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1週間遅れの観戦記

先週の火曜日、神宮にヤクルトvs横浜戦を見に行って来ました。
席はひさびさのバックネット裏席!(昨年、たまたま巨人が優勝を決めた試合を見に行って以来)
セ5球団のなかでは抜群に相性のいいヤクルト相手ということで、久々に生で勝利が見れると思って行ったのですが…。

1週間経っているのでウロ覚えなところもありますが、当日観戦しての感想をざっと書いていきます(先発は寺原石川でした)。

1回表:
球場に入ったときはすでに2アウトランナーなし。金城・仁志という1・2番は、1・2番として置くにはあまりに淡泊すぎて正直好きではない組み合わせ。迎えた内川は一瞬「おおっ」と思う当たりを放つもスタンドまでは伸びずレフトフライで3アウト。

1回裏:
立ち上がりの寺原は良かった。ストレートは伸びがあり、スライダーも、粘っこいバッティングをする福地に対し、外角ボールゾーンから曲げて見逃し三振にとるなど、キレ・コントロールともよし。「これは、ある程度のイニングまではスイスイ行くな」と思っていたところ、3番・青木に対し、カウント1-3からの見え見えのストレートを左中間スタンドに運ばれる。いくら調子の悪い青木と言えども、ストレートを投げるのがバレバレのところでストレートを投げれば痛打されるということか。思わぬ先制弾を浴び0-1

2回表:
吉村がサードへの内野安打で出塁するも、盗塁失敗で3人で攻撃終了。実は吉村は横浜にあって数少ない二桁盗塁の選手(8月18日現在で12)。これで率もよかったら、西武の中島にも匹敵する選手になるのだが…。ワンバンウンドのボールも平気で振りまくる打撃が一向に変わる兆しが見えない現状、その実現は厳しそう。

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(吉村、根元で打ち過ぎ(^^)の内野安打)

2回裏:
やはり今日は好調の寺原。ガイエル、宮本、相川を三者連続三振。ストレートは伸びがあり、フォークの落ちも鋭い。投球フォームも6月に湘南で見たときのように少しグラついたりすることもなく、このまま行ってくれるだろうと思われた。

3回表:
7・8・9番で三者凡退。スタメンマスクの武山は三球三振。

3回裏:
この回もスイスイ行くだろうと思われた寺原だったが、先頭の川島にまたもやスタンドに運ばれる。調子が良いと思われるなかで唯一、真ん中からアウトロー付近のゾーンにボールが集まりすぎている点だけは気になっていたが、まさか3回で2発も浴びるとは思わなかった。球速はあるが、球質は軽いのだろうか。得点は0-2
さらに1アウトから福地にもヒットを浴び、すかさず盗塁を許す。正直この何年間か、横浜のキャッチャーが盗塁を刺したところをほとんど見たことがない。
福地は寺原の暴投で三塁に進む。川島にホームランを浴びた後、途端に叩きつけるようなボールが多くなり、あからさまに動揺が見てとれる寺原。続く田中にあっさりとライト前へはじき返され、0-3
しつこいようだが、この日、寺原の調子が良かったのは間違いなかった。それなのに、3回で0-3。「ピッチング下手」というべきなのだろうか。続く田中が盗塁失敗したことで傷口は最小限で済んだが、なんとももどかしい思いが残った。
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(田中浩康、きれいにライト前タイムリー)

4回表:
1アウトから仁志がポテンヒットで出塁。しかし、仁志は一塁ベースに張り付いたまま。いくら次の内川の打率がいいとはいえ、右打者で足もそんなに早くないことを考えると、エンドランをかけるなどしてなるたけゲッツーのリスクを減らすべきだと思ったのだが、そんな作戦は横浜の辞書にはない(?)。案の定、内川はショートゴロでダブルプレー。今季、何度も見られた光景(なお、内川の併殺は8月18日現在で12)。

4回裏:
寺原、元のピッチングを取り戻し三者凡退。

5回表:
ジョンソン、佐伯と倒れ2アウト。「またあっさり終わるのかな」と思ったら、吉村が外角の球に軽~くバットを合わせライト前ヒット。こんなバッティング、今季初めて見た!「出来るんなら、局面によってはそういうバッティングしてくれよ」と文句も言いたくなるところで、石川もレフト前ヒットで続く。さらに、前の打席では全く打てる気のしなかった武山もセンター前ヒットを放ち、2死かからの思いもかけない3連打で1点を返す。試合後半に向けての希望をつなぐ得点で、1-3

