阪神優勝。
2005年 09月 30日
まずは、阪神ファンの皆さん、おめでとうございます。
優勝の理由は、それこそ挙げていったらキリがないですが、やはりJFK(←定着せずに消えていくフレーズが多いプロ野球界ですが、定着しましたね~)が、1年を通して活躍し続けたことが大きかったですね。
最近では、力のある投手がセットアッパーを務める(しかも1人ではなく2人以上)が多くなったので、後ろにいい投手がそろうこと自体は珍しくなくなりましたが、「1年を通して」機能し続けるチームとなってくると、やはり限られます。
今年の阪神の場合、序盤は久保田投手が苦労していましたが、それがそんなには致命傷にならず(点はとられても、何とか1点差〈悪くても同点)までで抑えるなど、逆転されるというところまでにはほとんど至らなかった)、うまく序盤戦を乗り切った感があります。
中盤以降になってくると、その久保田投手も調子を上げてきて、藤川-ウィリアムス-久保田と、3人がカチッと決まりましたね(マスコミによるアナウンス効果〈→JFKという言葉が広まったことによるプラス効果〉もあったかもしれませんね)。
贔屓目だからかもしれませんが、横浜の3K(ちなみに、木塚・川村・クルーン)も、中盤まではかなりの安定度を見せていたと思うのですが、夏場に入ったぐらいから、木塚投手・川村投手が肝心な場面で踏ん張れない試合が続いてしまいました。
やはり今年の阪神の3人に比べると、シーズン通しての安定度には差があったと思います。そのことが、接戦が多かったものの、結果的には5勝12敗3分けという対戦成績になってしまったと言えるかもしれません。
一昨年末、星野監督が辞めて岡田監督になったときには、監督が替わったことより、そのコーチ陣の顔ぶれを見て、正直「これはまたダメ虎と言われた時代に逆戻りするのでは……」(他チーム出身のコーチが多かった前年からほぼ総入れ替えになり、再びOBの占める割合〈しかも暗黒時代に在籍していた選手達〉が多くなったので)という不安もよぎりました。
しかし、今岡選手や赤星選手、藤本選手などの顔つきを見ていると、一昨年の優勝が選手達にもたらした自覚は、かなり大きかったように見えます。
同じように、野村監督が辞めた後も、宮本選手・古田選手をはじめ、チーム全体に「勝つ」ために何をすべきか、といったことが受け継がれているヤクルトなどを見ていると、98年の優勝後、そうした部分の継続に失敗した横浜の現状を、情けなく感じたりもします(ただし、今年は違いますが)。
いずれにせよ、阪神の選手達のコメントを聞いていると、「日本シリーズ」も獲るという気持ちが大きいようで、日本シリーズは面白くなりそうですね。
その対戦相手ですが、果たしてどこになるのか?
プレーオフも楽しみです。
ただ、また今年も、地上波での扱いは悪いのかな~。
(昨年は、プレーオフ第1ステージの幕切れは、中継時間内に入らず(関東の場合)。第2ステージも、最終戦はテレ東系の中継だったので、見ることが出来なかった人も多かったのでは)。