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ファンは疲れている

さて、ようやく横浜の現況レビューです(他の11球団はこちらに→(123))。

まずは、ちょっとまわりくどいですが、監督退任前に書こうと思っていた、キャンプ時(2/13)に挙げたポイントの現況レビューを。

ピッチャーピッチャーピッチャー
 (先・中・抑・左、すべて不足。石井がストッパー転向もこのままではそこまで回せない?)
二遊間の若手野手台頭
 (12球団で一番二遊間の若手にチャンスがある球団。ここで獲らなきゃどこで獲る?)

すべての面で補強・レベルアップの必要があるチーム状態のなかでも、何よりの重点強化ポイントだと思っていた投手陣。開幕6連敗の時は、それこそ「今年は一体どうなるんだ?」と想像することすら恐ろしい状態(失点が順に4→6→6→5→12→9)でしたが、いざ1ヶ月戦ってみると防御率3.64と、開幕前の予想を遙かに上回る出来(セ最下位ではありますが)。
何といっても一番大きいのは、新外国人投手3人先発として試合を作れる働きが出来ること(グリン…防御率3.40、ウォーランド…3.64、マストニー…2.59)。他の先発投手も、三浦が防御率1.46と抜群の安定感。小林も3.23と防御率的には決して悪くない数字。また藤江も初先発では今後に期待の持てるピッチングを披露するなど、先発陣に関しては昨年とは雲泥の差。
一方、それを受ける中継ぎ陣は、信頼のおけるとは言えない真田、高崎、那須野といったところを使わざるを得ないなど信頼感は薄く。機能するかに思えた石井裕山口俊のストッパー陣も、5月に入り劇的に痛打を浴び、それがチームの負けに直結。

ただ正直、ピッチャーは全体的に見れば及第点だと思っていました。あまりいい言い方ではないですが、その踏ん張りを無にしてしまっているのが、.224という考えられない低打率に低迷している打線。なお、広島も同じくチーム打率.224ですが、盗塁30というのは横浜と大きく違うところ。横浜の盗塁数は15でリーグワースト。また出塁率.286、併殺数33もリーグワースト(併殺は次に多い中日に10の差をつけてダントツでの最下位)。
また、得点圏打率も内川.133、ジョンソン.125、金城.200、細山田.133とキツい数字が並びます(吉村は.304ですが、併殺数がリーグワースト)。
ということで、抑え陣の不安定さはまだ解消されていないものの、なんとか踏ん張っている投手陣を「打線が見殺しにしている」というのが、ざっくりした現在の構図。それが完全に出てしまっているのが中日戦の1勝8敗という対戦成績で、結局この中日戦での大借金が大矢監督の退任につながったともいえるでしょう。

もう一つポイントとして挙げた二遊間は、石川がショートのレギュラーの座をつかんだものの、セカンドは藤田、山崎、梶谷と、いずれもせっかくのチャンスをものに出来ておらず。「それならば、まだ仁志の方が…」という意見もあると思いますが、守備の面、また精神的にも大きな存在とはいえ、打率.265、1盗塁(昨季成績)の選手をレギュラーで使い続けるのは違うのではと思います(個人的には好きな選手ですが、やはりそこはシビアに判断すべき)。


で、大矢監督更迭について。

一言で言えば「仕方がない、でも残念」。

今年の陣容は、センター、セカンド、キャッチャーが総じて打力不足ということを除いては、昨年に比べてだいぶ戦える体制になってきたと思います。
しかし、5月に入っても5勝10敗。昨季に比べて格段に戦力が落ちている中日に対し5月にして7つの借金という状況に対し、何らかの手を打たなければと思ったフロントの気持ちもわかります。
ただ、現在の成績の一番の原因は、何度も言うようですが「打線の酷さ」。それは、大矢監督の作戦・起用面の問題に起因していた部分もあるでしょうが、当然、個々の選手の技量的・技術的な問題もあるでしょう。
いずれにせよ、ファンとしてここまでの戦いぶりを見ていて思うのは、一つ先の塁にランナーを進めることへの意識の低さ、1点取ることへの意識の低さ。もちろん、個々の選手によってそれぞれ特性はあるでしょうし、技術不足でどうしようもない状況というのもあるでしょうが、正直「一日中野球に時間を割ける環境がありながら、キャンプから2ヶ月間一体何をやっていたんだろう」と思いたくなる試合が多過ぎますね。

それが、ここ8年ぐらい続いているのが嫌になるところ(^^)ですが、正直、もうその犯人探しは飽きました。
大矢監督にも、もちろんその責任の一端はあったでしょうが、「横浜を良くしよう」という気持ちはすごく持っていた監督だったと思います。ただ、結果を残せなければクビを切られるのがプロということなのでしょう。

そのことは、選手も、そして本来であればフロントも同じ。
この2年間、さらには森監督解任あたりからの迷走の8年間、不満を抱き続けているファンが我慢できるリミットは、そう長くはないのではと思います。
Commented by 星丸 at 2009-05-21 22:13
で、その心は?
村上さん辞めさすのは反対だなぁぼくは。
大矢擁護派の人はフロント責任取れの大合唱ですが
8年の間にフロントは変わってますよ。大矢の任命責任者である
佐々木球団社長に責任とってもらうのは全然かまわないですけどね。
Commented by momiageyokohama at 2009-05-22 00:35
>星丸さん
コメント、ありがとうございます。「フロントも同じ」という所は、そこまでフロントの内部事情に精通しているわけではないので、敢えて「フロント」という書き方にしました。
村上取締役は、昨年は色々とチーム運営に苦労していたみたいですが、ドラフトでは早稲田からの指名を40年ぶりに復活させるなど功績も残しつつありますね。一方、佐々木球団社長は、スポーツ紙などで見る限り、内外ともにあまり評価は芳しくないようですが。いずれにせよ、フロント事情というのはファンからはなかなか見えにくいし情報源も不確か(人によっても言うことも違う)なので、なるべくこのブログでは見えているものを中心に意見を書いていこうと思っています。
ただ、関根監督の頃から応援していますが、その頃から4年以上監督を務めた人がいないというのは異常だと感じます(森監督以降は3年以上務めた監督ですらゼロ)。今年は例外ですが、外国人選手の獲得もこの10年ほとんど機能していませんし、ドラフト上位指名選手の不活躍も大洋時代からの伝統。「それでも大洋(横浜)が好き」と言い続けるには、この8年の惨状(大堀球団社長が辞めたあたりからでしょうか)は酷すぎますね(^^)。
by momiageyokohama | 2009-05-19 01:30 | 横浜ベイスターズ | Comments(2)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、21年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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