5回裏:
川島が石川のエラーで出塁し、石川が送りバントを成功。石川の送りバントは抜群に上手い。横浜のピッチャー陣も見習ってほしい。
1死二塁という場面を迎えるが、福地がピッチャーライナーでランナー戻れず3アウト。

6回表:
5回裏との間のインターバルで花火が上がり、その煙がしばしグラウンド内に滞留(そういえば、ここ何年か球場でしか花火見てないなあ(^^))。
先頭の金城が内野安打で出塁し、仁志が送りバントで1死二塁。そして続く内川がショート左への内野安打で1死一、二塁としたのだが、このバッティングが上手かった
この日、1打席目から見ている印象では、ストレート系はセンターから右方向へはじき返し、逆に変化球系は、タメを作ってどちらかというと引っ張り気味に持っていく印象。この打席で「上手い」と思ったのは、石川の抜き気味の球を、右足を溜めることで突っ込むのを抑え、その後のバットコントロールで、ヒットになりやすい三遊間方向へあえて引っ掛けるようなバッティングをしたように見えたところ(結果的にショート深いところへ打球を持っていき内野安打に)。テレビで見るとただ引っ張った打球に見えたかもしれないが、バックネット裏から見ると、「ヒットゾーンに持っていくんだ」という内川の明確な意志が手にとれた。
その後、ジョンソンが引っ掛ける形のファーストゴロで2死二・三塁。ここで、こうした当たりがゲッツーにならないところに、ヤクルトとの相性の良さが表れているといえるのか。
2アウトながらチャンスの場面で佐伯。石川の投げた内角寄りのボールを打った決していい当たりとは言えない打球が、フラフラッと内野と外野の間ぐらいに上がる。最後はレフトの福地が飛び込むもわずかに及ばず、2点タイムリーヒット。またまた横浜のヤクルトとの相性の良さを感じる結果となり、3-3の同点に。

6回裏:
寺原、田中・青木・デントナを三者凡退に抑える。

7回表:
横浜、下位打線で三者凡退。

7回裏:
ここからがこの試合の本当の面白いところ。スリリングなイニングの連続となった。
ガイエル安打、宮本犠打で1死二塁。相川が倒れた2アウト、川島が敬遠気味のフォアボールで一、二塁となったところで、石川の代打に川端。正直「ヤクルト代打陣のなかではそんなに怖い打者ではないな」と思ったのだが、寺原がフォアボールで歩かせてしまう。「オイオイ、福地にまわしちゃったよ」と思って、固唾を呑んで見守った2死満塁の場面。寺原の高めのストレートに福地が思わず手を出してしまい三振。ここは寺原の勝ち。

8回表:
ピッチャー、石川に変わって五十嵐。金城、仁志の代打藤田(もう左投手でも最初から藤田を使えばいいのに)、内川を三者凡退に抑える。

8回裏:
前のイニングに続き、再び寺原がピンチを迎える。先頭の田中にヒットを許し、ノーアウト一塁。続くバッターは青木でどういう作戦をとるかと思われたが、送りバント。今季のここまでの打撃ぶり、そして林昌勇の存在を考えると当然とも言える策だが、「本来の青木だったら無い作戦だよなあ」という思いも(ちなみに、後で調べたらこれが今季初犠打だった)。
青木が送りバントを決め1死二塁で、デントナ、ガイエルを迎える。これまで、序盤いいピッチングをしていても、後半になるとボールが浮き連打を浴びて敗戦を喫する場面を幾度となく見ていたので、半ば勝ち越されることを覚悟したが、デントナを高めの変化球(もしかしたら、ちょっとスッポ抜け?)で空振り三振に討ち取り、まず2アウト。この場面は見応えがあった。
「さあ、今度はガイエルだ」と思ったところで、ベンチから田代監督が。

