人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2009年 12球団チームMVP (part2)

昨日、NPBによるベストナイン、MVPが発表されましたが、前回の続きです。

【埼玉西武】

 涌井 秀章 投手 〔27試合 16勝6敗 防御率2.30 211 2/3イニング 199奪三振〕
 中島 裕之 選手 〔144試合 .309 22本 92打点 20盗塁 出塁率.398〕

涌井投手は、ハイレベルな争いとなったパ・リーグの投手成績部門で、勝利数1位防御率2位奪三振数2位勝率3位(.727)、投球回数1位完投数1位(11完投)と、ほとんどの部門でトップないしはそれに近い成績を挙げました。日本ハム、ソフトバンクに比べると救援陣が不安定ななかでの最多勝、また200イニングを大きく超える投球回数は素晴らしい数字だと思います。以前、「涌井は自分で思っているほど格好よくないと思う…」なんて言っていた野球ファンの友だちがいました(^^)が、今シーズン、外角いっぱいのボールで見逃し三振をとっても、顔色一つ変えずマウンドを降りる姿はなかなかクールでした。

一方の野手は、中島選手にするか、打点・本塁打の二冠を獲得した中村選手にするか迷いましたが、守備での貢献度なども考えて中島選手にしました。数字を見てもわかるように、「右打者でが揃う」という、今の日本野球では数少ない選手。守備の方は12失策ということで、「守備が格段に上手くなった」とは言い切れないところもありますが、全試合出場という点も含めて、現在のNPBでは、かなりトータル的に優れたショートといえるでしょう。
あと、中島選手が面白いのは、出塁率が.398とリーグトップにもかかわらず、三振数が113とかなり多く、足が速いにもかかわらず併殺が17と、これまた数が多いところです。併殺数に関しては、打球が速すぎるがゆえの数字かもしれませんね。


【千葉ロッテ】

 成瀬 善久 投手 〔23試合 11勝5敗 防御率3.28 31四死球〕
 サブロー 選手 〔119試合 .314 22本 68打点〕

投手、野手とも、ちょっと意外に思われる選出かもしれませんが、両選手とも、チーム内では抜きんでてトップの成績。裏を返せば、それだけ今年のロッテは、各選手成績が上がらなかったシーズンだったと言えるかもしれません。
成瀬投手は、シーズン序盤は影が薄かったですが、後半戦は調子を上げ、チーム唯一の二桁勝利を挙げました。特筆すべきは四死球が少ないこと。31四死球は、規定投球回を投げた投手のなかでは、日本ハムの武田勝投手に続く2番目の少なさ。今年2月に刊行された『野球小僧』のチャレンジ企画「オレに訊くな!」では、「剛速球の投げ方を教えて下さい。」という何とも答えに困る質問をぶつけられた成瀬投手ですが、球界のなかでは「速い」とはいえないストレートでもこれだけの成績を残せているのは、秀でた制球力と「球のキレ」を身につけているからこそでしょう(ちなみに、奪三振数は、投球回を上回る156)。
なお、昨年の北京五輪には選ばれたものの、今年のWBCでは日本代表から外れてしまいましたが、今の日本球界は、先発ができる20代の左腕投手というのは意外と少ないです(杉内投手、内海投手、岩田投手ぐらい)。今後、日本代表が結成されるにあたっては、また出番があるかもしれません。

一方の野手。毎年、シーズンが始まってみないと、いいんだか悪いんだかわからないサブロー選手ですが、今年は打率、本塁打ともキャリアハイの成績。9月中盤以降の怪我離脱は残念でしたが、「これぞプロ」というプレーを度々見せてくれる守備も含めて、活躍の度合いは高かったと思います。
なお、「シーズンによって調子の波が大きい」という理由もありますが、バレンタイン監督のもとでは、年によって求められる役割がコロコロ変わってきたサブロー選手。来季以降は西村新監督のもと、どのようなポジションで起用されるのか、興味深いところです。


【オリックス】
 金子 千尋 投手 〔32試合 11勝8敗4S 防御率2.57 171 2/3イニング〕
 坂口 智隆 投手 〔137試合 .317 5本 82得点 16盗塁 出塁率.381〕

金子投手は、シーズン前の期待を裏切る投手が多かったオリックス投手陣のなかで、防御率を昨年より1.5点近く下げるなど、シーズンを通した活躍を見せてくれました。終盤は、「ストッパー不在」状態となったチーム事情もあって抑えも務め、崩壊状態に近いところまで行ったオリックス投手陣を、1年間なんとか支え続けました。
岡田新監督のコメントを見る限りでは、来季はまた先発に戻る模様。マウンドで時折見せる表情からはちょっと弱気そうな印象もありますが、他のパ・リーグ各チームのエースに並ぶべく、来季はさらなる飛躍を見せてほしいところです。

坂口選手は、これまた期待外れに終わったオリックス野手陣のなかで、一陣の光となりました。
打率は鉄平選手に次ぐリーグ2位。安打数もリーグ2位(167安打)で、ゴールデングラブ賞も2年連続で獲得するなど、ベストナインこそ惜しくも得票数4位で選出はされませんでしが、「オリックスに坂口あり」を野球ファンに印象づけるきっかけとなり得る1年でした。
実は、球場で坂口選手のプレーを見たことはまだないのですが、テレビを通しての坂口選手の印象は、守備の時に「打球に近づくスピードが速い」。多少打球判断が遅れても、スルスルッとボールめがけて走ってきて捕ってしまうそのスピードは、球場で見るとより鮮烈に感じるかもしれません。
テレビのニュースなどでの本人のコメントを聞いた限りでは、今年の成績に満足しているわけではない様子(今シーズン序盤は、決していいスタートではなかった)。来季は、文句なくベストナインに選ばれるぐらいの活躍を期待したいです。


これでようやくパ・リーグ終了。
セ・リーグは、また明日以降に。
by momiageyokohama | 2009-11-20 00:58 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30