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プロ野球 2011シーズン展望

いよいよ、4月12日(火)からプロ野球が開幕。

開幕日決定まで右往左往したプロ野球界ですが、福島の原発や余震の状況如何では、再び軌道修正が必要になることもあると思われます。シーズン進行と並行して、そうした事態になったときにスピーディに決断できる機構作りにとりかかるべきでしょう(まさか、開幕日と日程が決定したからこれでOKなどと、プロ野球機構の人が思っていないことを願います)。

さて、本当に待ちに待った開幕。
拙ブログ7年目にして、おそらく初の順位予想とともに、各チームの簡単な展望を。
なお、キーになる選手(その選手の活躍度合いが順位に大きく影響するだろう選手)と注目選手を各球団1名ずつ挙げていきたいと思います。
12球団、一気に。


セ・リーグ


6位・横浜
(キーになる選手)吉村
(注目選手)眞下

ファンである立場からすると、Aクラス、少なくとも最下位脱出と書きたいとところだが、オープン戦、練習試合の戦いを見る限り、投手陣の層の薄さ、打線のつながりの無さが解消されたとは言えず。大家・三浦・清水・山本と並ぶ先発陣は、負け先行はイメージできても二桁勝利がイメージできない。加えて新外国人リーチの離脱、山口が不調ときては、贔屓目に見てもこの順位にせざるを得ず。今まで確たる実績を残していない高崎・阿斗里・田中・小林太、そしてルーキーの小林寛・須田・加賀美といったところがよっぽど活躍しないと最下位脱出はできないだろう。
打線のキーは吉村。つながりは感じられなかったが、成績だけ見れば、横浜のクリーンアップはそこまで悪いわけではない。ハーパーは途中入団で3割・19本、村田もシーズン通して爆発することはなかったが88打点は最低ラインをクリアしている数字。2年契約の1年目であるスレッジの.252・28本塁打もある程度予想通りだったといえる。となると、打線力アップのカギは、主軸+αの部分。そうした意味で吉村にかかる期待は大きいが、現状はまだ復活の兆しは見えず。このまま、埋もれてしまうのはあまりにも惜しいが…。
注目選手は眞下。球速以上にすぐ近くに来るように感じるストレートとドローンとしたカーブには大きな可能性を感じる。野村以来久々の、常時二桁勝てる左腕誕生を期待。


5位・広島
(キーになる選手)齊藤
(注目選手)福井

外国人選手、ドラフト以外には目立った補強はなし。主軸が力不足ということもあり、今シーズンも苦戦が予想されるが、ここ数年、若手投手を積極的に実戦の場で数多く投げさせている分だけ、横浜よりも昨年からの上積みがあると予想した(横浜も徐々に若手を使ってはいるが、まだベテランに頼っている部分が大きい)。
篠田・中田・小松・大島・今井・今村…、このあたりの投手が一人でも二人でも信頼に足るピッチングをしてくれるようになると、グッと投手力がアップするだろう。なかでも、そろそろローテをしっかり守ってくれる投手に成長してほしいのが齊藤悠葵。一昨年は9勝(11敗)と二桁勝利までもう一歩というところまで行っただけに、今季は前田健に続く先発二番手としての地位を確立したい。
もう一人、若手投手のなかでの注目は福井。先日のチャリティーマッチでバックネット裏から見たが、コントロールが良く、ある程度のイニングは任せられる印象。課題があるとしたらスタミナ(リリーフ陣が強くないだけに、結構長いイニングを投げる必要があると思われるので)だと思うが、投げさせるサイクルとキャッチャーのリードでのサポートができれば、一年通して一軍での戦力になるのではないか。


