パ・リーグ展望。
2005年 03月 25日
なお、開幕カードは、西武vsオリックス(インポイス〔西武〕)、ロッテvs楽天(千葉)、ソフトバンクvs日本ハム(ヤフー〔福岡〕)で各2連戦。
その後、移動日なしで、日本ハムvs西武(札幌)、オリックスvsロッテ(大阪ド)、ソフトバンクvs楽天(ヤフー)の3連戦と続きます。
ということで、今年のパ・リーグ各球団について、少し展望してみたいと思います(なお、今年の新外国人の選手については、ほとんどチェックできていないので、その辺りは正直自信がありません(^^))。
〔(埼玉)西武・ライオンズ〕
松坂という柱はいるものの、投手陣の方には不安が残る(松坂以外の先発陣+中継ぎ陣)。
また、それをリードする捕手も、細川・野田ともに、昨年のプレーオフ・日本シリーズでは、リードの拙さを見せたこともあって心配(星の台頭ということもあるかもしれないが)。
ただ、フェルナンデス・カブレラ・和田というクリーンアップは健在。佐藤・赤田の1・2番も、さらなる飛躍の可能性もあり(もしこの2選手が悪くても小関という控えがいる)、かなり充実のラインアップ(内野にも後藤・石井義という結構な戦力がいる)。
あと心配なのは、親会社の経営に関する問題が表面化してくることだが、現場レベルでは、伊東監督がそのあたり、かなり腹をくくって選手の不安に対する防波堤になっている印象もあるので、意外とその影響は大きくないかもしれない。
「今年の戦力はどうか…」と言われる年でも、新たに活躍する選手が出てくるチームカラー(23年連続Aクラスというのは、そうした部分があってこそ)も持っているということもあり、個人的には優勝の可能性を一番持っていると思う。
〔福岡ソフトバンク・ホークス〕
一番のカギは、やはり井口の抜けたセカンドを守るカブレラの出来だと思う。オープン戦では好調のようだが、もしシーズンに入って不調のようだと、代わりの選手が本間・明石(あるいは鳥越?)といったところになり、正直かなり戦力的に落ちるので、非常にキーとなると思う。
投手陣に関しては、先発はある程度、頭数がそろっているが、抑えの三瀬が昨年と同じような活躍ができるかどうかが、シーズン始まってみないとわからないところ(たとえて言えば、小林幹英になるのか? それとも岩瀬になるのか?という感じ)。同じく試合後半での抑えを期待されるフェリシアーノも未知数なので、そのあたりが不安。
あと、これは取り越し苦労かもしれないが、経営母体がダイエーからソフトバンクに代わったことで、逆に選手のハングリーさが薄くなってしまわないかという所も気になる。そのあたりは、王監督の手綱裁きの見せ所かも。近いうちでのメジャー移籍も噂される城島のモチベーションなども気になるが、いずれにせよ、チームの名前は変わっても、地元のファンにはいい試合を見せていってほしい。
〔北海道日本ハム・ファイターズ〕
打線のメンバーを見ると、かなり層が厚いということに気づく。アルモンテ(主にショート)の加入(打力はちょっと不安だが)、稲葉の加入、さらに小田の台頭などもあって、場合によっては、坪井・オバンドーといったところが控えにまわる可能性も(ただ、この2人はオープン戦にあまり出ていないようなので、ひょっとしたら怪我で出遅れか?)。
やはり、このチームのポイントは投手陣。特に、抑えの横山が昨年と同じぐらいのピッチングができるかかなり不安なので、全体的に昨年から相当の上積みがないと、順位アップにはつながらないと思う(具体的には、正田・江尻のスケールアップ、押本の覚醒、井場の豹変(?)など)。
ここ2年の采配を見ると、ヒルマン監督は必ずしも投手起用がうまくないという印象があるのが気がかりだが、パ・リーグをさらに盛り上げるためにも、さらなる上昇をしていってほしいチームである。
〔千葉ロッテ・マリーンズ〕
正直、打撃陣は心許ない。李・パスクチといったところに、いま一つ強さが感じられないし、毎年レギュラー候補に名前を挙げられながら、シーズンフルで活躍することができないサブローが、それでも外野のレギュラーとして名前が挙がる、といった所に層の薄さを感じる。
