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できれば野球は楽しく見たい

9月も、はや半ばを過ぎましたが、相変わらず撮り溜めたCS「プロ野球ニュース」を、HDDの残量がなくならないよう、なんとか消化する日々。
夏場に入ってからは、多少家にいる時間もとれてきたので、スカパーでリアルタイムの試合もちょこちょことチェックしているのですが、ふと考えると、今自分が一番テレビで見ている(というか聞いている)のが齊藤明雄(「プロ野球ニュース」はもとより、フジのCS、J SPORTSのNPB、さらにはメジャー中継と、異常に起用率高し)。一番見ている芸能人は瀧本美織(ドラマで…ではなくて、これまたスカパーの野球がらみの番組でやたら流れている自動車保険のCMにて)。そして一番聞いているフレーズが「しじみ約200個分」(^^)。
ちょっとテレビ視聴傾向が偏り過ぎている……。


●先週の日曜は、神宮にヤクルト-横浜を見に行ってきました。久々に、横浜側の外野席で見たのですが、8回表、横浜が同点に追いついてさらにノーアウト二塁という場面で、森本が送りバント。捕球したピッチャー・七條は三塁へ送球。タッチプレーということもあり、微妙なジャッジだったのですが、審判の判定はアウト。
中畑監督は飛び出して猛抗議、そして退場となったのですが、レフトスタンドもかなりエキサイト。
ブーイングの嵐に加え、怒号も飛び交い、「ふざけんな!」といった声も聞こえてきましたが、個人的には、その状況に引いてしまいました。
確かに微妙なプレー、しかも大事な局面であり、怒る気持ちもわからなくはないのですが、正直、外野からでは正確なところはわからず。
帰って「プロ野球ニュース」を見たところ、解説の達川氏曰く、ランナーの筒香の足が浮いたところにタッチしたと見えたので審判はアウトとジャッジしたのだろうとのこと。ただし、横浜ベンチからはセーフに見えただろうとも補足。自分は、スロー映像を見ても、ピッチャーの足がかぶっていたこともあり、アウトかセーフかは判断ができなかったのですが、いずれにせよ、審判に対してあまりに攻撃的な様相は、気分がいいものではありませんでした。

1週間ほど前には、イチローが試合後に、審判のジャッジに対して「リトルリーグには(疑わしい判定に)クレームできるルールがあるらしい。それ欲しいね」と言ったとの報道もありました。
問題の場面は見ていませんが、その発言がファンに与える影響も少なくないイチロー選手のこのコメントは残念に思いました。

また、今シーズン、楽天・釜田が際どいコースをボールと判定された後に連打を浴びた試合(ロッテ戦)にて、投手交代を告げに行った星野監督が主審にかなり強い口調で詰め寄っていた場面がありました。実際に何を言っていたかはわかりませんが、もしジャッジについて威圧的な言葉を言っていたとすれば、「それをやっちゃあ、おしまい」と言わざるを得ません。

もちろん、明らかなミスジャッジというのは年間に何回かありますし、昨年・今年と急激に広くなったストライクゾーンには疑問も感じます。
ただ、それを正していくのは、怒号や威圧ではないと思います。


●連日、報道される、WBC日本代表監督問題
落合 → 山本浩二 → 現役監督は難しい → 一転、秋山監督?と、日々変わるマスコミ報道。さらに、加藤コミッショナー、王さん(特別顧問)の発言も、言った言わないの真偽のほどがかなり不確かな状況。そこには、各報道機関の思惑なども絡んできていると思うので、正直、何が本当で何が誤情報なのか、わからないですね。
(もう一つのブログで「お笑いニュースリテラシー」ということを書いたのですが、スポーツ報道についても、同じようなことを強く感じるここ数日)

何より残念なのは、そこに「日本の監督、誰になるんだろうなあ」といったワクワク感が全くなく、かなり切羽詰まった感じ、もっと言えば半ば踏み絵でもあるかのような(それは監督だけでなく決める側に対しても)監督選びになっている点。

サッカーに比べて、野球の場合、まだ日本代表(プロのトップクラスがこぞって参加する日本代表という意)が恒常的に組織されるという素地が作られていない。また、プロ集結の日本代表が組織されて10年ちょっとという意味では、まだ「野球日本代表」というものが黎明期と言えるのかもしれませんが、その存在意義について、一部の関係者だけでなく、球界全体で真剣に考えていくべき時期に来ているように思います。


前々回の記事で、「『野球が無くても…』という感情も」といったことを書いたのですが、そうは言っても、まだまだ野球が自分のなかの多くを占めている現状。
じゃあ、なぜこんなに野球が好きなのか、人に言えるような理由(^^)を考えていたところ、昨日、報道ステーションのCM前の野球速報予告で、「稲葉、打つ」「坂本、打つ」「雄星(菊池)、投げる」という姿が、パン、パン、パーンと流れたのを見て、「これだ!」と。
それぞれフィニッシュの瞬間の姿だったというのもあるのですが、要は「格好いい」(^^)。
もちろん、野球には魅力的な要素がたくさんありますが、そこに「格好良さ」を感じるから見るんだという、結構根源的なことに気づきました(今更ですが)。

そんなことを思っていたら、今日の怒り新党の「新・三大○○」は、まさかの「伊藤智仁 記録より記憶に残る投球」。
そして、その3試合目に選ばれた現役最後の二軍戦にて。

投げ終えた後、マウンドにて笑いながら言葉を交わす、伊藤智仁岡林(一足先に引退し、この時、二軍コーチ)。

もはや、この光景を表現できる言葉はありません……。

ただ、言えるとしたら、一言。

「野球って、いいでしょ。」
by momiageyokohama | 2012-09-20 02:55 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、20年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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