶっていた谷繁に言った一言は、「シゲ、信じてるからな」だったとのこと。
●その赤坂英一氏の最新刊が「2番打者論」。
今回も「キャッチャーという人生」や「二軍監督」と同じく、いろいろな選手にスポットを当てつつその関連性も書いていくというスタイルだが、取り上げられているのは、井端、川相、新井宏昌、栗山、上田監督、豊田泰光、田中浩・本多、田口といった面々。
なかでも一番深く取り上げられているのが井端だが、この本のプロローグにしてハイライトとも言えるのが、昨年のクライマックスシリーズ第5戦での優勝を決める勝ち越し弾。
テレビからは、「指に血行障害の不安のある館山を、一塁ランナーの荒木が揺さぶり、その結果、コントロールミスをした館山から井端がホームランを打った」ぐらいしか読み取れなかったが、実はさらに奥深かったその裏側は、昨年までの中日の強さが十分に納得できるもの。
一方で、DeNAの「状況に応じた」という言葉が抜け落ちたようなバッティング(ノーアウト3塁で、初球の低めに落ちるボールに手を出して内野ゴロとか)などを見ていると、両チームに横たわる意識の差は相当かけ離れているのだろう。
(なお、3年前の記事だが、赤坂氏と糸井重里氏との対談が面白い(ボリューム多め))
●横浜ファンという立場を離れて12球団を見るようになって、ではどの球団が「見たい」と思わせるような内容の試合をしているかを考えると、現在は、ヤクルト、日本ハム、ロッテあたり。次いで巨人、西武といったところ。
最初に挙げた3チームのうち、ヤクルト・ロッテは、決して豊富とはいえない戦力のなかで、いかに試合を取っていくかという「工夫」の部分が面白い(先日見に行った二軍の試合で四番を打っていたホワイトセルが、最近は一軍でも四番。またチャンスで今江に代打・福浦といった采配も)。一方、日本ハムは、前述の2チームよりは戦力が整っていることもあって、各選手の役割分担がある程度ハッキリしているが、そのなかで「試合を取るために、いかに今考え得るベストのパフォーマンスをていくか」が、試合ぶりに見て取れる。
巨人は首位を走っているだけあって、レベルの高い選手が多いのは間違いないところ。ただ、原監督が「策に走り過ぎる」きらいがあるのが、若干興を削ぐこともある。西武に関しては、若手の野手が出てくるスピードが12球団一なところが「見たい」と思わせてくれるポイント(秋山は、もっともっと伸びていってほしい)。一方で、特に今季序盤、試合の終盤に中継ぎ陣がバタバタし、試合の緊迫感を一気に落とすケースがあるのは残念だった。
なお、選手でいうと、広島の野村祐、ソフトバンクの攝津のピッチングは「見たい」と思わせる力を感じる。
いずれにせよ、オリンピックの報道で、スポーツニュースで野球に割かれる時間も少なくなるこの時期。スコア速報を見ているだけでも「この試合、凄え」と思わせてくれる試合を1つでも多く期待。



