今江、西岡といった今後期待できる若手もいるが、毎年のように繰り返される「長い連敗」という事態を回避するためには、相当の打撃力アップが求められると思う(少し失礼な言い方かもしれないが、シーズン中盤になって、堀・初芝といったところがレギュラーを張っているようだと、正直厳しいと思う)。
ただ「だから弱い」と一概には言えないところが、このチームの難解な(or思わず期待してしまう)ところ。
その原因は、周知のとおり、投手層の厚さ。新加入の久保、トレードで入った山北、復活を期す加藤あたりが活躍するようだと、Aクラス浮上もあり得る。
ファンサービスには結構力を入れているものの、都心から行くことを含めて微妙に交通の便が悪いということもあって、もう一つ観客が入っていない印象もあるロッテ。
話題豊富なパ・リーグのなかで遅れをとらないためにも、「成績」という起爆剤がほしいところ。
〔(大阪)オリックス・バファローズ〕
昨年までの「オリックス」というイメージからすると、今年も弱いと思いがちだが、野手陣を見てみると、結構いい選手がそろっている。
谷・北川・村松といったレギュラーに加えて、新加入のブランボーはかなり打つのではという評判だし、二遊間も水口・平野・塩崎・阿部・後藤といったところが争うというかなり激しい競争。
投手陣も、JP(旧パウエル)、ケビン(旧バーン)の外国人投手2人をはじめとして、昨年復調してきた川越・同じく復活を期す加藤、2年目の松村など駒はいる。
中継ぎ陣・抑え(山口は、まだ必ずしも信用できないところがある)が弱いのがちょっと気になるが、それでも、分配ドラフトでのプロテクトという利点を生かしたこともあり、昨年までのひ弱さはだいぶ薄れた感がある。
ただ、そうしたこととは別に、このチームの最大の問題は「いかに地元に密着したチームになれるか」だと思う。
関西のスポーツ事情は体感したことはないが、ある意味「阪神ひとり勝ち」(Jリーグなども含めて)という状況のなか、いかに、このチームのファンを獲得していくか。その部分が、このチームの一番のキーポイントではないかと思う。
そういう意味では、「オリックス」という名前は、シーズン中ですら変えた方がいいと、個人的には思う。
〔東北楽天・ゴールデンイーグルス〕
なんといっても注目度一番のチーム。でもって、戦力を見てみると、よく言われるようにベテラン(しかも結構高齢(^^))の選手が目につく。オープン戦での活躍・起用法を見ると、シーズンに入ってもこうした選手を使っていくと思うが、いいふうに転べば、昨年までとはまた違った活躍を見せてくれるかもしれない。
ただ、もしそうしたベテラン選手がうまく機能したとして、夏場を迎えてもその調子を維持していけるかというところは、大きな不安がある。その代わりとして期待できる若手がかなり少ない(特に野手陣)というチーム状況もあるので、もし序盤うまくいっても途中で息切れしないか、というところはすごく感じる。
そうなると、デイモン・ロペスの両外国人選手の出来、そして田尾監督の選手のやりくり(いかに、各選手を疲れを残さずいい状態で使うか)という部分がポイントとなると思う。
また、やはりこのチームも、オリックスと同じく「いかに地元に密着した球団になれるか」というところが大事な所。
ビジネスに走るあまり、地元の人達をないがしろにしてしまうようなことが続くと、せっかくの新球団も失敗に終わってしまうと思う。そのことを、フロントの人は真摯に考えて球団経営(球団づくり)をしていってもらいたい。
と、長々と書いていきましたが、とにかく今年のパ・リーグに望むことは、「飽きさせない試合をしてほしい。そして飽きさせないシーズンを見せてほしい」ということです。
先週も少し書いたのですが、近年のパ・リーグは、「頑張ってくれ」という思いで見てはいたものの、見るに耐えない試合も結構あったように思います。
近年になくパ・リーグにもファンの目が注がれる今シーズン、「パ・リーグ、面白れえ!」と思うファンをたくさん作るような試合、そしてシーズンを見せてほしいと思います。
PS : ちなみに、実はこの週末出かけるので、たぶん野球見れないんですよねえ…。
まあ、帰ってきたら「プロ野球ニュース」でチェックしようと思います。



























