キューバの本当の力
2009年 03月 15日
初戦はキューバが相手ですが、いたずらに「キューバ強し(or そんなに強くない)」の報道に振り回されるもの嫌なので、第1ラウンドのオーストラリア戦、メキシコ戦を録画して、実際にその試合ぶりを観てみました。
あくまでテレビを観ての印象ですが、打線、投手陣への感想は以下のとおり。
〈打〉
「上位から下位までフルスイング」打線は相変わらず。ただ、低めをしつこく突いたピッチングをしたオーストラリアの先発左腕からは、5回2/3で1得点と思うように点はとれず。16点を取ったメキシコ戦も、ヒットのほとんどがメキシコ投手陣の制球力不足による甘いコースを打ったものなので、必要以上に今大会の成績にビビることはないのでは。
ただ、甘いコースは容赦なく叩くので、若干球威不足の印象がある涌井投手、岩田投手あたり(場合によっては3番手ぐらいで投げる可能性があるので)は細心の注意が必要では。また、五輪でのダルビッシュ投手のように、ストライクが入らず球を置きにいくと、たとえ150km超の球でもポンポン打つので、これも要注意。
今回、先発予定の松坂投手は、韓国戦では本来の調子ではなかっただけに、もし制球に苦しむようであれば、早い回での交代という決断も求められるのでは?
(投)
正直、あまりレベルの高さは感じず。メキシコ戦に関しては、これまで投げていなかった投手をテスト的な意味で登板させていた側面もあったようだが、それにしても制球力の無さ(あと間の悪さ)が非常に目についた。騒がれているチャップマン投手も、初回からオーストラリア打線にバットに当てられていたし、手も足も出ないという感じではなかった。
日本打線のレベルを考えると、打ち込むことも十分可能な投手陣だと思うが、それを阻む一つの要因になる可能性があるのが、めまぐるしい継投策。前回のWBCでも見られたが、「あれっ」と思うシーンが2回あればほぼ交代(3回あったら確実に交代)という日本よりも2テンポぐらい早い継投策で、すらされてしまうことは避けたい。
いずれにしても、日本打線の力とキューバ投手陣の力関係、またキューバ打線の得点力を考えると、最低でも5点はとりたいところ(加えて言うならば、点を取りすぎるということはない)。「投手有利」と言われる球場のようだが、それを点が取れない言い訳にするようでは、それまでのチームということになるだろう。
前回の五輪キューバ戦で打撃好調だった川﨑選手、内川・片岡選手といった右打者をどう起用するかもポイント。
(全体的に見て)
マスコミが煽るほど手強いチームだとは思わないし、かといってマスコミがあげる楽観的材料を鵜呑みにするほど簡単に勝てるチームだとも思わない。
前回のWBC決勝で、最初はタイミングが合わなかった渡辺俊介投手に、次のイニングですぐに打撃のタイミングを変えてアジャストしてきたことに見られる適応力も侮れない。もちろん、それは日本選手にも言えることで、本来の実力を発揮できるかに加え、試合内でのアジャスト能力も多分に求められる一戦になるだろう。
◇ ◇ ◇
初戦勝ったとしても、2次ラウンド突破への道のりは半分にも行きませんが、勝利によってその後の展開がググッと開けるのは間違いないところ。
1次ラウンドとはまた違う形になるであろう投手継投も含め、再び、得も言われぬ緊張感に包まれた戦いを見られることに幸せを感じます。
願わくば、この幸せが23日まで続いてくれれば。



























