日本代表の果たした役割
2009年 03月 25日
これまでいろいろと書いてきたWBCなので、日本の優勝を受けてのまとめ的な感想を書こうかなとも思ったのですが、正直、あまり感想を表す言葉が出てきません。
あれだけの激戦を見せられると、一つや二つの言葉で言い表してしまうのはあまりにも軽いんですよね。
今日はなんとか昼休みに、7回裏から9回裏まで生で見れたのですが、9回裏「あと1人で優勝」というところで、ダルビッシュ投手がイ・ボムホ選手に同点打を打たれたときは思わず笑ってしまいました。
あの清原に、「僕も23年間野球やってきましたけど、こんな…(しばし絶句)…場面は初めてですね」と言わせた試合展開。「激戦にしかならない」日本-韓国戦ではありますが、過去の激闘のなかでも、前回WBCの2次リーグでの対戦(このときは1-2で日本が敗戦。多村選手が最後三振して崩れ落ちたシーンは今でも覚えている)と同じ、もしくはそれに勝るほどの中身の濃い試合に感じました。
結果的に、全9試合中5試合が韓国との対戦となった今回のWBCですが、ある意味、日本をのぞく参加15チーム中一番強い相手と5回も戦ったわけで、さすがに見ている方も疲れましたね(もちろん、現場で戦っていた選手たちの比ではないですが(^^))。
試合が終わってから半日経ちますが、正直いまはまだ興奮状態なので陳腐な言葉しか思いつきません。
ただ、野球ファンはもちろんのこと、普段はそんなに野球を見ない人に、そして未来のプロ野球選手になるかもしれない子どもたちに「野球の面白さ・素晴らしさ」を伝えることができたとしたら、今回の日本代表が果たした役割は、とてつもなく大きいのではないでしょうか。