4位・巨人
(キーになる選手)亀井
(注目選手)澤村

開幕直前に、阿部が故障離脱というアクシデントに見舞われた巨人。澤村の加入はあったものの、ストッパーがいまいち未確定、低反発球によって予想される本塁打の減少など、あまりプラス材料が見つけられない。例年、巨人を上位に予想することの多い評論家も、今年は評価が分かれるのではないか。
先日は阿部が戦線離脱したが、主軸を打つ小笠原、ラミレスもかなりのベテラン。申し分のない実績がある2人とはいえ、今季、成績の下降が無いとはいえない。となると、必要なのはそれに続く世代の台頭。とはいえ、大田・中井・橋本・田中大といったところが一軍で活躍するのはまだ時間がかかると思われる。
ということで、亀井をキーになる選手としたが、中堅選手の代表とも言えるこの選手が、一昨年の.290、25本塁打に匹敵するぐらいの活躍を見せないと、今年の巨人は相当厳しいと思う。
注目選手は、その投げっぷりが心揺さぶられる澤村。ストレート、スライダー、フォークともかなり高いレベルのボールを放っているが、そこはプロの打者たち。最初は抑えられたとしても、すぐに対応策を講じると思われ、そこで鶴岡(阿部)がどうリードしていくかが、活躍できるかのポイントになるだろう。


3位・中日
(キーになる選手)グスマン
(注目選手)佐伯

おそらく、ほとんどの評論家がBクラスには予想しないだろう中日。ただ、投手陣に故障者が続出したため、今年は苦しむだろうと考え、この順位にした。開幕日が遅れたこともあり、吉見が開幕ローテに間に合う見込みのようだが、チェンは少し出遅れ、何より高橋が不調というのが不安材料。2年間139試合登板の影響がないか心配な浅尾、衰えは隠せない岩瀬、浅尾に続く一つ前の投手の確立はまだ、と万全のように見えてブルペン陣は意外と不安定要素も多い。
となると、昨年、打率・得点ともリーグ5位に終わった打線力のアップで、投手陣を支えたいところ。和田・森野・ブランコはある程度計算が出来るので、今季新加入となったグスマンがどれだけ打てるかが、チームの順位に大きく影響を与えるだろうと思われる。ライトの守備もポイントの一つ。
一方、横浜ファンとしては、当然に気になるのが佐伯。昨シーズン、一軍では1安打に終わったが、二軍では打率.340を残しており、その打撃はまだ錆び付いていないのではないか。石井琢に続き、他チームで十分な戦力となることを期待。もしかしたら、谷繁に代わって代打・佐伯なんてこともあるかも。


2位・阪神
(キーになる選手)金本
(注目選手)俊介(藤川俊)

能見・岩田が一年怪我無く投げられれば、かなり強固な先発陣。久保・スタンリッジ・メッセンジャー・下柳、さらに榎田あたりまで先発に加わってくるようだと、いよいよ強い。野手では、城島が開幕に間に合ったのが大きい。これで、マートン・平野が昨年までとは言わないまでも、昨年の8割ぐらいの活躍をしてくれれば、相当優勝に近づくのではないかと思われるが、やっぱりカギは金本
本人は、スポーツ新聞などで「連続出場にこだわりは無い」と言っているが、今季も出場させるさせないで、マスコミやファンの間で議論が起こることは必至。無用な詮索をやめさせるためにも、真弓監督は、金本との合意の上で「今季は試合展開によっては金本を出場させないこともある」と公言しておいた方がいいのではないか。
若手野手を見ると全体的に小粒な印象のある阪神だが、そのなかでの注目選手は俊介。マートン、金本を両サイドに抱える守備は、かなりの負担を強いられるが、不動のレギュラーを掴む足がかりとなる1年にしたいところ。


1位・東京ヤクルト
(キーになる選手)相川
(注目選手)青木

ここ数年、3強と言われてきた巨人・阪神・中日を飛び越え、2001年以来の優勝を予想。
理由は、多くの人が挙げるように先発投手陣。石川・館山・村中・由規、そして今季先発に転向する増渕と、計算が立つ布陣。加えて、押本・松岡・林昌勇とブルペン陣も確立。ここに、昨年の前半戦活躍した中澤、昨年は成績を残せなかった高木・川島亮・吉川、また新人の久古あたりがうまく絡めば、かなり充実したメンバー。
打線に目を移すと、5番に相川を置くちょっと変わった新布陣だが、つながりを重視しており、実際は見た目よりも骨のある打線。新外国人のバレンティンが一つのキーポイントだが、もし不調でスタメンを外れたとしても、飯原・畠山・福地・武内(このうち、一人は最初からレフトのスタメンになるが)と、バックアップメンバーも多彩。
このように、例年になく期待値が高いヤクルトだが、もちろん不安が無いわけではない。増渕の抜けた中継ぎ陣、相川が怪我をしたとの控え(その時は川本の活躍がキーに)、ホワイトセルが今年も打てるか…etc。
それでも、ヤクルトを一軍に上げた訳は、このところ続く3強による優勝争いに風穴を空けてほしいから。開幕からしばらく神宮での試合が制限されるというハンデはあるが、なんとか、中日・阪神・巨人の争いに分け入って、セ・リーグを面白くしてもらいたい。
そうした意味でも、注目は青木の更なる活躍。通算打率.336、首位打者3回、WBC優勝というキャリアに、「リーグ優勝」というまた大きなキャリアを加えてもらいたい。


