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楽天に「若手を使え」ということの無意味

今日(12日)の、楽天vs横浜戦は、雨で中止。
楽天ファンの方には非常に申し訳ないですが、横浜ファンとしては3連勝を考えていたので、ちょっと残念な中止でした(横浜の先発は順当に行けば土肥投手だったと思いますが、もしかしたら吉見投手の可能性もあったかも)。

さて、その楽天ですが、先日の巨人戦3戦目で勝ったものの、その後、同じような展開で横浜に連敗。
「あと一本、出ていれば」「あと1イニング抑えれば」という試合もないわけではないのですが、見方を変えれば、絶対値としてそこまでの力しかないともとれます(かなり厳しい言い方ではありますが)。

その楽天の今後について語られるときに、「どうせ負けるのならば、もっと若手を使え」といったことが言われることがあります。
しかし、「じゃあ具体的に誰を使えばいいのか」ということに話が及ぶと、具体的な名前を出せる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

現在の楽天で26歳以下の選手を数えると、全部で18人。
名前を挙げてみると、下記のとおりです。

 〔投手〕 藤崎 岩隈 根市 一場 朝井
 〔捕手〕 入野 新里 高橋 近澤 
 〔内野手〕 大廣 西谷 塩川 坂
 〔外野手〕 森谷 中島 平石 牧田 小島

このラインアップを見て、「それでも一軍で若手を使うべきだ」と言える人がどれだけいるでしょうか。
投手陣では、岩隈・一場投手の名が目につくものの、開幕2戦目の先発を任された藤崎投手は実力不足が否めず、これまで5試合登板で防御率8.27という成績。
他の2人の投手も、甲子園での快投、近鉄1巡目指名、といった入団時の輝きからは、かなりかけ離れたプロ生活をおくっているといえるでしょう。
何より、26歳以下の投手が5人しかいない、という絶対数の少なさに愕然とします(cf.中日…17人(ルーキー4人)、ロッテ…12人、横浜…17人)。

野手陣に目を向けてみると、さらに厳しい状態です。
このメンバーの中で比較的一軍出場をしているのは、ルーキーの平石選手ですが、成績は25試合出場で45打数8安打の打率.178
その打撃内容も見逃し三振が目立ちますし、守備面でも打球判断を誤る場面をたびたび目にするなど、今のところ寂しい内容です(※ちなみに、平石選手のアア時代については、「松坂世代」(矢崎良一 著)という本で触れられています)。
さらに、他の選手で一軍出場を果たしたのは森谷選手のみで、しかも3試合出場の打席なしという内容。つまり、平石選手以外に一軍で打席に立った選手はゼロです。
なお、平石選手と並んで、楽天の若手野手のなかで一軍出場している数少ない一人に長坂選手(捕手。ここまで21試合に出場し、打率.192)がいますが、年齢は28歳です。

さて、若手の絶対数が絶望的なまでに少ない楽天ですが、その一方で、35歳以上の選手は16人もいます(次に多いロッテでも9人。平均は5~8人ぐらいといったところでしょうか(しかもそのうち半分は、主力でバリバリ活躍しているケースが多い))。

こうした現実を見れば、今年の楽天は、「ベテラン達の活躍で、いかに試合をものにしていけるか」というチームだという結論に、否応なくなると思います。
もちろん、今後に向けて、外国人選手発掘のルート強化、ドラフト戦略の構築といったことは必要最低条件だと思いますが、今シーズンに限っては、まだ力を見せることができていないベテラン陣がいかに調子を上げていけるかに、チームの帰趨がかかっているといえるでしょう(具体的に名前を挙げれば、川尻・高村・小倉・小池・小林・星野・大島選手といったあたり)。

なお、ちょっと話は飛躍してしまいますが、今後、東北楽天という球団を強くしていくには、フロント陣にどれだけ「野球のプロ」を入れることができるか、が問われていくように思います(そのことについては、また今度)。
Commented by しけたろう at 2005-05-15 22:49
お久しぶりです。僕が楽天でもっと使って欲しかったのは、
川口、竜太郎、山下ぐらいの世代で、キャンプのときから、ココの世代を軸にするというチーム作りをしてほしかったのです。
高須もだいたいこの世代ですが、チャンスをものにしました。
35歳の選手よりもせめて30歳の選手を使ってくれよと、そういう気持ちです。
ともかく、外国人はあたるまで取りつづけるぐらいの覚悟がほしいです。
Commented by momiageyokohama at 2005-05-16 03:40
他に30歳前後となると、長坂・藤井、前田・斉藤選手といったあたりでしょうか。竜太郎・斉藤・長坂選手あたりは、一時期スタメンを張っていましたが、力不足(打撃に限らず)ということで今の状態になっていますね。
確かに先のことを見据えると、この世代の選手を我慢して使った方がいい気もしますが、田尾監督は就任当初から「同じ力なら(若手より)ベテランを使う」と公言していました。
この数年、「レギュラーは与えるのではなく奪いとるもの」という方針で、若手よりもベテランの起用を多くしたものの、成績もファンの支持(全ファンではありませんが)も得られず解任された森監督と、眼力や確固たる信念もないまま、ただ若手を起用し続けて酷い成績に終わった山下監督の両方を見ている横浜ファンとしては、若手(楽天の場合は中堅)とベテランのどちらを使った方が正解かというのは一概には言えません。
ただ、いまの楽天の場合、使われない中堅選手の側にも相当に物足りなさがあるのも事実だと思います。いずれにせよ、一番大事な「東北(楽天)ファン」に見捨てられないために、いま何ができるのか。フロントも含めて、それを必死になって考える大事な時期だと思いますね。
Commented by funatoku at 2005-05-22 19:49
最近、フリーになった「野球小僧」のAさん。
若手不足が深刻な楽天はあの人をスカウトにしてもいいのではないか、
と結構マジで思いました。
Commented by momiageyokohama at 2005-05-24 03:01
>funatokuさん
スカウトについては、果たして何人とるのか、どういう年代の選手をとるのか、どのポジションの選手を重点的にとるのか…と、詰めるべきテーマがたくさんありますね。
(僕自身、ドラフトについてはあまり詳しくないですが、大学-社会人経験のある野手(ex.広島の尾形選手)を狙ったらどうだろうと思いますが)
しかし、そうしたスカウト活動の行方を大きく左右する「プロ野球構造改革委員会」のドラフト改革は、まだまだ全然先が見えていません。
かなり悠長な進め方に見えますが、それこそ何年もかけて選手をとりに行っているスカウトの人達にとっては、「どうやるのか、早くはっきりせい!!」という感じでしょうね。
by momiageyokohama | 2005-05-13 03:11 | 東北楽天 | Comments(4)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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