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「パ・リーグはつまならい」と言われないために

今年から、いよいよ交流戦が始まります。
で、日程を見たんですが、細切れにやるんだと思ったら、まるまる1ヶ月半やるんですね。
個人的には、5月に1回、秋口になってもう1回、と分けた方が盛り上がると思うのですが、昨年末まで、交流戦自体をやるかどうかわからなかったこともあって、こうした日程になったのでしょうか。
いずれにせよ、どんな戦いが見れるか楽しみです(ちなみに、最初の交流戦は、日本ハムvs阪神(札幌)、楽天vs巨人(フルキャスト〔仙台〕)、広島vs西武(広島)、横浜vsロッテ(横浜)、オリックスvs中日(神戸)、ヤクルトvsソフトバンク(神宮)です)。

さて、交流戦が始まることで、ふだんパリーグを見たことがない人が、パ・リーグの試合(あるいは選手)を見る機会が増えると思います。そのことで、「パ・リーグも面白いじゃん」と思ってくれるファンが増えるといいと思いますが、ちょっと懸念していることが2つあります。

その一つは、最近の傾向として、「パ・リーグはセ・リーグより試合時間が長い」ということです。
昨年(2004年)の平均試合時間は、セが3時間20分で、パが3時間29分。セ・リーグも、巨人や横浜などが「飛ぶボール」を使うようになった影響で、だいぶ伸びています(前年比8分増)が、それでも約10分の開きがあります(ちなみに、パは前年比7分増)。
これは、実際に試合を見ていても感じるところで、パの場合、10時まで試合をやっていることも少なくありません。
その原因は、特に両リーグの防御率と四球数の差に端的に表れています。

○防御率
 セ(上位から、3.86、4.08、4.47、4.50、4.70、4.75)
 パ(上位から、4.29、4.40、4.46、4.58、4.72、5.66)

○四球数
 セ(少ない方から、411、420、429、453、465、495 計2,673個)
 パ(少ない方から、489、491、521、541、598、598 計3,238個)

この差の理由としては、飛ぶボールを採用をしているチームの数の差、というのもあるかもしれませんが、球場の広さなどを考えると、それほど条件の差があるともいえないと思います(ちなみに、被ホームランの数はセリーグの方が多いです)。
なお、2003年も、上の数字と同じぐらいの差があります。

そう考えると、日本シリーズこそ、2年連続でパ・リーグが制していますが、正直、投手のレベルに関しては、パ・リーグが後塵を拝している、といっていいと思います。それが顕著に表れるのが、頻繁に見られる「あまり機能してない」と思われる小刻みな継投です。
2002・2003年の横浜もそうだったのですが、これだけ左打者にいいバッターが多いなか、「左投手というだけで、左打者にぶつける」継投は、あまり意味がないし、試合時間増にも大きくつながっていきます。
パ・リーグをよく見ているファンは、ここ数年、「左のワンポイントで出てきた投手がフォアボール」という場面を、嫌になるぐらい見ているのではないでしょうか。
もちろん「左キラーを育てる」ということも大切かもしれませんが、「とりあえず左を…」というだけの継投を続けていくことは、試合をだらけさせるし、これから野球を見ようという人を遠ざけてしまう要因にもなると思います。

続いて、前述のこととリンクするのですが、もう1点、最近のパ・リーグで気になることとして、「『勝負をせずに敬遠』という場面が非常に目立つ」ということがあります。
もちろん、「2アウト2塁で、バッターが四番」というところでの敬遠などは、戦術としてあると思いますが、ここ数年パ・リーグで目立つのは、「ランナーなしの場面」「ランナーが詰まっている場面(一塁or一・二塁)」での敬遠です。
例えば終盤、3点勝っている場面で、1死一塁、バッター・四番カブレラ。こうした場面でも敬遠することが、よくあります。
それでも、その後の打者を抑えればいいのですが、続く和田にもストライクが入らずフォアボール → 満塁、となって、六番打者に痛打される……、こんな場面をよく見ます。

ひとむかし前までは、パ・リーグは「真っ向勝負」などと言われましたが、ここ数年は、一部の対決を除くと、その言葉は死語になりつつあるのでは、とすら思います。

その原因としては、飛ぶボールの導入、また逆指名やFAによる選手の流出などといった要因もあるかもしれません。
ただ、ファン(特に、これから野球を見ようというファン)にとっては、そうしたことは、言い訳にはなっても、「じゃあ、しょうがないか」といった納得材料にはなりません。

パ・リーグが、もっと注目されてほしい(それこそ、話題だけでなく、ゆくゆくは巨人戦の代わりにゴールデンで放送されるようなコンテンツにもなってほしい)と思えばこそ、今シーズンは、こういった点を改善していってほしいと思います。
そうすることで、また新たに「パ・リーグの試合って面白い」というファンを増やしていくことにもつながるのでは、と思います。
Commented by しけたろう at 2005-03-18 03:10
パ・リーグのほうがストライクゾーンが狭いというのは、結構言われてますね。
パの1位がセでは5位に相当というのでは、そうなのかなという気がします。
あと、「飛ぶボール」で「DH」ということは、本当に「アンパイ」の打者がいないということなのではないか・・
と思っていました。
そのせいで時間がかかってるのでは・・と。
Commented by momiageyokohama at 2005-03-19 00:41
書き込みありがとうございます。
確かに、審判の判定云々というのは、関係しているかもしれませんね。
また、本文には書かなかったのですが、イニング間のインターバルの長短、あるいは各打者が打席に入るまでの長さなんかも、微妙に試合時間に関係しているかもしれません。
by momiageyokohama | 2005-03-18 00:35 | 野球(全般) | Comments(2)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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