12球団短評と今一番魅力のあるチーム
2012年 06月 19日
カードは西武ドームでの西武―広島。結果、11-4というスコアで、広島ファンは大満足(前田智も代打でタイムリー)、西武ファンは憤懣やるかたない(中継ぎ陣が総崩れ)試合だったと思いますが、交流戦最後ということもあり、前日に続き3万人以上の入りと、球場は盛況でしたね。
さて、シーズンも4割を経過したということで、シーズン前の予想と合わせて、ざざっと各球団の短評を。
【パ・リーグ】
1位 千葉ロッテ (シーズン前予想:4位)
予想外のチームその1。ただ最近は中継ぎ陣が打たれるケースが増加。防御率3点台のストッパー薮田は内との配置転換もある?
2位 北海道日本ハム (シーズン前予想:5位)
予想外のチームその2。防御率はリーグ1位で、ダルビッシュの抜けた穴は今のところ感じず。リーグ再開後のポイントは、ケッぺル離脱の先発陣をどう構成していくか。
3位 東北楽天 (シーズン前予想:3位)
田中離脱、塩見負け越しも、粘り強く勝ちを拾っている印象。これで小山に勝ち星が付き始めるとさらに風が吹いてくる?他には青山、片山の復調がカギか。
4位 福岡ソフトバンク (シーズン前予想:2位)
思いのほか苦戦も、まだ目一杯戦っている感じではない。長谷川あたりにもう一踏ん張りしてほしいのと明石がいつ帰ってくるかが後半に向けてのポイントか。
5位 埼玉西武 (シーズン前予想:1位)
予想外のチームその3。ストッパー含め、ブルペン陣に不安はあったが、ここまで総崩れとは思わなかった。新外国人投手を獲るか涌井が余程復活するかしない限り優勝争いの可能性は無い。
6位 オリックス (シーズン前予想:6位)
監督の嘆きばかりがクローズアップされ、いまひとつ選手の“熱”が伝わってこない。キャッチャーでの苦労は今年も変わらず。
【セ・リーグ】
1位 中日 (シーズン前予想:5位)
監督が変わっても投手層は厚かった。浅尾、ネルソン、ソト、吉見、川上が離脱してもチーム防御率2.29。打線も現時点では機能しているが、少数精鋭のメンバーだけに、シーズン最後まで持つかどうか。
2位 巨人 (シーズン前予想:2位)
得点はリーグ1位だが、どちらかというと「投」のチームの印象。杉内・内海の二本柱は強固。ここに宮國が復帰してくるとさらに勢いが加速するか。村田もすっかり巨人の選手に。
3位 東京ヤクルト (シーズン前予想:1位)
10連敗しても3位にいるところに“チーム力”を感じる。ただ、飯原、上田、武内が怪我で離脱中。川端も故障がちと野手の選手層は薄いので、どこまで“やりくり力”で上位に留まることができるか。
4位 阪神 (シーズン前予想:4位)
打線が振るわないこともあり、ここ十数年で一番地味な印象。他球団からの獲得ばかりで、生え抜きの主力がいないマイナスの部分が徐々に出始めている気がする。この問題の根は結構深いかも。
5位 広島 (シーズン前予想:3位)
先発陣がいいだけにもう少し上位にいるかと思ったが、中継ぎ以降の投手の不安定さが今の順位に。野手陣は怪我人が多い割に代替がきいているので、二軍からもう2~3人抑えられる投手が出てきて欲しい。
6位 横浜DeNA (シーズン前予想:6位)
昨年までの定位置だが、内容は昨年ほどの酷さはない。ただ得点力の無さが響いている。カギは5・6番を打つ選手。先のことを考えると、若手先発投手の出現も待たれる(まだ及第点に達する選手は現れず)。
ということで、ざっと12球団を見てきましたが、今季、特定の球団のファンという立場を捨てて試合を見てきた印象では、今一番魅力のある野球をしているのは、北海道日本ハムです。
野手の選手構成もそうですし、中継ぎ以降の投手陣の層の厚さ(武田久だけは打ち込まれていますが)、そして試合を見ていて一つ一つのプレーに意図を感じます(もちろん、毎回毎回うまく行くわけではありませんが)。
また、栗山監督も、中田の四番固定だけでなく、右バッター相手に左の宮西を持ってきたり、先日のヤクルト戦では、サヨナラの場面で小谷野に代えて代打ホフパワーを起用するなど、なかなか唸る采配を見せてくれます。あまり映像として見る機会はありませんが、昨日の武田勝のあと一人からの逆転弾被弾を受けての「勝たせてあげられる方法がなかったのか、寝ないで考えます」といった発言にみられるように、さすがコメント力も強いですね。
また、それぞれ退団の理由は違えど、新庄、小笠原、セギノール、スレッジ、ダルビッシュ、岡島、建山など、これだけ主力が退団していっても、毎年上位を争える球団であるところには「球団力」も感じます。
数少ないウイークポイントは外国人野手の獲得能力ですが、ここが強化されれば、さらに安定したチームになるでしょう。
東京ドームで、西崎、柴田保光、武田らが投げ、白井一、広瀬、田中幸、片岡らが守っていた時代から20年あまり。鎌ケ谷に行くと感じる「しっかりとした二軍の球団」感も含めて、いいチームへの道を歩み続けているように思います。



























