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輝くイチローが見たい

その報を知ってから15時間ぐらい経ったので、さすがに現実として受け止めてはいますが、それにしてもびっくりした今日の「イチロー、マリナーズ→ヤンキース移籍」。

時間が経てば経つほど、移籍の背景に関する報道(その真偽のほどはさておき)、評論家やファンの意見など、いろいろな情報が入ってくるので、今回の移籍に関する感情が変化する可能性もありますが、現時点での気持ち、そして今後も変わらないであろう感情としては「もう一度輝くイチローが見たい」というその一点。

昨年と今年前半の成績からすると到達は難しいかもしれませんが、それでも3割(少なくともヤンキース在籍以降の成績として)を打つイチローが見たい。
そして、チームの勝利につながる働きを見せるイチローが見たいです。

そこには、学年は少し違いますが、同世代として「輝く姿が見たい」という思いも。

1973~75年生まれは、もともとの人口が多いせいもあってか、第一線で活躍する選手も多いですが、2012年現在のプロ野球の世界では「ベテラン」と言われる部類。
イチローも、いつしかその一人に。
そして、日本で7年アメリカMLBで10年と、17年続いた打率3割が途切れた昨年(.272)。
盗塁数こそ40盗塁と例年と同じ数字を残しましたが、「盗塁数こそ」という表現を使わなければいけないことに寂しさを感じた昨シーズンでした。
迎えた2012年も、ここまでの打率は.261(16盗塁)。
そして今回の移籍。

メジャー12年目での新天地、しかもヤンキースへの移籍は衝撃的でしたが、「移籍」そのものが直接的な話題となるのは今日までのこと。
今後は、活躍すれば賞賛を受け、低い成績しか残せなければ批難を浴びる。
今回の契約内容の詳細はわかりませんが、明日以降、球団が期待する働きを見せなければ、イチローといえども、来シーズン以降の在籍が保証されるわけではないところに、プロスポーツの厳しさを感じます。

なお、イチローより1学年下の黒田は、イチロー移籍初戦となった試合で10勝目を挙げ、チームのローテの一角を守る働き。
一方、その黒田と同学年で、2009年のワールドシリーズMVP、メジャー通算175本塁打(NPBで332本塁打)の松井秀喜は、.147 2本塁打という成績で、戦力外の可能性も報道されています。
また、同じく同学年で、MLBは通算で4年在籍した井口は、今年に入って指名打者にまわる試合が間々あるものの、レギュラー二塁手としてロッテの打線の中軸を担っています。
また、NPBを本拠としている選手を見てみると、イチローと同じ学年の三浦中村紀はそれぞれ勝利数・打率でリーグ3位の位置につけ「復活」といっていい活躍。
一方、小笠原は、7月の二軍戦で再び故障と、昨年よりさらに苦闘のシーズンとなっています。


話をイチローに戻して、この先、果たしてどういったプロ野球選手としてのキャリアを進んでいくのか。

もしかしたら、何年後かに日本球界復帰が現実的なものになる可能性もありますが、そのときは、一部マスコミで入団が報道がされたこともある巨人へは入ってほしくないのが正直な気持ち(球団の色を考えると、あまりイチローが入る必要性は感じない)。
巨人以外に可能性がある球団となると、出身地である中日、プロのキャリアをスタートさせたオリックスあたりかなと思いますが、「天然芝」というファクターを考えると、阪神、そしてまさかの広島入団(!)(それこそ黒田と一緒に)という姿も見てみたい気がします。

いずれにせよ、繰り返しになりますが、最後にもう一回。

輝くイチローを、もう一度見たい
by momiageyokohama | 2012-07-25 00:23 | 野球(全般) | Comments(0)

「読んだ方が野球をより好きになる記事」をという思いで、20年目に突入。横浜ファンですが、野球ファンの方ならどなたでも。時折、ボクシング等の記事も書きます。/お笑い・音楽関連の記事はこちら→http://agemomi2.exblog.jp/


by もみあげ魔神
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