再びサッカー
2010年 07月 01日
弱い弱い横浜の話は後回しにして、前回に引き続きワールドカップの話題を。
先日TBSで中継されたドイツvsイングランドは小倉の解説でしたが、今回の日本戦の解説は金田喜稔。
当然日本を応援する気持ちはありつつも、自身、南米の試合を相当見ていることもあり、パラグアイの実力を冷静に分析しての解説は、過度の「ニッポン頑張れ」モードになりがちな中継をグイッと引き締める役割を十分担ってくれました。
特に、土井アナが「パラグアイ側が思ったように行かないことで隙が生まれてくれれば…」と水を向けた際、「それを願いたいですけど、パラグアイは大人のチーム。そんなことは絶対にしません」と見事にその誘い水にのらなかったところは痛快でした。
画面で見ていると「決められたか」と思われるシーンでも、「コースに入ってるから大丈夫」と冷静に振り返るなど、試合の流れを非常に的確に見ている側に伝えてくれた解説だったと思います。
一方、土井アナは、ちょっと喋り過ぎかなという印象でした(ラジオの解説かと思うぐらい間断なく実況。場面によってはパスを受けた選手の名前を言うだけに留めるなど、もう少し緩急が欲しかった)。
それにしても、今回の日本代表の成績は、この1年ぐらいの歩みを考えると本当に予想外。
今回ほど、サッカーライター(あるいはサッカー解説者)にとって、その「書きざま(or 言いざま(?))」が問われる大会もないでしょう。
「現実路線に転換した岡田監督の見事な手腕」とまとめるのか、「それでも岡田JAPANの2年半は間違っていた」とするのか。どういう論調をとるにせよ、その人が過去に書いて(言って)きたことも含めて、サッカーファンの視線のもと、厳しい評価がされていくでしょう。
一方で、昨年ぐらいから、サッカー関連書籍は未曾有の戦術本ばやり。
以前は欧州専門というイメージが強かったですが、ここ数年は立て続けに日本関連の著作を出し(しかも売れている)杉山茂樹氏や、「戦術・システム系ライター」と言ってもいいほどその関連の執筆・著作が多い西部謙司氏、さらには戦術に特化した本というわけではないですが、タイトルもズバリ「サッカーの見方は1日で変えられる」という本を出した木崎伸也氏(4年前のW杯日本代表を書いた「敗因と」(共著)内での分析は興味深かった)、その他多数。
ついこないだまで一向に明るい兆しが見えなかった日本代表が勝てない「本当の理由」を知りたいというサッカーファンの思いもあってか、ここ最近、本当にサッカー戦術に関する本は多いですね。
さて、話をワールドカップに戻して、今回の日本代表の4試合は、しばらくサッカーから離れていた人々を再び呼び寄せる契機になったと思います。
本田のフリーキックと遠藤のフリーキックが子どもたちに与えた影響はもの凄いものがあるでしょうし、長谷部、長友、松井、川島のプレーは実際サッカーをやっている子どもたちや学生にとっても非常に励みになったのではと思います。
いろいろな意見があるでしょうが、4年に一度しかサッカーを見ない人も、立派なサッカーファン。今回は選手の奮闘に助けられたサッカー協会が、今後、日本代表をどう魅力的な代表に構築していくかで、このサッカーファンを「いつもサッカーファン」にしていけるかどうかが決まってくるのではないでしょうか。
決勝は、ブラジルとドイツかな?



