「ピッチャー、寺原に代えて加藤康」。
ガイエルが左ということでのやや機械的な交代だったが、正直この場面は続投させてほしかった。こういう厳しい場面を切り抜けることで得られるものがあるはずだし、もし打たれたとしても、一ファンとしては納得が行ったのだが(一緒に行った横浜ファンも同意見だった)。
しかも、代わりのピッチャーが、このところ制球が安定していない加藤康ということもあって、「勝負」という面でも微妙な投手交代だったと思う。投球練習のときから「たぶんフォアボール出すから、本当の勝負は、次(打者)の宮本と(次に出てくる)真田だよ」などと、友だちに冗談半分で言っていたら、ガイエルの代打飯原に、本当にストレートのフォアボール。今季は、一時期本当に貴重な戦力となった加藤康だが、来季に向けてもう1ランク上がった投球を期待したい。
で、自分が中継で見る横浜の試合にはほぼ100%の確率で出てるんじゃないかと思わせるぐらい投げまくっている真田にスイッチ。
真田といえばシュート。少し遠めだったとはいえ、バックネット裏という格好の位置で見る、明らかにシュート待ちであろう宮本との対決は、これまた見応えがあった。結果は、宮本がシュートを引っ張るもショートライナーで、またもや横浜に軍配。
思わず「野球、面白れえなあ~」という言葉が出た。
(なお余談だが、翌日の試合では、宮本が真田のシュートを体を思いっきり開いて引っぱたき同点2ラン。さすがだ…)

9回表:
五十嵐で2イニング行くかと思われたが、同点の場面で林昌勇が登板してくる。投球練習からダイナミックなフォームを見せつけてくれる。1アウトから佐伯がヒットで出塁したが、吉村、石川と討ち取られ、同点のまま9回裏に。
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(林昌勇、ダイナミックな投球フォーム)

9回裏:
マウンドには、前の回から引き続き真田。相川、川島と討ち取り(両者ともシュートをピッチャーライナー)2アウトを取るが、林昌勇の代打武内にフォアボール。さらに福地にもヒットを打たれ、2死一、三塁とサヨナラのピンチ。しかし、またもや真田が粘る。追い込んでから、9割方シュートを頭に描いていたであろう田中に対し、外角高めのストレートで見逃し三振。3イニング連続でピンチを凌ぐ展開に、ますます熱くなる(^^)。

10回表:
林に代打が出たので、ピッチャー交代となり松岡が登板。武山の代打森笠が討ち取られ、続く真田のところで、この日はスタメン落ちしていた下園が代打で登場。正直「ピンチを凌いでいるのはいいけど、横浜も得点の匂いはしないよなあ」と思っていたところで、なんとライトスタンドへ放り込む勝ち越しホームラン!意外な勝ち越し打にちょっと虚をつかれた気持ちのなか、2アウトから途中出場の藤田がヒット。続くバッターは内川。
今季の横浜が「『最終回1点差リード』はまったくもってセーフティーリードでない」ことを思い起こし、さらなる追加点を願うが、内川はレフトフライに倒れ3アウト。4-3の1点差で10回裏に。

10回裏:
誰がマウンドに上がるんだろうと思っていたところで、上がったのは山口。先頭は青木。「まずはここが第一関門だな」と思っていたところで、なんといきなり足許へのデッドボール。「オイオイ」と思ったところで、今度はバッター・デントナという場面で盗塁を許す。デントナがゲッツーを打つ可能性を考え、早いカウントでそのリスクを回避するヤクルトの作戦は、まさに理にかなった攻撃。
そして山口はあっさりデントナにライト前ヒットを打たれ、青木生還で再び4-4の同点。しかも、まだ無死一塁。
デントナには代走・野口。続く飯原が送りバントを決め、1死二塁。サヨナラのピンチとなり宮本を迎えるが、ここはサードゴロに討ち取り、2死二塁。
すると、今度はセカンドランナーの野口が、バッターを討ち取ることしか頭に無いバッテリーの気持ちを見透かすように三盗。これで落ちる系のボールが投げにくくなり、ますます追いつめられる山口。
しかし、ここで迎えた相川に対し、粘られるも内角低めのストレートで見逃し三振に。かなり微妙なコースだったとはいえ、首の皮一枚のところで、このイニングも踏ん張る。