パ・リーグ


6位・東北楽天
(キーになる選手)内村
(注目選手)塩見

心情的には上位にしたかったが、なにぶん主力野手にベテランが多く、成績の予測が立てにくいということで、この順位にした。松井稼・岩村はメジャー帰りとはいえ、昨年の成績が悪すぎるので、活躍するかどうかはかなりの未知数。それぞれ、ここ数年守っていないポジションを守ることも不安材料。となると、その2人に代わる選手の台頭が、シーズンを戦ううえでは必須条件。その一番手が内村だと思っていたが、開幕は二軍スタート。ただ、一軍実績からすると、楽天の次世代を担う選手であるといえ、是非ここからの逆襲を期待したい。
野手陣に比べると、メンバーがそろっているように感じる投手陣だが、岩隈が来季メジャーに行くとなると、次世代の若手先発陣の育成は急務。なかでも、まだ一度もそのピッチングを見たことはないが、昨年のドラフト1位、そして左腕である塩見が台頭してくるようだと、楽天にとって大きい。開幕ローテを掴んだ戸村、開幕時点では先発に転向した青山らとともに、一軍のマウンドで躍動するようだと、Aクラス入りも見えてくる。


5位・オリックス
(キーになる選手)西・伊原
(注目選手)北川

昨年の充実度からすると、Aクラスにしたかったが、金子千尋・近藤の離脱があったため、この順位に予想。金子千尋と近藤がいないのは本当に痛いが、いない投手のことを言っていても仕方がない。ということで、雑誌などで開幕ローテ入りが予想されている西、また昨シーズン何度か先発のチャンスを与えられた伊原を、キーになる選手に。
セットアッパー・抑えはリーグのなかでも安定感があり、移籍組が並ぶ中継ぎもなんとかやりくりできる範囲内だが、先発は本当に未知数なメンバーが多い。木佐貫・朴・寺原・中山と続くラインアップは、シーズン通しての活躍に期待をかけるには心許なく、バックアップメンバーが何人でもほしいところ。西・伊原とも、実はあまりそのピッチングを見たことはないが、その登板数がチームの順位に大きく影響する立場である投手だと思う。
注目選手は、今年39歳になる北川。毎年レギュラーを保証されているわけではない立場ながら、シーズン中盤には、不振のレギュラーに代わってスタメンに名をつらね、昨年は1000本安打を達成。今年も、足の怪我で一時は開幕を絶望視されながら、4月頭に復帰し開幕に間に合った。“困ったときの北川”の活躍が今年も見られるか。


4位・千葉ロッテ
(キーになる選手)荻野貴
(注目選手)清田

昨年は、プレーオフを勝ち上がっての日本シリーズ制覇。だが、今年はリリーフエースとトップバッター且つ主将が抜け、それに代わる補強はあまり無し。いくら逆境に強いロッテとはいえ、昨年並みの成績は難しいだろうというのが、普通考えるところ。
その前評判を覆すには、荻野貴の一年を通しての活躍と、清田の打撃成績のアップが不可欠。特に、荻野貴は欠場したときのバックアップメンバーがだいぶ落ちるので、その活躍がロッテ打線が機能するかどうかに直結するいっていいいだろう。
一方、投手陣では、小林宏が抜けた部分を、どう補っていくかが、西村監督の手腕の見せ所。唐川が一年通して活躍できるかも、上位進出のカギになりそう。


