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前半戦総括と後半戦のポイント 【セ・リーグ】

昨日に引き続き、セ・リーグのシーズン前注目選手(4月の記事より)からの前半戦振り返りと、後半戦のポイントを。

1位・東京ヤクルト (シーズン前予想・1位)

(キーになる選手)相川 .238 0本 13点 〔61試合〕
(注目選手)青木 .315 0本 20点 7盗塁 〔71試合〕

相川は打撃面での数字こそ残っていないが、それよりも「長期にわたる離脱をすることなくコンスタントにホームを守れるか」がキーだと思っていた。そういう意味では71試合中61試合出場と9割弱の試合でマスクをかぶったことは、ヤクルトの安定した戦いの支えになったのでは。
青木も、本塁打は0だったものの、出塁率はリーグトップ、そして全試合出場と、欠けてはいけない選手としての役割を十分果たしたと思う。

《後半戦のポイント》 前半戦、不振に終わった野手たちの活躍
2位に8ゲーム差をつけ、ほぼすべての要素がうまくまわったように思えるヤクルトだが、実は、シーズン前の期待から大きくかけ離れた成績に終わった野手も少なくなかった。飯原(.091、19試合)、武内(.105、28試合)、川島慶(怪我によりわずか1試合で離脱)、福地(.179、盗塁は重ねるも怪我で長期離脱)。ただ、優勝するシーズンというのは、主役脇役含めかなりの選手の活躍が必須で、そうした意味でも、前述の選手たちの復調は不可欠。まだまだ前半戦の雪辱を晴らす機会は残されていると思う。


2位・中日 (シーズン前予想・3位)

(キーになる選手)グスマン .163 6本 12点 〔45試合〕
(注目選手)佐伯 .179 0本 4点 〔43試合〕

シーズン序盤はどうなることかと思った中日。しかし、5月中旬頃から盛り返し、阪神・巨人・広島をサクッと抜いて2位に。ただし、7月中旬からは再び足踏みし、2位ながら借金生活に。打線ではキーとなると思われたグスマンが、残念ながら不発に。シーズンはまだ半分残っているが、ここからの打棒爆発の可能性はかなり低い。
一方、佐伯は序盤ずっと無安打ながら我慢して起用された末に、西武戦で大爆発。その後、ブランコの故障もあってファーストスタメンでの出場が続いたが、打率が徐々に低下していき、小池の活躍で再びベンチに。正直、ここからの巻き返しは相当厳しい。代打での出場とはいえ、来年も現役をできるかどうかの最低ラインとしては、2割8分以上まで上げることが求められるのでは。

《後半戦のポイント》 若手野手陣の台頭
毎年、安定した戦いを続けている中日だが、若手野手の台頭はかなり少ない。もし、シーズンの一時期活躍しても、一年通した活躍を見せる選手はほとんどおらず、森野以降、確固たるレギュラーをつかんだ選手はいない。ただ、各主力に如実な成績降下が見られるなか、そろそろ本当にレギュラーをつかむ選手が出てこないと、Aクラスも危うくなってくるだろう。大島・野本・平田・堂上剛・岩崎達・堂上直……、今年は無理にしても、来季はこのなかで少なくとも2人は規定打席に達するような活躍が望まれるところ。


2位・阪神 (シーズン前予想・2位)

(キーになる選手)金本 .210 5本 17点 〔61試合〕
(注目選手)俊介 .244 1本 4点 4盗塁 〔54試合〕

シーズン前、連続出場に気をつかっての起用はやめた方がいいのではと思っていた金本だが、さすがにああした形で記録が途切れるとは思っていなかった。ただ、これを機に制約のない野手起用ができると思ったのだが、その後も結構起用され、しかもスタメンでの起用が多い。林、浅井、桜井、狩野など、その代わりとなるべき選手が軒並み低打率(あるいは怪我)で、代わりとなる選手がなかなかいないという現状もあるのかもしれないが、それでも打率.210で、守備範囲と肩の点でかなりの心許なさを伴う選手をこのペースで使い続けるのは、チームにあまりいい結果をもたらさないのでは。
一方、今季レギュラーをつかむかと思われた俊介は、成績の下降もあって6月末に一度は二軍に。こうしたときに、セカンドとセンターを守れる平野の存在の大きさを感じる。

《後半戦のポイント》 藤川の前
いろいろな人が、散々指摘していることだが、やはりポイントは藤川の前に投げる投手。前半戦は、久保田、小林宏とも、期待には応えられず。両者の年齢的なこともあり、今後勝ち星を重ねていくうえでは、新たな救援スタッフの台頭が必要。できれば一人、欲を言えば二人台頭してきて榎田を先発にまわす(今季中が無理ならば来季でも)ことができれば、かなり理想。


