何を優先して伝えるか
2010年 06月 26日
先日のグループリーグ3戦目のデンマーク戦では、結果3-1で勝利。海外開催のワールドカップでは初となる決勝トーナメント進出を決めた日本代表。
ちなみに、自分の戦前の予想は0勝3敗でした(^^)。
これまでのプロセスを見たら、どう考えてもグループリーグ突破などできるはずはないと思っていましたが、代表史上稀にみる突貫工事が見事に当たり、さらにそのシステムに選手たちが対応しているという事実は凄いなと思います。
で、今回取り上げたいのは、試合そのものではなく、中継について。
この3戦の地上波での中継局は、1戦目の対カメルーンがNHK、2戦目の対オランダがテレビ朝日、そして3戦目の対デンマークが日本テレビでした。
サッカー中継の場合、実況・解説が酷いとそれがストレスになったりもするので、1戦目のときはNHKと聞いてまずは安心。
で、問題の2戦目。実況が誰によるかで、テレ朝を見るか、NHK衛星で見るか、もしくはスカパーで見るか考えようと思ったところで、実況は進藤アナとのこと。実は進藤アナのサッカー実況はほとんど聞いたことがなかったのですが、以前ゴルフ中継での実況ぶりでいい印象があったので、一旦は「テレ朝のサッカー中継だけど、今回は見てみるか」と思いました。ただ、松木氏がスタジオではなく現場での解説陣に加わっていること知って、やっぱり方針転換(^^)。
落ち着いて、NHK衛星で見ることにしました。
ネットニュースでは、この第2戦の放送に関して、NHKのアナウンサーが「CMが無い」と発言したことによって、視聴率が伸び悩んだといった報道がされていましたが、自分のように「松木がうるさいから」といった理由で衛星で見た人もかなりるのではないでしょうか(名波の解説はなかなかポイントを抑えたりもしているので、松木氏が副音声だったらテレ朝でみたのかもしれなかったのですが)。
で、先日の第3戦の実況・解説は、実況:鈴木健アナ、解説が北澤と城という布陣。鈴木アナは、まだサッカーアナと呼ぶには言葉が軽いところもありますが、トヨタカップをはじめ実況経験は豊富。北澤氏も、熱いながらも冷静な解説をするということで、スカパーではなく地上波で見ることにしました。
実際のところは当日は朝起きるのが遅く、超早送りで見て、帰ってきてからもう一度改めてゆっくり見たのですが…。
改めて見直したところ、試合前に鈴木アナが「ここでの試合結果いかんでは、この先、日本代表が冬の時代に入ってしまう」といったところを強調しすぎかなとは思いましたが(ただ、そう言いたくなる気持ちもわかる)、全体的には見やすい中継だったと感じました。
で、ここからが本題なのですが、中継で非常に印象に残ったのは、試合の実況・解説ではなく、その後の選手、監督へのインタビュー。担当したのは田辺研一郎というアナウンサーだったのですが、実に丁寧な、そして選手が話しやすいように持っていこうとする気持ちが垣間見られるインタビューでした。
細かいところまでは覚えていないのですが、「○○のときは、どのような気持ちでプレーされていましたか?」といったように、相手が答えを言いやすい状況を作る。かつ、問いかけの間も自分だけのタイミングで話しかけるのではなく、相手が話したことに対して相づちをうち(画面には現れていないので想像ですが)、一呼吸おいてから次の問に移るといったように、非常に配慮の行き届いたインタビューでした。そのためか、最後の「がんばってください」といった締めの言葉も儀礼的・紋切り型のものではなく、血の通った激励のように感じました。
さらに、試合直後の監督、5選手ぐらいのインタビューの後に、特設ブースに移ってのインタビューもあったのですが、ここでの中田英寿氏、さらには本田選手へのインタビュー(試合直後に続き2度目)も、気持ちゆったりめに間をとり、ある程度相手に話したいことを話させる(この2人の場合、何を話すにせよ、発言自体に価値がありますからね)という意味で、かなり成功したインタビューだったのではないかと思います(それにしても、表情に相当疲労の色が出ているにもかかわわらず、それでも何かを話さなければとする本田選手の姿勢は素晴らしいと感じた)。
逆に、テレ朝・NHKどちらのアナウンサーだったかはわからなかったのですが、2戦目でのオランダ戦での試合後のインタビューが相当酷かった(話の持っていき方がかなり自分勝手。正直、選手がキレるんじゃないかとすら思った)ので、余計に田辺アナのインタビュー力が印象に残りました。
プロフィールを見ると、自身、高校時代はジェフ市原ユース在籍、大学ではサッカー部と、かなりのサッカー歴があるとのこと。その体験が、選手の気持ちに立ったインタビューにもつながったのかなと感じました(もちろん、スポーツ経験がなくても素晴らしい実況・インタビューする人も多くいると思いますが)。
なお、次の日本-パラグアイを中継するのはTBS。
実況は土井アナということで、格闘技中継では「声を張り上げるんだけどメリハリがちょっと…」という印象もあるのですが、今回は試合を映えさせる実況をしてほしいところです。
解説は小倉と金田?小倉はさておき、金田氏は北京五輪での2次予選で本田が超変化フリーキックを決めた際に「これ、かわいそうだよ、キーパー(^^)」という名言(?)を残していますが、今回の戦いでもそんな解説が聞けたらいいですね(^^)。
やっぱりNHKの野地アナと解説山本さんのコンビは
落ち着いていつつも、ツボを抑えていて、さすがだなと思いましたね。
テレ朝進藤アナは、少なくとも同じテレ朝の角沢アナよりは、
きちんとサッカーを勉強してる印象で、個人的には聞きやすかったです。
もっとも、解説松木氏はいつもどおりでしたけど(笑)。
日テレについては、試合に夢中になりすぎて、
鈴木アナのコメントはよく覚えておりません(笑)。
そして次のTBSは土井アナですか。
個人的には絶叫系で、フジの青島アナと同じくらい、
苦手なアナです。2人とも緩急があまりなく、常に甲高い声で
うるさいんですよねぇ。まあ、私の個人的な印象ではありますけど。
やっぱり、NHKのアナは安心して見られますよね。山本昌邦さんも、わかりやすい解説をしてくれる一人だと思いますが、ウルグアイvs韓国戦では、やけにウルグアイの試合巧者ぶりを強調していて、ちょっと笑いました(^^)。
土井アナは、予想通りかなという感じの実況でした。青島アナは、若干、自分で試合の流れを作って実況するタイプなので、合わない人は合わないでしょうね。風間さんというオブザーバーがいれば、ある程度バランスがとれる中継になったりもするのですが(^^)。
>まこやんさん
この1個あとの記事にも書いたように、土井アナはちょっと実況しすぎだと思いました。個人的にはもう少し静かに聞きたかったですかね~。
試合後の放送の部分ですが、EXILEのコメントとかを聞きたくなかったので、小倉と中田のやりとりあたりで消してしまいました(^^)。



