3位・北海道日本ハム
(キーになる選手)陽
(注目選手)斎藤佑

昨年は、開幕からの大失速もあり、1勝差でプレーオフ進出を逃した日本ハム。今年は、話題度だけ言えば12球団一。昨年の轍を踏まないためには、まずは野手陣の怪我の防止。と思っていたところで、鶴岡が長期離脱となってしまったが、キャッチャーに関しては大野がいるので、そこまでは心配はないだろう(その大野が怪我をするとちょっと大変になってくるが)。他のポジションを見ていくと、ショートのバックアップメンバーの台頭がそろそろ欲しいところだが、今季レギュラーを張るメンバーという意味では、の活躍度合いが打線のキーになると思う。梨田監督が、森本が抜けた二番の後釜として二番打者らしく育てるのか、それとももっとスケールの大きい打者として育てるのかにもよるが、いずれにしても、今後の日本ハム打線を引っ張る打者になれるかどうか、大事な1年になるだろう。
注目選手は、やっぱり斎藤佑樹(^^)。日本ハムという球団に所属し、これだけのニュースバリューを持つ選手というのは、本当に貴重。ゴールデンタイムでの巨人戦放送がほぼなくなった現在において、テレビ関係者が放映したいと思う唯一の選手ともいえる存在。パ・リーグは予告先発なわけだし、これを利用しない手はない(田中との投げ合いも含めて)と思うが。
ピッチングの内容に目を移すと、3年夏の東京都決勝での日大三高戦で、バッターの内角にどんどんストレートを投げ込んでいく投球が印象に残っている。「いい子」ではない斎藤の姿が見え始めてくるようになると、それと比例して活躍が見られるかもしれない。


2位・埼玉西武
(キーになる選手)銀仁朗
(注目選手)浅村

昨年のほぼ優勝に近い2位という成績とは裏腹に、今季の不安材料は多い。抑えを予定していたシコースキーの来日は未定。昨年の正捕手・細川は退団し、ライバルチームへ。開幕には間に合ったものの、片岡・栗山は今季のキャンプはフルには参加していない。ポスティング移籍を熱望している中島のモチベーションも気になるところ。それでも、準レギュラー陣が多彩なこともあり、リーグ全体を見れば野手陣の層は厚い。やはり、ポイントは、正捕手ロードへの足がかりとなる1年にしたい銀仁朗。特に、なかなか抑えきることができない中継ぎ陣に対するリードは、チームの勝敗にも直結するという意味で、その責任は大きい。
他の注目野手は浅村。今季は、ファースト、あるいはサードでの起用が予想されるが、中島の後継者として、攻・守いずれの面でも、可能性を感じさせるプレーを見たい。


1位・福岡ソフトバンク
(キーになる選手)攝津
(注目選手)内川

例年、順位予想に悩むパ・リーグだが、今年の優勝チームに関しては、かなりの人の意見が一致するのではないか。細川、内川、カブレラ。正捕手、一昨年の首位打者、チームの四番がごそっと加入し、一方で戦力ダウンはあまり無し。昨年、レギュラーのオーティズ、長谷川、田上が控えにまわり、長谷川、田上に関しては二軍スタート(ちなみに、長谷川は二軍7試合出場で5割以上打っている)。野手陣に関しては、ほぼ万全に思える(ただ、多村が2年連続長期離脱無しとは考えにくく、小久保・松中とも、体調面を考えると、シーズンのどこかで離脱する可能性はあるが)。
不安があるとしたらピッチャー陣だが、キーとなるのは今年から先発転向となる攝津。オープン戦などではかなりいいピッチングを見せていたようだが、今季のソフトバンクは、攝津自身が終盤の枠組みから抜けたことで、先発が昨年より1イニング多く投げる必要が出てくる可能性も。そうなったときに、どこまで先発としてのスタミナがあるかが問われてくるだろう。
野手陣の注目選手は、やはり内川。セ・リーグでは抜群の安定度を誇った打撃技術がパ・リーグに入ってどうなのか、また横浜では「得点」という形で生かし切れなかったその打撃を、どう打線のなかで機能させていくのかを見ていきたい。


以上、駆け足で12球団を見てきました。
いろいろと見ていきたい要素はありますが、とにかく今季望むのは、「白熱した優勝争い」。そして、上記で挙げた予想が外れて、「横浜が最下位を脱出すること」。

日付変わって、いよいよ明日、プロ野球開幕です。
by momiageyokohama | 2011-04-11 02:00 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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