4位・巨人 (シーズン前予想・4位)

(キーになる選手)亀井 .259 3本 17点 5盗塁 〔49試合〕
(注目選手)澤村 5勝7敗 防2.22 91奪三振 〔15試合〕

小笠原のここまでの成績落ち込みは予想していなかったが、いずれにせよ、高齢化する主力の成績低下をカバーする意味で、中堅層の活躍が不可欠だと思っていた巨人。その象徴とも言える亀井だが、怪我もあって、そこまでインパクトのある成績は残せず、内野守備もやや安定を欠いた。巨人が浮上するには、もう一段上がった活躍が望まれる。
一方、澤村は、負けが先行はしているものの、先発投手としては十分な活躍。QS率も高い。ピッチングの内容も、この前、普段野球をあまり見ない知り合いの人と話をしていたときに「澤村はいい」という話が出たぐらいなので、見るものに響くピッチングができる投手でもあるのでは。適性を考えると、再来年のWBCでは日本代表の抑えを務めるなんてこともあるかも。

《後半戦のポイント》 大村、谷の活躍
昨年までとは打って変わって、「貧打、貧打」と言われ続けた前半戦の巨人。打線のカギを握る中堅層も、前述のように、亀井がまだパッとせず、脇谷も打率1割台ののち、怪我で離脱。二軍を見ても、まだ一軍での可能性を感じる選手は多いとはいえず(大田は、ファームで打率こそ.288も、本塁打はわずか2本)。そうなってくると、あと「上げ幅」を期待できるのは、この百戦錬磨のベテラン2人ぐらい。現在のところ、二人とも2割台前半の打率ではあるが、巨人打線において、数少ない上げ幅を期待できる選手として、意外とその役割は大きい。


5位・広島 (シーズン前予想・5位)

(キーになる選手)齊藤 一軍登板なし 
(注目選手)福井 4勝5敗 防4.25 〔13試合〕

若手投手のなかでも、今季は数字を上げるのではと思っていた齊藤は、故障もあってか、二軍でも登板はわずか3試合。全治期間がわからないので、今後については何とも予測が立てられず。
一方、ルーキー福井は、防御率は4点台だったが、前半戦通じて、ローテを守る。後半戦に向けては、現在6イニングに満たない「1試合あたりのイニング数」を伸ばしていくこと。四球の多さ(リーグ2位)については、それだけいろいろなボールを駆使して投げていると、個人的には理解。

《後半戦のポイント》 若手投手の台頭
前述の福井のほかには、今村が、将来に向けて大きな可能性を感じるストレートを投げるようになったのと、中村恭が何度かいいピッチングを見せてくれたぐらいの広島の若手投手陣。昨年のことを考えると、まだまだ出てきていないピッチャーがたくさんいる。篠田・小松・今井・中田、その他の投手も含めて、将来的にも、より多くの若手投手の台頭が望まれるところ。

6位・横浜 (シーズン前予想・6位)

(キーになる選手)吉村 .226 4本 10点 〔53試合〕
(注目選手)眞下 1勝 防3.45 〔5試合〕

今シーズン、何度か二軍に落ちた吉村だが、一軍に戻ってきても、外角のボールになるスライダーに手を出し、内角の速球には手が出ない打撃は相変わらず。正直、もう2割7分以上打って、20本以上のホームランを打つバッターになる可能性は限りなく低い、というのが個人的な印象。
シーズン序盤、プロ初勝利を挙げた眞下だが、フォーム矯正ということもあってか5試合で二軍落ち。これが将来のエースになるための雌伏の時間と信じたいが、過去の横浜の例をみると、このまま二軍で埋もれてしまう可能性も否定できないのが、ちょっと怖い。

《後半戦のポイント》 先発投手陣に、何人若手投手を入れられるか
今月初めにも書いたが、チームの最大の課題は先発投手陣の確立。ただ、そこをベテラン3人+リーチで埋めても、将来的には、ほとんど可能性は広がらない。高崎、須田以外に、最低2人は、若手投手が先発ローテに名を連ねるようにならないと、今年はおろか、来年の最下位も可能性が高いだろう。
あと、ほぼ毎試合投げている感のある中継ぎ陣の起用法にも疑問を感じるところもあるが、それについてはまた次の機会に。
by momiageyokohama | 2011-07-27 00:17 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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