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今週感じた3つのこと

プロ野球はいよいよCSに突入。
今週感じたなかでも大きかったことを3つ。

●1つ目はプロ野球ではないのですが、日曜日のF1日本グランプリでの小林可夢偉の走りは強烈な印象を残しました。
決して戦闘力があるとはいえないマシンで、これでもかというほどのオーバーテイクの連続。しかも、ただ速いだけでなく、レースマネジメントの確かさも感じさせる走り。

これだけ「結果」を残せる日本人F1ドライバーはかつていませんでした。佐藤琢磨がF1のレギュラードライバーとなったときも「日本人で初めて実力でF1のシートを獲得したドライバー」といった紹介のされ方をしましたが、結果的には同僚のバトンに大きく水を空けられ、F1の舞台から去る形になりました(その後一度復帰はしましたが)。

今回、中継で小林可夢偉が紹介される際に「自分がもし成功できなかったら、日本人がF1に乗れる機会は閉ざされてしまう」といった小林自身のコメントが取り上げられていましたが、今の日本人ドライバーを取り巻く環境は大袈裟でなくそんな状況。
海外フォーミュラ界を細かくチェックするところまではできていませんが、少なくとも、日本国内で最高峰とされるフォーミュラ・ニッポンは、いまや完全にF1とは切り離された状況で、中継自体も細々とCSでやっているのみ。さらに、不況のあおりもあってか、2010年シーズンは、2年前に連覇を遂げた松田次生が参戦できないという事態にまで(4戦目よりKONDO RACINGより途中参戦)。

飄々とした表情からはなかなか伺い知ることはできませんが、小林可夢偉の発言は、そうした日本人ドライバーを取り巻く状況への危機感を強烈に感じてるからこそのコメントなのでしょう。
レース界の場合、ドライバーの評価ポイントにはかなりいろいろな要素が関わるので、小林の活躍がそのまま日本人ドライバーの再評価につながるというわけにはいかないかもしれませんが、このところ沈滞の一途を辿っていた日本レース界の流れを大きくプラスの方向に持っていく存在として、今後もさらにキレキレの、と同時にクレバーな(この2つを両立させるのはかなり難しいこととは思いますが)走りを見せてもらいたいです。

それにしても、Webサイト「F1-GATE.com」に載っていた小林のコメント(↓)には驚くばかり。
「僕の家族はモータースポーツと一切関わりがありません。父は寿司屋を営んでおり、車を持ったことがありません」
一体全体、どうやって速く走る技術を見につけたのだろう?


●2つ目は1つ目からは一転、あまり心地のよくない「横浜買収」について。

この何年かのふがいない成績にもかかわらず、横浜スタジアムに熱心に通っているファンの方には怒られるかもしれませんが、正直、新潟移転は「あり」だと思います。

途中、フロントの補強策怠慢といった状況があったにせよ、山下牛島大矢、(田代)、尾花とあらゆるタイプの監督を連れてきても、上昇の気配をほとんど見せなかったこの9年間の戦績。
首都圏球団最高値の入場料。
人口比で考えると決して地元に密着しているとは言えない球団の存在価値…。
TBSが筆頭株主になってからの9年間最下位7回、通しての勝率4割以下(.395)。勝敗という部分では、自球団のファン、考えようによっては他球団のファンに対しても、その楽しみを奪っている状況。
勝てない原因については、今年かなりの補強をしたにもかかわらず昨年以下の成績とあっては、外部であれやこれやと意見を述べみても、その弱さの真因は到底わからず。
「もはやその内部に入ってみないとわかることはできないだろう」と、「チームの分析をする」というファンの楽しみ自体を放棄せざるを得ないところまで来ています。

ここまでなってしまうと、もう一からチームを作り直すぐらいの姿勢で考えないと、再生は不可能ではないかと思うんですね。
正直、新潟に移ったら応援するかはわかりません(当然、ユニフォームも替わるでしょうし)。
ただ、30年近く応援してきたチームがなくなっても、これ以上プロ野球にとって「お荷物」(成績の意味でも興行的な意味でも)となる球団を放置しない方がプロ野球全体のためだ、というのが自分の意見です。


●最後。CS第一ステージでは、2戦とも劇的な戦いを見せたロッテ
なかでも里崎が神懸かり的な活躍を見せていましたが、チームを引っ張ったのはやはり西岡だと感じました。
流れ的には0-1で完封負けを喫しそうな1戦目で放った同点弾は、この1年間、西岡が大きくステップアップしたことを象徴する一打だったと思います。他にも、1戦目の9回表に岡田がホームでアウトになったのを見て全身を使って大きく叫んだ姿、また2戦目で細川の強烈な当たりをジャンプ一番キャッチしたシーンなどには、今シーズンの西岡の野球に懸ける思いの強さが見えました。

話は少し変わりますが、たまたま最近読んでいたのが、昨年のWBCで内野守備走塁コーチを務めていた高代氏が書いた
ここでも、他のメディアと同じように、イチローの存在感が大きく取り上げられていますが、そのイチローも次回のWBCは39歳。さすがに前回、前々回のような強烈なリーダーシップをとることはしないかもしれません。
そうなると、前回のWBCでまさかの落選を味わったこの男が、新たな日本代表のリーダーになる可能性は大いにあるのではと思いました。

とにもかくにも、明日からパ・リーグCS第2ステージがスタートです。
(セ・リーグCSは今週末から。ちょっと間延びした感もありますね)
by momiageyokohama | 2010-10-14 00:53 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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