11回表:
ピッチャーは松岡に代わり李恵践。高い安定度を誇るヤクルト中継ぎ陣の中では比較的攻略しやすい投手だと思い、再度の勝ち越しを期待する。
途中出場の山崎(ジョンソンと交代)が倒れたあと、佐伯がライト前ヒットでまたもや出塁。しかし、もうこの試合で佐伯に打席がまわってくる可能性はほとんどないという局面にもかかわらず代走を出せないとう野手陣のバリエーションの狭さに愕然とした(この局面での可能性としては内藤が考えられたが)。村田不在で山崎を使うテンポが一歩早くなったという状況はあるにしても、勝負を懸ける場面で代走として出せるメンバーがほとんどいないという状況は、一軍の野手枠を有効に使えていないことの表れだと思った。
結局、続く吉村、石川は凡退し、同点のまま、試合は裏へ。

11回裏:
ピッチャーは5人目の加藤武。4ヶ月ぶりの一軍登板となった前回の中日戦でも打たれたようなのでかなり不安だったが、やはりというべきか先頭の川島にヒットを許す。続く川本が、何とかランナーを進めようと叩きつける内野ゴロを打ち、これがファーストへの内野安打に。しかも、川島は横浜野手陣の隙をつき、三塁を陥れる。やむなく、次の福地を敬遠し、無死満塁
サヨナラ負けへの腹を括ったところで、田中はファーストライナーに討ち取り1アウトをとるも、続くバッターは青木。
と、ここで田代監督が出てきて、またもや投手交代。
出てきたのは、なんと工藤
すでに田中の打席のときから、ブルペンで投げ込んでいた(もっと言えば、最初にブルペンで工藤を投げているのを見たのは4~6回ぐらいからだったが)ので、「ある」とは思ったが、まさか本当に青木に工藤をぶつけてくるとは思わなかった。というのも、ここ最近の試合で工藤が点数を取られなかった試合を見たことがなかったので。
もちろん、工藤投手はプロ野球選手として本当に素晴らしい選手だと思うが、やはりこのところの投球内容で、このピンチを抑えてくれというのは無理がある気がした。
結果は、予想通りというべきか、真ん中付近の甘い球を、青木に一・二塁間へ打たれサヨナラ。
いくら石井裕が二軍に落ちているとはいえ、「勝ちに行く」のであればそれはないかなと思った采配だった(加藤武の続投か、ピッチャー総動員になってしまうが木塚への交代の方が納得が行った)。
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(工藤 vs 青木)

(最終結果)
 横  浜 0 0 0 0 1 2 0 0 0 1 0 4
 ヤクルト 1 0 2 0 0 0 0 0 0 1 1x 5

  ◇     ◇     ◇

最後はちょっと「必然過ぎる負け」に終わってしまった試合ではありましたが、野球の面白さを十二分に楽しめた3時間57分でした(思いのほか長くなってしまったと感じたこの日の試合でしたが、次の日はさらに長い試合でしたね(^^))。
久々に野球をじっくり見られる機会に、こうした試合に当たったことはラッキーでしたが、ここ2試合の巨人戦は、横浜ファンにとっては全くといっていいほど見どころのない試合(特に吉村や金城の初球からのあっさり凡打は本当に力が抜ける)。
せっかく球場に足を運んだファンをガッカリさせないためにも、明日は「勝とう」という意志が伝わる試合をしてほしいですね。
Commented by アーリークロス at 2009-08-21 15:50
お久しぶりです。
その試合、巨人戦と同じ席で見てました。
お盆休みということで、普段残業ばかりの友人と一緒に(誘わずすみません)。
あの席、今年限りで年間契約やめるそうです……。
Commented by momiageyokohama at 2009-08-21 22:40
>アーリークロスさん
ご無沙汰しています(^^)。
同じ日に観戦とは偶然。ということは、僕らの10列ぐらい前で見ていたんですね。
企業もコストカットが厳しいでしょうから、昔に比べるとシーズンシートを売る側にとってはかなり難しい状況かもしれませんね。地元密着型のチームならばまだ買う企業もあるかもしれませんが、そうしたものが無いと、今までのやり方で売っていくのは厳しいでしょうね。
Commented by アーリークロス at 2009-08-23 15:06
神宮をやめて東京ドームにするらしいです。
雨でも問題ないし、おそらくドームも前より年間シートが価格または条件などよくなっているのでは、と推測してます。
Commented by momiageyokohama at 2009-08-24 01:13
なるほど。ドームの方が需要が多いでしょうしね。仰るとおり、おそらく値段も以前に比べて安くなってるんでしょうね。
by momiageyokohama | 2009-08-20 00:46 | 横浜ベイスターズ | Comments(4)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


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